TOEICという試験があります。
TOEICは、社会人の『ビジネスに特化した英語力』を公平に測定する指標として非常に人気があり、企業にお勤めのお父さんお母さんは勿論のこと、現在では下は高校生から上はおじいちゃんおばあちゃんまで受験する英語資格になっています。
TOEICは『合格』『不合格』といった形で結果が出るものではないので、資格ではないという考え方をする人もいますが、れっきとした資格として扱われます。TOEICは、ボーリングのようにスコアで実力が出ますので、履歴書にも『TOEIC〇〇点』というように記載するのです。
さて、『資格』という言葉を聞いて社会人の皆さんが意識するのはやはり『資格手当』でしょう。多くの企業では、基本給に加えて、業務に関連する資格や、業務で役立つ資格を取得すると『資格手当』や『報奨金』という形で現金が貰えることが多く存在します。
勿論、基本給に組み込まれて毎月の給料がアップするケースもあります。
例えば、不動産業界などでは『宅地建物取引士』所謂『宅建』が重宝されますので、この資格を取得することで基本給が増える会社というのは多く存在します。これと同様に、TOEICも資格奨励制度の対象となっているケースが非常に多く、様々な企業で取り入れられているのが現状です。
会社でTOEICを受験する機会があるんだけど、良い点を取ったら何かご褒美みたいなものってあるのかな?そういやウチの会社ってTOEICの資格手当があったはず。他の企業さんってどのくらい貰えるんだろう。。相場が知りたいな
こんな疑問を一気に解決していきたいと思います。
今回は、『TOEICの資格手当の企業相場とは!?超高額なあの企業もご紹介!!【今すぐ稼ぐべき】』というテーマでお話しさせて頂こうかと思います。自分が今の会社でもらっている額が多いのか少ないのか、ぜひ当記事を参考にしながら考えて頂けたらと思います。
また、高校生や大学生の皆さんに関しては、資格手当や報奨金といったワードにはなかなか馴染みが無いと思いますし、ピンと来ないと思います。そのような方は以下の記事が対象になります。
【楽単】TOEICで単位認定される大学をご紹介!単位のみならず奨励金が出るケースもあり、大学生のお小遣い稼ぎには最適です!!【一石二鳥】
大学生がTOEICを頑張れば、企業でTOEICを頑張る以上の『お小遣い稼ぎ』ができてしまうのです!英語ができるようになりつつ、お金も欲しい方はぜひ参考にして下さい。
ということで、今回の記事に関しては『社会人』にフォーカスを当て、世の中の企業の報奨金の実態を探っていきたいと思います。
- TOEICの報奨金の相場が知りたい方
- 英語力に関する企業側の狙いが知りたい方
- TOEICでお小遣い稼ぎをしようと考えている方
- お金をモチベーションに英語力を上げたい方
ではさっそく見ていきましょう!
企業における『TOEIC報奨金』導入の背景
まずは、企業における『TOEIC報奨金』導入の背景についてお話しましょう。
これからの日本国内は人口減少に伴う内需の低下により、市場を海外に移していく必要があるため、企業も積極的に海外進出を目論んでいます。従って、会社としては自分の所の社員を海外に送らなければいけないのですが、その為には英語力を示す客観的な指標が必要になってきます。
そこで登場するのが『TOEIC』です。今の日本国内の企業において、英語力を測る指標と言ったらダントツでTOEICです。会社としては何としても社員に良い点数を取得して欲しい為、昨今では一定のスコアを取得した人を対象に、報奨金という名の『ご褒美』を与えるようにしているのです。
大手ハウスメーカーの大和ハウスの人事グループ長は次のように語っています。
「内需の減少に伴って、近い将来の海外進出は必然で、その過程で英語が必要です。それに備えてTOEICに報奨金を出して英語力を高めようとしています。今は最初の一歩。全社員に11年度中にTOEICを受けてもらい、英語力を把握しようと考えています」(佐伯氏)
引用元:PRESIDENT Online 2011年4月号
大和ハウスに限ったことではありませんが、このように今の大企業では『来るべき未来に備え、社員の英語力を上げる』という信念に燃えていることがわかります。人間というのは、基本的に楽をしたがる生き物であり、何か報酬が無いと頑張らない傾向にあります。特に会社の中であればその傾向が顕著に出ます。
『どうせ俺が頑張っても給料は変わらない』
『英語力を上げた所で評価されない、それよりも社内政治の方がよっぽど大切だ』
そのように感じている社会人は多いように感じます。誰からも褒められず、給料が上がるわけでもなく、希望の部署に行けるわけでもない。そのような状態でひた向きに英語学習に取り組める人は少ないでしょう。そこで、企業としてもなんとかして社員の英語力を上げようと、一定のスコア取得者に対して報奨金を出すようになったのです。
もちろん、経営者としては、報奨金なんか出さなくても社員が頑張ってくれるのが一番ですが、世の中はそんなに甘くないということです。
TOEIC資格手当で一躍話題となったソフトバンクの100万円!
さて、この話題になると必ず登場するのが『ソフトバンク』という会社です。今の日本国内においてソフトバンクを知らないという人はあまりいないかと思いますが、この会社が昔TOEICの報奨金として100万円を出すとして一躍話題になりました。
2013年の日経新聞の記事から抜粋です。
ソフトバンクは海外で活躍する人材を育てるため、英語能力テスト「TOEIC」で高得点を取った社員を報奨する制度を月内にも始める。990点満点で900点以上なら100万円、800点以上なら30万円の一時金を一律支給する。昇格や採用の基準にTOEICを活用する企業はあるが、報奨金で英語学習を促すケースは珍しい。
引用元:日本経済新聞
これは社内で『TOEICインセンティブ』と呼ばれたものでした。すごいのは、何もソフトバンク本社のみならず、国内のグループ会社の社員が対象になっていたことです。5社の主要グループ全社員計約1万7000人が対象なのです。このTOEICインセンティブは、2013年1月に発表された期間限定の特別報奨金制度で、TOEICで900点以上取得した者になんと『100万円』を支給するというものでした。
まぁ当時の世の中も騒ぎになったものです。TOEICで頑張って900点を獲得すればなんと100万円が手に入るのですから!!
100万貰えるって普通に考えたらすごいよね〜
仮に900点が取得できなかったとしても、800点以上で30万ゲット。600点以上で社外の英語研修に関する受講料の補助が貰えたりしたのです。恐らくこれはスタディサプリやDMM英会話等の通信教育も対象になってくるでしょう。期限は2015年12月31日までの約3年間ということで、現在では終了しているものの、大企業のこの発表は英語学習業界並びに世のサラリーマン達に大きな衝撃を与えたのでした。
会社としては、何としても社員の英語力の底上げをしようという思惑でしょうが、これは従来の英語学習者にとってはまさに『棚からぼたもち』であったように思います。ただ、この発表前から頑張って英語学習をしており、既に800〜900点といった高得点に達してしまった人にとってはもはや遅すぎるキャンペーンであったのかもしれません。
いずれにせよ、このソフトバンクの特別報奨金制度は『頑張ったらご褒美あげる』という話ではなく、『3年間も時間を与えているのにTOEICで600すら取れないようでは困ります』という経営者層のメッセージであるということです。トータル的な視点で見ると、基本的な英語力すら無い人間はこの組織では活躍できないことを示唆していたのかもしれません。
TOEICの資格手当を導入している有名企業
それでは実際にTOEICの資格手当を導入している有名企業を見ていきましょう。世の中に会社は無数にありますが、その中でも比較的知名度が高い会社にフォーカスを当ててご紹介していこうと思います。
ソフトバンク
前述した通り、ソフトバンクでは、900点を取得すると100万円、800点以上で30万が貰えます(期間限定)。600点以上でも補助金が出るようで、英語学習者にとっては正に天国のような環境であると言えるでしょう。
一躍ニュースになったことでも有名です。現在の国内企業ではソフトバンクがダントツの高さで知られています。
大和ハウス工業
TOEIC600点で3万円、700点以上で5万円の報奨金。800点以上になると、語学習得の実費として上限10万円。900点以上になると海外旅行費としてなんと会社が20万円を負担してくれます。
『20万で英語圏のどこにいけんだよ!』という話はさておき、旅行にお金を出してくれるだけすごいと思いますし、無料で航空券が手に入ると思えばこれ以上のものは無いでしょう笑
950点以上になると社費での留学が検討されるようになります。社費留学に関しては、行けるのであれば是非行った方が良いというのが当サイトの見解です。いずれにせよ、TOEICで600点を取得するだけでサクッと3万円がゲットできるのですから、社員の方はすべからく取り組むべきであるように感じます。
レンゴー
TOEIC730点以上で10万円、860点以上で20万円、940点以上になると30万円の報奨金です。
報奨金が支給されるのが730点からということで、初心者にとっては最初の壁が大きかったりしますが、それでもかなりの高額報酬であると言えるでしょう。公式のAランクとなる860点以上を取得するのはなかなか大変ではありますが、730点であれば一定期間頑張ればセンス関係なく確実に到達できるポイントだと思います。
ソフトバンクに次ぐ金額の高さも魅力です。10万円入ったら何をしようかと考えるだけでウキウキしてきますね!笑
東京電力
TOEIC730点以上で5万円の報奨金が支給されます。
電力会社といった所謂インフラ業界でもTOEICが必要なのかと思われるかもしれませんが、意外と海外案件が多く存在するようです。これからの時代は例え電力会社であったとしても英語力が必要になることの証であると思います。
原発自体の製造はアメリカのGEがやっているようなので、そういう観点からやはり英語のできる人材というのは一定数欲しているのだと思います。
九州電力
TOEIC730点以上で3万円、860点以上で5万円の報奨金です。
東京電力に加え、九州電力でもこの金額が支給されます。860点でも5万円なので、もう少し高くしてあげても良いような気がするのですが、インフラ業界であることを考えるとお金がもらえるだけラッキーなのかもしれません。
マクドナルドHD
800点以上で3万円の報奨金。
みんな大好きマックでも報奨金が出ます。そもそも本家本元が米国ですから、社員はすべからく英語をやるべきなのかもしれません。中途採用でもTOEIC800以上の条件があったりするのがマックです。
ただ、スタバもそうですが、このような外食産業は店舗スタッフとコーポレート社員では全く給与体系も仕事内容も別ですので、店舗スタッフが英語力が必要かというとそういうわけではありません。
国内でハンバーガーを売るだけであれば、英語力など必要ないかもしれませんが、米国との連携や契約等のレベルの高い話になると、そこはやはり必要になってくるのでしょう。
帝国ホテル
TOEIC450〜595点で5000円、650〜745点で1万円、750点以上で2万円の報奨金。
嫌厭されがちなホテル業界では、恐らく一番待遇がまともであると囁かれている帝国ホテルです。私もホテル業界で勤務の経験がありますので業界については大体分かりますが、英語が必要なことは間違いありません。ただ、サービス業という業種はなかなか優秀な人間が集まりにくく(みんなやりたがらない)、結果として支給基準も下がっているように感じます。優秀な人間の流出は業界の課題でもあります。
私のいた会社では恐らく無かったので、報奨金があるだけ帝国ホテルは良いのでしょう。600〜645点を取得した人はどうなるんだというツッコミがありますが、真相は中の人にしか分かりません笑
450で5000円ということで、受験料も回収できないほどの値段ではありますが、腕試しにTOEICを受験してみようという人にとっては格安で受験できるということになりそうです(ただし私のように450も取れなかった場合は終わり)。
初受験は330点台だからね汗
大和システム開発
英検1級、またはTOEIC860点以上・英検準1級またはTOEIC730点以上で資格奨励金が支給されます。
TOEICにみならず、英検に対しても報奨金を支給していることから、『分かっている』会社であるように感じます。金額は明示されていないものの、150,000円〜600,000円ということで、非常に高額案件であるということです。
英検1級とTOEIC860を並べていますが、恐らく英検1級の方が難しいので、同じ金額であるのならばTOEICから攻めていくのが戦略的にも効率が良いと思います。
TDIグループ
英検2級、TOEIC500点以上、TOEFL iBT52点以上で50,000円の報奨金。英検1級、TOEIC730点以上、TOEFL iBT79点以上で100,000円の報奨金ということになっています。
この会社は非常に面白いです。英検・TOEIC・TOEFLに対して報奨金を設定していることから、まるで大学の資格取得奨励制度のような雰囲気を感じます。金額も10万円ということで、頑張った者にはそれなりの報いがあるということでしょう。
しかし、納得できないのは、英検1級とTOEIC730点を同一ランクに並べてしまっていることです。恐らくこの会社の人事はTOEICや英検に関して全くの無知であるというのを露呈してしまっている気がしますが大丈夫なのでしょうか。誰もがTOEIC枠でお金を獲得するでしょう。
大林組
TOEIC800点で5万円の報奨金。
大手ゼネコンです。私は建築関係には完全に疎いので全く業界のことは分かりませんが、これからの時代は建設業界でもTOEICが必要とされるようです。確かに、2020年の東京オリンピックでの会場の建設等で英語力が活躍する場面というのは多いのかもしれません。
シチズンHD
860点で5万円の報奨金。
シチズンのような国内メーカーになると、やはり海外需要というのはあるのでしょう。支給基準も高く、ある程度はできて当たり前といった社内文化があるような雰囲気が漂っています。国内メーカーも内需の減少に伴い、海外の消費者をターゲットにしてマーケティングを行っているからです。
このような企業では、やはり次でお話するように、TOEICが『アメ』というよりむしろ『ムチ』として使われているということなのでしょう。
現代のTOEIC資格手当はアメというよりムチに使われる
上記の例では、TOEICが『アメ』として使われる側面を見ていますが、現代においてTOEICは『アメ』というようりむしろ『ムチ』に使われることが多いように感じます。
具体的には、採用条件であったり、昇進条件としてTOEICのスコアを社員に課し、『そもそもそのスコアを取得できなければ採用もしないし、昇進もさせない』ということでムチ的な要素で使用しているケースや、何らかのスクリーニングの際の足切りとして用いていることが多くあります。
特にこの傾向が顕著に見られるのが『英語ができて当たり前の世界』である業種です。例えば、航空業界や旅行業界もそうですし、海外進出を考えているメーカーや総合商社等もここに当てはまり、外資系企業の日本支社に至っては言わずもがなであります。このトレンドは今後加速し、これからの時代において、TOEICのスコアに対してお金がもらえる企業というのは確実に少なくなってくるため、正に今が絶好のチャンスであるということです。
貰えるうちに貰っとけ!!
従って、これは企業による一種のキャンペーンであると捉え、期間内にできるだけ高得点を取り、享受すべきものはしっかりと享受しておくというのが得策だと思います。モチベーションが例えお金であろうと、自分の英語力が向上すればこれに越したことはないからです。
むしろ、綺麗事抜きに、大多数の人にとって一番のモチベーションになるのはお金かもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は『会社におけるTOEICの資格手当の相場とは!?超高額なあの企業もご紹介!!』というテーマでお話をさせて頂きました。皆さんの会社の報奨金として比較してどうでしょうか。今回ご紹介した企業は、世の中に無数にある会社のうち、ほんのごくわずかの例でしかありません。
もし、あなたが英語学習を頑張っており、自分の職場でこのような英語に関する報奨金制度が存在するのであれば、これを使わない手はないように感じます。英語を頑張って自分のためになるだけでなく、それでお金も貰えるのですから正に『一石二鳥』と言えるでしょう。
報奨金まで行かなくとも、福利厚生としてTOEICの受験料が年間で一定額支給されたりすることはあると思いますし、その他の英語学習に関する自己啓発の補助金を出してくれる所は多いと思います。従って、『自分の会社にはそんなの無い』と決めつけてしまうのではなく、まずは一度確認してみるのも一つの方法です。
英語学習のためには『自分が所属している会社をどんどん利用していく』という意識も大切かと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
【最後に】TOEICを頑張るあなたにオマケ情報!
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