留学したいみなさんこんにちは!
カナダのバンクーバーは、人気の高い留学先の1つです。

留学先をどこにしようか迷ってる…



カナダに興味があるけど、どの都市にしようか悩み中



バンクーバー留学について詳しく知りたいな!
と考えている人のために、バンクーバーに留学経験があり現在カナダ4年目の私が以下のことを紹介していきます。
- バンクーバーの基本情報
- バンクーバーでできる留学プログラム
- バンクーバー留学のメリット・デメリット
- バンクーバー留学の体験談
知らない土地、知らない人だらけの留学は楽しいけれどやはり緊張するものです。
留学先の都市がどんなところなのかあらかじめチェックしておくことで、少しでも不安が和らぐのではないでしょうか?
そこでこの記事では、バンクーバー留学が気になる!という方へ向け、
『まるわかりバンクーバー留学!おすすめ理由やメリット・デメリットを経験者が紹介』というテーマでバンクーバー留学のあれこれを徹底解説していきます!
それでは早速みていきましょう。


バンクーバーってどんなとこ?意外と知らない基本情報
まずはバンクーバーの基本情報について紹介していきます。



バンクーバーって名前はよく聞くけどどこにあるの?カナダだし絶対寒いよね?
バンクーバーはカナダの西海岸に位置する都市で、ブリティッシュコロンビア州に属しています。
「カナダ=寒い」というイメージがありますが、実はバンクーバーでは気温が氷点下になることは珍しく、冬でもあまり雪は降りません。
過去には冬季オリンピックが開催されたことがあるほか、『マン・オブ・スティール』や『ビッグ・アイズ』といった数々の映画のロケ地としても知られています。
バンクーバー基本情報 | |
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場所 | カナダの西海岸、ブリティッシュコロンビア州に位置する都市です。 日本からは飛行機で9~10時間ほどで行くことができます。 |
日本との時差 | サマータイム時:日本が16時間進んでいる サマータイム以外:日本が17時間進んでいる |
街・人の雰囲気 | 電車(スカイトレイン)、バス、シーバスなど公共交通機関が発達しています。 ダウンタウンは高層ビルが立ち並ぶ大都市ですが、海や山といった自然も豊富です。 フレンドリーな人が多く、留学生や移民の数も多いです。 |
天気 | 日本と同じく四季がありますが、11月~4月に長い雨季があります。そのため冬でも雪が少ないのが特徴です。 5月~10月は暖かく晴れた日が続きます。 |
気温 | 年間平均気温は10℃~11℃ほどで、冬でも氷点下を下回る日は少ないです。 夏でも最高気温が26℃ほどで、日本のように30℃を超えることはまずありません。 |
治安 | 英国の政治経済誌エコノミストが発表した『The world’s most liveable cities 2024(The Global Liveability Index)』のランキング(世界で最も住みやすい都市2024)では、バンクーバーは7位にランクインしています(大阪が9位)。 その利便性から暮らしやすさはあるものの、ホームレスが多く、犯罪発生率は日本よりも高い傾向にあります。 実際に日本人が犯罪に巻き込まれる例も少なくないので、油断は禁物です。 |
公用語 | カナダは英語とフランス語が公用語です。 バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では主に英語が話されているので、フランス語が話せる必要はありません。 |
バンクーバーでできる主な留学プログラム


「留学」と一言で言っても、英語の勉強をするもの、現地で働くもの、専門的な勉強をするものなど様々です。
というわけでまずは、バンクーバーでできる留学プログラムにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう!



語学学校やカレッジの多いバンクーバーでは、留学できるプログラムの選択肢が多いのも人気の理由です♪
語学留学
まずは留学の定番、語学留学。1週間といった短期の留学から、半年以上の長期留学まで期間は様々です。
バンクーバーのダウンタウンにはたくさんの語学学校が集まっており、学校の種類が豊富なのも選択肢が多くて嬉しいポイントです。
世界中から人の集まるバンクーバーでは、語学学校で世界中に友達を作ることも夢ではありません。
Coop留学
カナダ独自の留学プログラムとして人気が高いCoop(コープ)留学。
Coop留学で勉強するのは英語ではなく、マーケティングやマネジメントなど専門的な分野の勉強をしながら有給のインターンシップができるのが特徴です。
Coop前半:週に座学20時間+就労20時間
Coop後半:有給インターンシップ40時間



収入を得ながら留学できる点が人気のポイント。社会人留学生も多い。
Coop留学は最短で8カ月からプログラムに参加可能です。ビザの取得回数に制限がなく、また年齢制限もありません。
ワーキングホリデー
海外留学のもう1つの定番、ワーキングホリデー。カナダのワーホリビザの期限は1年間です。
18歳~30歳までなら、ワーホリ提携国1カ国につき1回まで誰でも参加することが可能です。ワーホリの場合、カナダでは半年までなら語学学校に通うことも可能です。



ワーホリでは語学の勉強、就労、観光など自分次第で何でもできるのが魅力!
飲食店やオフィスが多く仕事の機会に恵まれているバンクーバーは、ワーホリにおすすめの都市の1つです。
大学・カレッジ留学(進学)
バンクーバーは教育水準が高く質もいいことで知られています。高い英語力と費用が必要となりますが、バンクーバーの大学の多くが世界中から学生を受け入れています。
バンクーバーにはカナダ国内でもトップ3に入る名門大学、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)があります。他にもカナダ国内の大学ランキング上位に位置するSFU(サイモンフレーザー大学)、大学編入プログラムが充実しているLangara College(ランガラ・カレッジ)など様々な質の高い大学が充実しています。
バンクーバー留学が人気な理由は?メリットを紹介


では、バンクーバー留学はなぜ人気があるのでしょうか?



私自身バンクーバーでたくさんの日本人留学生を見かけるので、バンクーバーに留学に来る人の多さを実感しています。
ここでは、そんなバンクーバー留学のメリットを紹介していきます。
メリット①冬でも雪が少ない温暖な気候
バンクーバーはカナダのなかでもかなり温暖な気候です。雪が降るのは年に1,2回程度で、気温がマイナスになる日もかなり少ないという特徴があります。



私は一度-9度を経験しましたが、かなり珍しいことだったようです。私は名古屋の出身ですが、冬は名古屋の天気とそんなに変わらない感じです。
さらに夏でも気温は20~26℃程度で、暑くなるものの朝晩は涼しいとても快適な気候です。日差しが強いので体感の気温はこれよりも暑くなります。
一年を通して四季がはっきり分かれているのも日本と似ており暮らしやすいでしょう。
雪が苦手…寒すぎるのはちょっと…という方はバンクーバーはおすすめです。
メリット②留学生や移民が多くフレンドリーな人が多い
カナダの統計局の2021年の発表(Focus on Geography Series, 2021 Census – Vancouver (Census metropolitan area))によると、バンクーバーの人口の41.8%にあたる1,089,180人が移民であるとされています。
さらにバンクーバーでは留学生の数も多いため、英語を第一言語としない人が多く暮らしています。そのためみなそれぞれのアクセントで英語を話しており、英語が苦手な人にも寛容な雰囲気があるように感じます。
様々な国のレストランやスーパーが立ち並び、様々な国の人と出会うことができるバンクーバーは、異文化交流にもってこいの場所と言えるでしょう。
メリット③都市と自然が融合した暮らしやすい街
バンクーバーのダウンタウンは高いビルがそびえたちレストランやショッピングモールが並ぶ、まさに大都会です。
しかしそこから少し足をのばせば、広大な海、ビーチ、山、湖といった大自然に触れることができます。



ダウンタウンから歩いて行ける距離にビーチがたくさん!ノースバンクーバーではカヤックやSUPといったアクティビティもできる。
そう、自然が好きだけど、やっぱり都会が住みやすい…という欲張りさんでも大満足できる街なのです。
さらに、数多くの有名観光地があるため留学中に遊びに行ける場所も多数!バンクーバーアクアリウムやサイエンスワールドなど、滞在中は観光も思い切り楽しめちゃいます。
メリット④日本食に困らない
先述の通りバンクーバーには様々な国から人が来ているため、多国籍なレストランやスーパーが豊富にあります。
もちろん日本も例外ではなく、アジア系スーパーやジャパニーズレストランは街の至る所にあるといっても過言ではありません。



日本食が無いと生きていけない私でもまったく不自由しませんでした!
納豆やみりん、温泉卵、鍋の素、冷凍うどんなど、「こんなものまで手に入るの!?」というものばかりです。食事が心配…という人でも安心して暮らすことができますよ。
バンクーバー留学の知っておきたいデメリット


ここまでメリットを紹介してきましたが、どんなものでもデメリットがあるものです。
続いてはあらかじめ知っておきたいバンクーバー留学のデメリットを紹介していきます。
デメリット①物価・家賃が高い
バンクーバーはカナダのなかでも特に物価が高いことで知られています。
家賃 | シェアハウス:$650~$1,200 アパートの一室:$2,000~ |
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卵(12個) | 約$4.50~$8.00 |
食パン(570g) | 約$2.00~$5.00 |
ビックマック(単品) | 約$5.99 |
ラーメン一杯 | 約$16.00~$25.00 |
外食時にはチップも支払う必要があるので、節約したい場合は外食を控えるほうがいいでしょう。



二人でちょっと外食してお会計100ドル(約1万円越え)なんてことも珍しくない世界!
デメリット②日本人の数が多い
留学先として人気が高い=日本人が多いということでもあります。バンクーバーを歩いていればあちこちで日本語が聞こえてくるほど、日本人の数はかなり多いです。



私の通っていたカレッジも日本人だらけだった!ジャパニーズレストランも多く、同僚にも日本人が多かった。
完全な英語環境に身を置きたい!
日本人ができるだけ少ないほうがいい!
という方は、バンクーバーは少し物足りないかもしれません。



日本人が多いと、いざというときの安心感はあるけどね。
デメリット③雨季は雨が連日続く
バンクーバーでは11月~4月ごろまで雨の降り続く雨季となります。その雨の多さは“Raincouver(レインクーバー)”と称されているほど。
そう、バンクーバーは雪が降らない代わりに雨が非常に多いのです!



雨を取るか雪を取るか…って感じ。本当に1週間連続雨ということも珍しくなく、気分が落ち込む…。
バンクーバーに行く際は、防水加工の靴やレインコートといった雨対策グッズは欠かせません。
デメリット④大麻が合法!薬物中毒者の数は少なくない
カナダでは大麻が合法です。街を歩いていても大麻ショップがそこら中にあり、道端で大麻を吸っている人もたくさんます。



日本じゃあり得ない光景。カナダに来たら大麻の匂いは覚えて帰ることになる…。
友だちのパーティーに誘われていったらみんな大麻を吸っていたなんてことも珍しくありません。留学生のみなさんは、誘われてもしっかり断ることが大切です。
さらに、大麻以外の違法ドラッグに手を出している人の数も少なくありません。薬物中毒者や路上生活者の数はとても多いので、街を歩く際は注意が必要です。



私の職場でも、変な人が入ってきて客にどなったり店内をうろうろされたりということがありました。挙動のおかしい人には近づいてはいけない…。
バンクーバーでCoop留学をした筆者の赤裸々体験談


この記事を書く私は2021年9月から1年間バンクーバーでCoop留学をしていました。
ここではその時の体験談を具体的にシェアします!
【まとめ】暮らしやすくて楽しいバンクーバーは留学先としておすすめ!


というわけで、『まるわかりバンクーバー留学!おすすめ理由やメリット・デメリットを経験者が紹介』というテーマで記事を書いてきました。
留学先を決める際は、メリットはもちろん、デメリットについてもしっかりと調べたうえで渡航先を決定することが大切です。
そのうえでバンクーバー留学は、
- 生活しやすい便利な都市に住みたい人
- 日本食がないと生きていけない!という人
- 日本人が多少多くても気にならない人
- 様々な国の友達を作り、たくさんの文化に触れたい人
- 自然・都会のどちらも楽しみたい人
という人に特におすすめだと思います。
気候が温暖で自然あふれるバンクーバーで、ぜひ留学を楽しんでみてはいかがでしょうか?
みなさんの留学を応援しています。