詳細プロフィール
ミーンミンミンミンミー
ジージー、ジリジリジリジリ・・・
今年の夏はやけに暑い。
校庭の木々から聞こえてくるセミの鳴き声がうるさくて頭が痛くなる。
そういえば昨日も最高気温を更新したんだっけ。。
夏が好きだとは言え、いくらなんでも暑すぎやしないか。。。
帰り道は何のアイス買おうか・・・
最近クーリッシュの新しい味が出たんだよな
いや、しかしここまで暑いとやっぱりガリガリ君か・・
どうでもいい事を考えながら授業時間を潰す毎日。
早く終わらないかな・・
英語なんて謎の言語にしか見えない。
まるで意味不明な文字がひたすら横に羅列してあるようだ。
田舎で生まれ育ったボクにとって外国人でさえ見たことが無かった。
そんなボクが学校でいきなり英語を習いだしてできる訳がない。
” I am a boy.”
(私は、少年です)
先生の音読に続いてボクたちも復唱する。
いわゆる『りぴーとあふたーみー』というヤツだ。
こんなの絶対使う機会ない・・・
一回も使う前にボーイじゃ無くなりそう・・・
そんなことを考えているうちに、前の席の女の子がもう当てられている。
そうだ・・この授業では席順に先生が当ててくるんだった。
次はボクだ・・・
『ショーン、writeの過去形は?』
カコケイ・・・
なんか小テストでやったような気もするけど。。。
・・・・・・・・・・・・・・。
『お前は立ってろ!!』
教室中に響き渡る先生の大きな怒鳴り声。
シーン、と静まり返る教室。時が止まったようだ。
虚しく乾いたセミの鳴声だけが聞こえてくる。
ふと辺りを見渡すと誰もが教科書に向かってうつ向いている。
恐怖からか、顔を上げる者は誰一人としていない。
いつも一緒にいる仲間たちは、この時ばかりは助けてくれない。
そう、自分も怒られることがわかっているからだ。
なんで立たなきゃいけないんだよ泣・・・
『学校』というのは狭い狭い閉鎖社会だ。
その閉鎖社会で、『センセイ』という存在はヒエラルキーのトップに君臨している。
自分が生徒でいる以上、歯向かっても倍返しになるだけだ。。。
そう思い、ボクは仕方なく席を立った。
何度目だろうか。
これに何の意味があるんだろう。。
立ったら余計勉強ができなくなるじゃないか・・・
そんな虚しさを横目に、時計の針は一刻一刻と進んでいく。
相変わらず時間だけはマイペースだ。
徒に時間だけが過ぎ、起立している時間はまるで死んでいるかも同然だった。
立ってる間はやることなどない。
教科書を見るフリをして、実際は校庭で行われている部活の練習を眺めた。
滴り落ちる汗。
その時が過ぎるのをひたすらに耐え続けた。
キーンコーンカーンコーン
ようやく授業が終わりだ。
このチャイムが、ボクの着席が許される合図だった。
それは、地獄からの解放だった。
皆さま初めまして!
EARTHIANS英語学院を運営しているショーン(@EARTHIANS_SEAN)と申します。
プロフィールのイラストは、現在『いらすとや』さんより頂きました。
この度は、当サイト『EARTHIANS(アーシアンズ)』にお越しくださいましてありがとうございます!!
当サイトは『地球人として生きる』というコンセプトの元、英語学習を通してグローバル社会で活躍できる人材の養成や、TOEICをはじめ、リアルタイムで有益な情報の発信を行っている『総合英語学習サイト』になります。サイト名である、『EARHIANS(アーシアンズ)』というのは、『地球人』を意味する名詞変化の造語です。”musician”や”magician”と同じ原理です。
サイト名を『EARTHIANS(アーシアンズ=地球人)』とした理由は、これからの時代は、国籍や宗教・性別・年齢などに捉われず、誰もが国境を越え、地球に住む『地球人』としてグローバル活躍する社会が来ており、現在の地球の共通言語は『英語』であることから、英語学習を通して人生を豊かにしてほしい、地球人として全員に活躍して欲しいとの願いを込めております。
当サイトの概要については、こちらで詳しく書いてるので、興味を持って頂いた方はぜひお読み下さい。
まずは冒頭からのくだらない茶番、大変失礼致しました!汗
私は、元々英語が『大の苦手』でした。今でこそこんな英語学習サイトを運営しておりますが、外国人をこちらから探しても見つからないような都市郊外で生まれ育ち、中学校に入って義務教育として英語を勉強させられるまで、英語に触れたことなどほとんどありませんでした。巷で言うところの、いわゆる『純ジャパ(純粋なジャパニーズ)』ということになります。
数少ない英語学習体験と言えば、数年に一度小学校に『ALT』と呼ばれるネイティブの先生が来て、何やら英語を使ったゲームや言葉遊び等をしたくらいのもので、その時でさえ、『外国人の先生だ!』と先生が入室してくる前からザワザワしているような状態でした。帰国子女の方や、インターナショナルスクールに通っていたような方々からすれば、笑ってしまうような状況かもしれませんが、昔の田舎の小学校なんてそんなもんです笑
そんな状態でしたから、中学校に入学して英語学習をいきなりはじめたところで、当然のように勉強に付いていくことができず、それはそれは悪いものでした。冒頭のエピソードは、そんな管理人の学校生活における一瞬を切り取ったものです。今となっては考えられませんが、当時は生徒が分からないと『起立させる』という謎の教師がいたものでした(流石にこの時代にやってたらクレームですよね!)。
そんなこんなで、管理人は授業の度に回ってくる問題に正解できず、ずっと英語の時間は起立したまま学校生活を送っていました。当然英語ができるようにはならず、負のループでどんどん英語嫌いになっていったのです。
英語嫌いは大学生になるまで治ることはありませんでしたが、初めてのアルバイトで、スターバックスのお店で働いていた際に米Boeingから出張中の外国人夫婦に出逢いました。そのアメリカ人夫婦はシアトルの出身だったので、スタバにも馴染みがあり(※スターバックスはシアトル発祥のカフェで1号店が存在する)、毎日のように管理人のお店に来てくれました。
管理人は、その時に必死で英語で接客をして頑張ったのですが、とても優しくして頂き、最後には『出逢えて良かったよ』という言葉を頂けました。それをきっかけに『自分の英語が相手に伝わる楽しさ』『別言語で意思疎通を図る楽しさ』に目覚め、大人になってから『もう一度』英語を本気で頑張ってみようと思ったのです。その時、もう英語からはだいぶ離れていましたが、あの時の経験がなければきっと英語とは無縁の人生を送っていたと思います。
当サイトでは、自分自身の経験を活かし、少しでも英語学習に関して困っている人の助けになれるようなコンテンツ作りや情報発信を心掛けています。管理人自身も純ジャパであり、皆さん同様、生涯に渡って英語学習をして行かなければいけません。しかしながら、純ジャパであるからこそ、帰国子女には無い悩みが分かります。英語学習のステップアップの過程が分かります。全て自分の足で山を登っているからです。
今後、当サイトが英語学習者にとっての巨大なハブ空港となるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします^^
当サイトが全国の英語学者の力となれることを願ってやみません。
略歴
祖父母が中学校長と琴教師、母及び叔母も音大卒のピアノ教師という教育一家で育ち、幼少期から教育の尊さを知る。大学在学中より、Marriott(世界最大ホテルGP)で英語接客の研鑽を積む傍ら、個人事業としてビジネスパーソンや経営者、プロスポーツ選手などを中心に英語学習指導を行う。大学卒業後、アメリカに留学。帰国後は自身の経験を活かし大手英語コーチングスクールを2社経験後に独立。