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新型コロナウイルスは英語で何て言うの!?コロナ関連の英単語や専門家が使う英語表現をまとめて解説します【COVID-19】

皆さまこんにちは、管理人です。

新型コロナウイルスの影響が日に日に大きくなってきていますね。

新型コロナウイルスの猛威は英語学習業界にも押し寄せています。2020年4月3日現在、第248回と続く第249回TOEIC公開テストが新型コロナウイルス感染防止のために中止になったことは記憶に新しいかと思います。

英語学習メディアである当サイトにおいても、一報をお伝えしてきました。

TOEICが、このようなウイルスによって2回連続で中止になるという事態は前代未聞であり、多くの人が影響を受けているかと存じます。

新型コロナウイルスに関しては、2019年の終わり辺りからニュースになって取り上げられてはいましたが、このように、世界的な危機状況に陥ることは誰も想定しておらず、アメリカ大統領のトランプさんでさえ、余裕の発言をしていた程です。

コロナウイルスが、ただの『極東のウイルス』ではなくなった今、最も感染の広がりを見せているのは米国でしょう。アメリカで感染が広まり出した頃から世界の雰囲気が『これはヤバイ』といった感じになり、海外の一流メディアでも取り上げられるようになりました。

新型コロナウイルスが国際問題へと発展している今、外資系企業にお勤めの方を含め、多くの外国人とコロナに関してはコミュニケーションを計らなければならないケースが増えてきたと思われます。

そこで、今回は『新型コロナウイルスは英語で何て言うの!?コロナ関連の英単語や専門家が使う英語表現をまとめて解説します【COVID-19】』というテーマで、外国語でコミュニケーションが必要な際に知っておくと便利な表現や、新型コロナウイルスに関する英単語及び英語表現について解説していきたいと思います。

特に、海外のクライアントとお仕事をする機会の多いメーカー勤務の方や、海外営業部門に配属されている方などは、打ち合わせの際など、コロナに関する表現を頻繁に使用しなければならないことが今後予想されます。

本記事が皆さまのお役に立てれば幸甚です。

目次

英語における新型コロナウイルスの表現

『新型コロナウイルス』というのは、英語どのように表現するのでしょうか。

そもそも、新型コロナウイルスは、コロナウイルスと呼ばれるウイルスを介して感染する感染症のことです。コロナウイルス自体には、複数の種類があるのですが、ウイルス自体の型に関しては、種類があってそれぞれ異なります。

今回の新型コロナウイルスは、2019年に『新たに登場した』コロナウイルスのことです。コロナウイルスは、普通の風邪や重症急性呼吸器症候群の名で知られるSARS(Severe acute respiratory syndrome)などを引き起こすウイルスであることも知られています。

新型コロナの英語名は『coronavirus』

新型コロナウイルスの英語名は『coronavirus』と表現します。至ってそのままの表現ですが、これで大丈夫です。『Coronavirus Disease』と表現しても伝わるでしょう。

多くのテレビ局や報道機関が引用しているジョンホプキンス大学のサイトを訪問すると、実際にコロナウイルスがどのように英語で使われているかを確認することができます。

引用元:https://coronavirus.jhu.edu/map.html

ちなみに、上の引用元のジョンホプキンス大学のサイトはこちらです↓↓

リアルタイムでの感染者数のトラッキングに非常に便利です。主に、米国での感染者数が増加しているので、日本時間の朝に一気に増加する傾向にあります。

『a new coronavirus』という表現もあり

ブルームバーグ等のメディアや、普段の日常会話においては”coronavirus”ではなく、”a new coronavirus”という表現が使われることがあります。コロナウイルスには、いくつか型があるので、今までのコロナウイルスとは違う『今』のコロナウイルスについて言及したい時に使われます。『新しい』という表現を用いることによって、2019年に新しく登場したウイルスであるというニュアンスを伝えることができます。

しかしながら、昨今の状況においては、『コロナ』と言えば以前のコロナウイルスでもなんでもなく、『新型コロナウイルス』を指すに決まっていますから、普通に『coronavirus』という表現で十分であると思われます。

この”New”という表現が有効になってくるのは、今回のコロナが収束して、過去のことを指す場合でしょう。また、今後は”The coronavirus”という表現を用いることによって、今回の歴史的なパンデミックを表現できるようになると感じます。

“the”という定冠詞は、既知の事実に関して使うというのが定説ですが、今回のように『コロナ』と言えば『あ〜、昔あったあのコロナね』という状況にきっとなりますので、その時は”The Corona”で全て通じるようになるでしょう。

新型コロナウイルスの由来と陽性・陰性を英語で

この『コロナ』という表現はどこからきているのでしょうか。英語で”coronavirus”と表現することはお分かり頂けたかと思いますが、この『コロナ』という表現は英語なのでしょうか。

コロナという名前はどこから来た?

実は新型コロナウイルスの名前は『ウイルスの形』に由来しているものなのです。テレビやネットでもその形が有名になっていますが、コロナウイルスはボールのような丸い形をしており、表面には小さな突起がたくさんくっついています。新型コロナウイルスは、ギリシャ語の『corona』が名前の由来と言われているのですが、ギリシャ語の『corona』は王冠」などを意味する言葉です。

突起の付いたこの形が、王冠や太陽のコロナに似ているという理由から『coronavirus』という名前が付けられました。証拠に、英語でコロナと言えば、『太陽のコロナ』を指すのが一般的です(※今後は新型コロナウイルスを指す可能性も十分にあります)。

corona (Latin for ‘crown’, in turn derived from Ancient Greek κορώνηkorṓnē, ‘garland, wreath’) is an aura of plasma that surrounds the Sun and other stars. The Sun’s corona extends millions of kilometres into outer space and is most easily seen during a total solar eclipse, but it is also observable with a coronagraph. Spectroscopy measurements indicate strong ionization in the corona and a plasma temperature in excess of 1000000 kelvin, much hotter than the surface of the Sun.

引用元:Wikipedia 『corona』

このように、最初からコロナという英語があったわけではないのです。

新型コロナウイルスの陽性・陰性

連日のテレビ番組の報道やニュース等で盛んに報道されていますが、新型コロナウイルスに感染しているか否かを判断するときは『PCR検査』というものを行います。

新型コロナウイルスの検査を英語で表すときは、『coronavirus testing』や『diagnostic test』などの表現を使用します。検査の結果が陽性の場合はpositive』、陰性の場合は『negative』と表現します。

英語で新型コロナを表す『COVID-19』とは

それでは、新型コロナを表現する『COVID-19』とは一体何なのでしょうか。

COVID-19というのは、実は英語ではありません。言ってしまえば『造語』ということになります。COVID-19は『コロナ(Corona)』『ウイルス(Virus)』『病気(Disease)』という単語と、この病気がWHOに報告された『2019年』の組み合わせで構成されている造語です。

このような世界的に流行するウイルスの場合、大抵は混乱を防いだり、世界な情報が世界に発信されるためにも、そのウイルスの『名前』が付けられることになります。WHOが命名を行なっています。

世界保健機関(WHO)は11日、中国を中心に流行している新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19」に決定したと発表した。これまで使われていた「コロナウイルス」という単語はこの病気が属するウイルス群の名称で、病気そのものを指してはいなかった。研究者らは、混乱や特定の集団または国に汚名を着せることを避けるため、正式名称を決めるよう求めていた。一方、この新型ウイルス自体の名前は、国際ウイルス分類委員会(ICTV)によって「SARS-CoV-2」と名付けられている。

引用元:BBC

このように、ウイルスの正式名称を決定することは結構重要だそうです。

従って、日本では『新型コロナウイルス』で統一されていますが、英語圏等の海外サイトで検索を行う時はCOVID-19で検索した方がいいかもしれません。知らないと『何のこと!?』となってしまいがちなので注意しておきましょう。

英語で新型コロナウイルスの症状を表現しよう

新型コロナウイルスに感染すると様々な症状が現れるといいます。基本的にインフルエンザと同様の症状と言われていますが、コメディアンの志村けんも亡くなってしまったように、新型コロナウイルスに感染すると肺炎が重症化する可能性が高いということで、一層の注意が必要です。

現在は、海外渡航がほとんどの国で中止勧告が出ており、米国等もビザの発給を一切おこなっておりませんので、お医者さんに『英語で症状を伝える』ということはまず無いかと思いますが、英語のニュースを見たりした際に非常に役立つ表現をピックアップしてご紹介します。

お医者さんは、大抵は『What are your symptoms?』といった英語で質問をしてくると思います。

発熱

熱(fever)は、新型コロナウイルスの症状のひとつに挙げられます。厚生労働省も、新型コロナウイルスの医療機関受診におけるガイドラインで、37.5℃以上の熱が続く場合を公表していました。熱と共に、だるさや倦怠感を訴える場合が多いようです。

熱がある場合ですが、

I have a fever.

などの表現をするのが一般的です。

重要なことですが、ここでは37.5℃としていますが、平熱が低い人の場合は37.0℃であったとしてもガイドラインの症状に該当する可能性があります。従って、常に自分の平熱を知っておくと共に、体温の計測が大事になってくると言えるでしょう。

喉の痛み

喉の炎症(sore throat)も、新型コロナウイルスの代表的な症状と言えます。喉が痛いときや違和感があるときは、

I have a sore throat.

と伝えましょう。お分かり頂けたと思いますが、基本的に医療における『症状関係全般』は”I have”で表現されます。『私は熱を持っている』という表現は、日本人からすると少し不思議な感覚もしますが、英語というのは、『自分を客観的に見る』言語です。詳しくはこちら。

意外と症状を訴えることは簡単です。

咳(cough)は新型コロナウイルスのみならず、インフルエンザや普通の風邪でも発症する一般的な症状です。咳が出ることを伝える場合は、

I have a cough.

でOKです。

このようになんでも『アイハブ』で表現していきましょう。

息切れ

今回の新型コロナウイルスの大きな特徴として、呼吸器官系の症状が出やすいということが挙げられます。基礎疾患を持っている人は重症化しやすいというのもこれが原因です。先日亡くなった志村けんさんに関しても、2016年に一回肺炎を患っていたとのことで、さらなる肺炎に肺が耐えられなかったことになります。

息切れ(shortness of breath)の症状がある時は、

I get short of breath.

と表現します。

しかしながら、息切れというのは、お医者さんは見ればその場で分かりますので、あえて息切れしてることを伝える必要は無いのかもしれません。

肺炎

先ほども述べたように、今回のウイルスに関して危惧されているのが、重症化すると重い肺炎にかかることです。

肺炎はpneumonia)と表現します。肺炎という単語に関しては、大学受験や英検でも頻繁に出てくる単語でして、主に医療系のテーマで登場することから、医学部受験生を中心に、高校生でも知っている単語かと思います。

この単語の厄介なところは、発音が少しトリッキーなところです。綴りはpから始まっているものの、この『p』の音は発音しません。発音記号を見ると、アメリカ英語ではnuːmóuniə 、イギリス英語では njuːmóuniəと表記しますので、実際の発音では『ヌゥモゥニア』のような感じで発音します。

肺炎かどうかはお医者さんが判断することなので、諸々の症状を伝えて、あとはお医者さんに任せましょう。

新型コロナウイルス対策に関連する英単語

新型コロナウイルスの対策では、日常生活で気を付けなければならないことがいろいろあります。感染を防ぐための予防策は、『infection control』などの表現で表されます。家庭や学校、職場などでできることの英語表現と使用例を、少し紹介してみましょう。

マスク

まずはマスクです。単純にマスクをするだけでは、予防には効果が無いという声もありますが、『人に移さない』という観点からはマスクは非常に重要な意味を持ってきます。

マスクは普通に”mask”と表現します。しかしながら、通常、欧米では『マスクをする』という習慣があまりありません。従って、マスクというと普通は『仮面のマスク』を意味することになります。つまり、今のニューヨークのような、アメリカ人が皆マスクをしているといった状況はかなり異常な状況であることが分かります。

ちなみに、よくテレビでも言われるサージカルマスクですが、意味は、サージカル(surgical)『外科の、手術の』という意味で、広義でのサージカルマスクは、主に医療現場もしくは医療用に使用されるマスクを指しています。

手洗い

手洗いも新型コロナウイルスの感染を防ぐ基本的な方法のひとつです。手を洗うことは、英語で“wash one’s hands”です。手洗いは、ある程度の長さで行わないと意味がありません。新型コロナウイルス対策では、20秒間の手洗いをすると良いとされています。

ここで重要なことは『hand』ではなく『hands』というように、複数形になっていることです。何故ならば、手を洗う時は『左手だけ』や『右手だけ』のように片方だけ洗うのではありません。必ず両手を洗います。そういった理由から絶対に複数形を用いるようにしましょう。

これは握手をするという表現の時に複数形を使うのと同じ概念です。

うがい

うがい(gargle)もウイルス対策には必要なものの一つです。日本語でうがいと言えば『ガラガラー』という音を立てたうがいを言いますが、そのようなうがいを英語で“gargle”と言います。

I gargled with water.

こんな感じで使用します。それに対して“mouth wash”という表現もありますが、こちらはうがいというより『お口クチュクチュ』といった感じです。実際にマウスウォッシュは、英語では『口内洗浄液』と『うがい薬』といった意味でも使用されています。

消毒

アルコール消毒のことです。

アルコールを使った消毒も、推奨されている新型コロナウイルスの予防策です。消毒するという表現は、英語では“disinfect”“sterilize”などの表現を用います。

消毒薬は”disinfectant”と言います。お店などで消毒薬を使いたいときは

Do you have disinfectants?

というようにお店の方に聞けば大丈夫でしょう。

新型コロナウイルス関連の時事用語

新型コロナウイルスが流行してからは、テレビやニュースを始め、我々が頻繁に効く時事用語があります。専門外の人間からすると『何のこっちゃ』となりがちですが、この機会にしっかり知識を身に付けておくと後々便利でしょう。

代表的なコロナウイルスに関する時事用語と英語表現は以下になります。

エンデミック(endemic)

エンデミック(endemic)というのは、後に解説するパンデミック(pandemic)の前の段階のことです。医療や公衆衛生上の単語で、ある感染症が、一定の地域に一定の罹患率で、もしくは一定の季節に繰り返し発生することを言います。

エピデミックよりも狭い範囲で比較的緩やかに広がり、予測の範囲を超えない状態です。この段階ではまだ感染の拡大は止められます。

パンデミック(pandemic)

今回の新型コロナウイルスのように、感染症が世界各国に広がっている現象は、パンデミック(pandemic)と表現されます。WHOがやたらこの言葉を使いたがっていませんでしたが、それだけ影響力のある言葉です。

パンデミックは早々あることではないので、これが発生すると世界中に多大な影響を及ぼします。それと同時に、終わってからも歴史的事実としてその事態が残ることが多いです。

濃厚接触者(a close contact)

ウイルスの感染者と一定の環境下で接触した人は、濃厚接触者(a close contact)と呼ばれます。日本でも『濃厚接触』という単語が使われ始めた当時は、何を持って『濃厚』とするのかということを誰もが思ったことでしょう。濃厚接触という表現がわかりにくいですが、英語で“close contact”と表現すると非常にわかりやすいですね。近距離での接触であることがよく分かります。

濃厚接触者に関しては、期間を決めて隔離をし、感染していないかどうかを確かめる必要があります。実際に海外からの帰国者等に行われているのがこれです。『隔離する』は、英語では“isolate”“quarantine”などをしようします。

I am in isolation myself now. (今、自主隔離中です。)

こんな感じで使えます。

オーバーシュート(overshoot)

『オーバーシュート』この言葉を専門家会議で何回聞かされたか分かりません。

意外ですが、このオーバーシュートという言葉は公衆衛生学の言葉ではなく、金融業界の言葉になります。ほんの数週間前まではオーバーシュートはヘルス関連の言葉ではなかったのですが、専門家たちが盛んに使うので一気にコロナワードとなりました。

英語の“overshoot”『(的を)外す』『(停止線などを)行き過ぎる』『(予定額や割当を)超過する』という意味があります。つまり、本来の意味から考えれば、行き過ぎた株価の変動を表す単語です。

今回の新型コロナでは『爆発的感染』の意味で使われています。

飛沫感染(droplet infection)

飛沫感染は、英語では“droplet infection”と表現されます。

この辺りになってくると専門用語になってくるので覚える必要は無く、その都度辞書で調べて解決すれば良いように思えます。

ロックダウン(lockdown)

ロックダウンは、英語の“lockdown”からきている言葉です。

今回の新型コロナウイルスの場合は『都市封鎖』という意味合いで使われており、ロックダウンをかけることで、具体的には『対象エリアの住民の活動を制限する』などの外出禁止にすることができます。

緊急事態宣言と海外で行われているロックダウンは必ずしも同義ではないので、そこは要注意です。緊急事態宣言そのものには、海外のロックダウンほどの強制力はありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は『新型コロナウイルスは英語で何て言うの!?コロナ関連の英単語や専門家が使う英語表現をまとめて解説します【COVID-19】』というテーマでお話をさせて頂きました。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、少しでも情報を集めようと思ったら、海外の英語圏サイトにアクセスすることが必須になってきます。ということは、ある程度英語の知識が無いと世界の最新情報を集めることができないということです。ここに挙げた単語だけ知っておけば英文が読めるというわけではありませんが、これから専門家の記者会見や最新のニュースといった情報を仕入れた時にきっと役に立つかと思われます。

海外のサイト等を見ていると、やはり専門的な用語(医学用語等)が多くなってくるので、なかなか全てを把握することはできませんが、あまりにもマイナーな単語等に関しては、その都度検索をかけるなり、辞書を引くなどしてリアルタイムで覚えていくのがベストかと感じます。

なかなか先の見通しが立たない状態ではありますが、今後とも英語学習を頑張っていきましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

学生時代には英検5級すら落ちる壊滅的な英語力だったものの、Starbucks勤務時代に出逢った米国人夫妻をきっかけに完全独学で英語学習を再開し、TOEICも550点以上のUPに成功。コーチングやレッスンのご依頼は、学院公式HPもしくはお問合せよりお待ちしております。

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