英語を勉強したい!と思ったときに、真っ先に思いつくのはオンライン英会話なのではないでしょうか?
オンライン英会話はいつでもどこでもオンラインで英会話レッスンを受けることができ非常に気軽で簡単である反面、その効果については懐疑的な声も見られます。

オンライン英会話を続けているけど話せるようになった実感がない…。



オンライン英会話をしていても話せるようになる気がしない…。
という人も、少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、カナダ在住の現役オンライン英会話講師である私が『オンライン英会話で話せるようにならないのはなぜ?現役英会話講師が効果的な対策を紹介』というテーマで以下のことを紹介していきます。
- オンライン英会話で話せるようにならない理由
- オンライン英会話がおすすめの人
- オンライン英会話をおすすめしない理由!?
- オンライン英会話で得られる効果
- オンライン英会話を効果的に使うための対処法
- オンライン英会話を続けた結果
それでは早速見ていきましょう!
オンライン英会話で話せるようにならない理由は?1年経っても上達しない人へ


オンライン英会話は、普段なかなか英語を話す機会のない人が英語を練習するうえでとても便利なツールです。
とはいえ、1年経っても全然話せるようになっている気がしない…と感じる人も意外と多いのもまた事実。
なぜ英会話をしているのに、英語が伸びないのでしょうか?まずはその理由を知って、今後の学習に役立てていきましょう。
英語の基礎文法のインプットが足りていない



英語の勉強をやり直したい!とりあえずオンライン英会話に登録しよう!
というのは実はあまりおすすめしません。なぜなら、実際に英語で会話をするにはまず最低限の文法知識が不可欠だからです。
英語の文章の組み立て方すらよくわかっていない
英単語もほとんど知らない
という状態であれば、英会話レッスンを受ける準備が整っていません。講師の言っていることが理解できない、何も話すことができないという状態では英会話レッスンの効果は薄いでしょう。
英語の文法や単語は、自宅で参考書やウェブサイトを使って1人でも勉強することができます。レッスンにお金を費やす前に、まずは自分で勉強を始めてみましょう。



アメリカの国務省が発表しているデータ『Foreign Language Training – United States Department of State』によると、英語のネイティブスピーカーが日本語を習得するのに2,200時間必要とされています。
日本人が英語を習得するのも、同程度の時間がかかると思うと、インプットに長い時間を費やすことが必要だということがわかると思います。
たくさんインプットしたとしても、忘れてしまったり緊張してしまったりして実際の英会話で発揮できる実力はその半分程度です。侮るなかれ教科書。インプットに使う時間は多ければ多いほどいいのです。
英語に触れている時間が圧倒的に少ない
日本にいるとなかなか、「英語を話さなければいけない」という状況はまずないのではないかと思います。英語に触れる時間が少なければ少ないほど、英語の伸びは低くなります。



日本にいる以上英語環境を作り出すのは難しいけどね…。
意識的に英語を読む、聞く、話す時間を多く取るようにし、オンライン英会話以外の時間も英語に触れる時間を積極的に作らなければ、なかなか英語脳は育っていかないでしょう。
もしオンライン英会話だけが英語に触れる場なのであれば、他の時間でも英語に触れられるように勉強時間を確保してみましょう。
リスニングの練習をしていない
英会話レッスンでは、まずは講師の話すことを聞き取る必要があります。質問を聞き取って理解することが、英会話の第一歩です。
教科書で文法を勉強したりフレーズを覚えたりすることは得意でも、リスニングの勉強は少し面倒でやっていない…という人も多いのではないでしょうか?
リスニングをすることは単に耳を鍛えるだけでなく、よく使うフレーズを覚えたり英語のリズムを身に着けたりすることでスピーキングに直結する非常に重要な勉強となります。
いつまで経っても英語の音に慣れない…という人は、リスニング練習が足りていないことが多いように感じます。



聞き流すだけでなく、集中して聴き取ることが大事!発音も上手になるよ!
いつも同じ話ばかりをしてしまう
オンライン英会話でフリートークをしていると、いつも自己紹介、仕事の話、趣味の話、海外旅行経験といった同じ偏った話をしてしまいがちではないでしょうか。
“フリートーク”は自然な英会話が練習できて良いように感じますが、毎回同じ話を繰り返すことが多く、
「その話題に関してはもう覚えてしまって難なく話せるが他の話題に対応できない」「同じ話ばかりでつまらない」
という状況になるかもしれません。



私が生徒として英会話レッスンを受ける際、「カナダに住んでいる」ことを伝えると常にカルチャーショックについての質問をされます。正直もうその質問は飽きた…。
返事が短すぎる、長く話そうとしない
講師から質問をされた際に、“Yes, No”だけで返事を終わらせていませんか?
例えば、「チョコレート好き?」と聞かれたときに、「はい。」だけで終わらせてしまっては勿体ありません。
「チョコレートは好きだけどダイエット中だから控えている」「チョコレートはあんまり好きじゃないけど、アイスクリームは好き」など会話を膨らませる努力をしましょう。



「講師が会話を膨らませるべき」という受け身の姿勢はNG。友達と会話をするときのように相手にも質問をしたり自分の意見を述べたりして、一問一答状態にならないように!
英会話がある程度できるようになってきたときに苦戦するのが、「長文が話せない」ということです。オンラインレッスンでゆっくりでもいいので長い文章を話す練習をしなければ、なかなか慣れることができないでしょう。
レッスンの質は講師の質にも依存する
こちらは生徒側ではどうにもならない問題ですが、レッスンの質は講師の質に依存します。
オンライン英会話の講師は全員がプロというわけではなく、「ただ英語を話せる」という理由だけでアルバイト感覚で行っている人も多いです。



私も、明らかにやる気のない人、フリートークなのにあらかじめ用意してある質問を順番に読み上げるだけの人、英語力が明らかに不足している人などいまいちな講師にもたくさん出会ってきました。
いい講師に出会えないと、効果的に英語を学習することが難しくなるかもしれません。
オンライン英会話は初心者にもおすすめ?目的別おすすめする人・しない人
オンライン英会話はどんな人におすすめなのでしょうか?



英語を教えていると、この人はまだ英会話をする段階に達していないかも…と思うケースもあります。その一方で、この人は目的を持って効率よく英語力を伸ばしているなと感じるケースもあるのです。
ここではオンライン英会話をおすすめする人・しない人を個人的な経験をもとに紹介します。
オンライン英会話はこんな人にはおすすめしないかも!
- 中学校で学んだ英語の知識をほとんど忘れてしまっている人
- 中学英語の文法すらまだ頭に入っていない人
- オンライン英会話だけで英語の勉強をしようと思っている人
- 英語の勉強を始めたばかりで、なんとなく英語ペラペラになれたらいいな~と思っている人
このように、まだ会話ができる段階に至っていない人は英会話レッスンは効果が薄いかもしれません。
文法の練習は自分でもできるので、高い費用をかけて英会話レッスンで文法を勉強するのはもったいないのではないかと思います。
簡単な日常会話はできる、相手の話していることがゆっくりであれば理解できる、会話以外の部分は自分1人で勉強できる、という状態になってから英会話レッスンを受けることがおすすめです。
オンライン英会話はこんな人にはおすすめです!
- 文法の知識が十分あり、あとは会話能力を身に着けたいと思う人
- 英語を使うことに慣れたい・英語を話す機会が欲しいという人
- 「接客英語の練習がしたい」「子供の通うインターで使える英語を学びたい」という明確な目標のある人
- 英語テストのスピーキングテスト対策がしたい人
このように明確な目的を持っている人は、英会話レッスンを効果的に利用することができるでしょう。
限られたレッスン時間にやりたいことを決め、「これを勉強する」「この言い方を覚える」という明確なゴールを持つことで成長を感じやすくなります。
オンライン英会話を「おすすめしない理由」を知って注意点を確認
オンライン英会話はおすすめしない
オンライン英会話は効果がない
ネット上では、上のような意見もちらほら見かけることがあります。



私自身日本で英語の勉強をしてオンライン英会話で会話力を身に着けたので、「完全に効果がない」とは思いませんが、確かに「効果が薄い」と感じる場面もあります。
ここではオンライン英会話をおすすめしない理由を紹介するので、オンライン英会話をやっていれば英語ができる!というわけではないことをチェックしておきましょう。
暗記するだけになりがちで「英語脳」は作りにくい
オンライン英会話では、よく使うフレーズを教えてもらえることが多いです。
例えば“I have been hooked on 〇〇(〇〇にハマっています)”や“I am particular about 〇〇(〇〇にこだわりがあります)”など、〇〇の部分を変えることで自分に合わせた文章が作れるというものです。
言えることの幅が増えて勉強になると感じる反面、「とにかく暗記してタイミングに合わせて使う」というテスト勉強のような学習になってしまいがちです。これでは英語脳がなかなか育ちません。
「英語脳」とは、英語を英語のまま理解して処理できる状態を指します。話す際も日本語から訳すのではなく、英語のまま話し出すという感覚です。
オンライン英会話の学習法では、「日本語でこう言いたいから英語でこう言えばいいはず」という思考回路が生まれ、英語を英語のまま話すことがなかなか難しいのです。



もちろん英語脳を鍛えるには訓練が必要です。オンライン英会話を受ける頻度を増やし、日本語を一切排除して話すことを意識する必要があります。
ちゃんと時間が取れないと費用がもったいないことに
オンライン英会話の費用は決して安くはありません。月額を払っているのに月に2、3回しかレッスンができない…という人も多いのではないでしょうか。
オンライン英会話を始める前に、レッスンを受ける時間があるか、いつレッスンを受けられるのかを考えておきましょう。



オンライン英会話以外でも通勤・通学時や寝る前のスキマ時間などで無料で勉強できることはたくさんある!
また、オンライン英会話だけで英語を勉強した気になるというのも危険信号です。1週間に30分のレッスン1回だけでは、英語の勉強時間としては少し足りないでしょう。
オンライン英会話で得られる効果を紹介!


オンライン英会話のネガティブな面をチェックしたところで、続いてはオンライン英会話の効果を紹介していきます。
オンライン英会話はちゃんと使うことでスピーキング力アップにつながります!
英語を話すことに慣れることができる



これまで学校で英語を勉強してきたけど、そういえば実際に話したことってほとんどないな…
という人も少なくないと思います。
オンライン英会話はでは実際に英語しか通じない状況で英語を話して、
自分の英語が通じた!
英語を話すことって楽しい!
と感じることができるチャンスです。
英語を話すのが恥ずかしい、ちょっと緊張すると思っている人も、英語を話す機会を増やして慣れていくことができます。
街中で英語を使う機会が急に訪れたときも、落ち着いて話せるようになるかもしれません。
教科書には載っていない生きた英語が学べる
実際の英会話は、教科書通りにはいきません。
教科書ではこう習ったけど、日常会話ではこの言い方が自然
この表現は教科書には載っていないけどよく使う
など、より会話的な表現を教えてもらえるチャンスです。



たとえば私が講師をしていて感じるのは、「めったに~ない」を“Seldom”を使って表現する人が多いです。
教科書でよく出てくるからかもしれませんが、口語では“Rarely”や“Hardly”の方が普段の会話では自然だなあという感じです。
日常会話やよく話す話題はスムーズに話せるようになる
オンライン英会話では、自己紹介と自分の趣味・仕事にまつわる話や過去の旅行の経験など、複数のレッスンで同じ話をすることがけっこうあります。
「これはなんて言ったら自然なんだろう?」「あそこがうまく言えなかったからなんて言ったらいいのか調べよう」と繰り返して練習することで、よく話す話題についてスムーズに英語で説明できるようになるはずです。



仕事や趣味にまつわるよく使う単語は自然と覚えていくもの!限られたことでもスラスラ話せるようになったら嬉しいね!
オンライン英会話を効果的に使うための方法を講師目線で紹介


オンライン英会話はもちろん無料ではないので、最大限の効果を得ることができたら嬉しいですよね!
ここではオンライン英会話を生徒としても講師としても利用してきた私が、オンライン英会話を効果的に利用するための方法を紹介していきます。
受け身のレッスンではなく「会話」を意識する
これは特にフリートークでのレッスンに言えることですが、講師からの質問に“Yes, No”だけで答えたり短文で答えて次の質問を待ったりすることはもったいない!
フリートークでは実際に友達と会話をしている気分で、双方向のコミュニケーションが取れるようにがんばりましょう。



実際に英語で友達と話す場面で、相手の質問に“Yes, No”だけで答えて会話を終わらせていたらちょっと失礼だよね。
この質問で他に答えられることはないかな?講師にも質問してみようかな?と考えながらレッスンを受けることで、会話が盛り上がっていきますよ。
英会話レッスン以外の英語学習も併せて行う
オンライン英会話で勉強できるのは、主にスピーキング・リスニングです。英会話は今まで学んできた知識を活かして実践練習をする場なので、インプットが十分でなければアウトプットはうまくいきません。
日ごろから文法や単語、フレーズを自ら勉強していないと、会話でぱっと英語が出てこないものです。
「オンライン英会話をしているからいずれ英語ができるようになるでしょ」とは思わず、自主学習と併せてより効率的に英語を伸ばして行きましょう。
目的をもってレッスンテーマを選択し授業に臨む
自分の意見を長文で伝えることができないから、ディスカッションがしたい
友だちと話すようにカジュアルな会話を楽しみたいからフリートークをしよう
読む力をつけたいからニュース教材で練習しよう
もうすぐ英語のテストがあるからテスト対策がしたい
というように、自分なりにレッスンテーマを持って授業に臨んでみましょう。
今日はいつもより長めに話すぞ、この前学んだこの表現を使ってみるぞ、というように、何か目的があると学べることが多くなります。



自分で英語を勉強していて疑問に思ったことを講師に質問してみるのもいいね!
1レッスンで新しい単語やフレーズを1つ覚えることを徹底する
英会話レッスンでは、講師にどんどん新しい単語やフレーズを教えてもらって勉強している気になる…かもしれません。
しかしもちろん、忘れてしまっては意味が無いのです!すべて覚えようと思うと大変な量になってしまうので、1つのレッスンにつき1単語、1フレーズでも覚えることができたらいいと個人的には思います。



うろ覚えの5単語よりも完璧に使いこなせる1単語のほうが重要!
ネイティブ講師だからいいというわけではない!いろんな講師を試そう
ネイティブから英語を学ぶことで、本物の発音や間違いのない英語知識を手に入れることができることは間違いありません。しかしネイティブ講師は英語が第一言語だからこそ、英語文法について納得のいく説明ができる人は稀です。



私は日本語講師もしていますが、日本語は母国語だからこそ学習者の疑問点が理解しずらいときもあります。
ノンネイティブ講師とのレッスンでは、その人がどう英語を勉強したかを聞くことができるほか、様々な文化に触れたり色々なアクセントを聞き取る練習ができたりします。まるでプチ留学気分ですね。
さらに日本人講師からは、わからない部分を日本語で解説してもらうこともできます。講師との相性もあるので、様々なタイプの講師からレッスンを受けてみることがおすすめです。
オンライン英会話と組み合わせて行いたい勉強法4選


先述の通りオンライン英会話だけでは英語は伸びにくいものですが、具体的にどのような英語学習をしたらいいのでしょうか?
ここではおすすめの英語勉強法を紹介していきます。
シャドーイングでスピーキング練習
英語のスピーキング力を上げるのに欠かせないのが、シャドーイングです。シャドーイングとは聞いた英語の音声を数秒遅れてそのまま真似して声に出す練習法のことです。
英語を聞き取ることでリスニングの練習になるほか、それを口に出すことで英語の発音やリズムに慣れることができます。
また聞き取ったことを音だけ真似するのではなく、内容を理解しながら声に出すことが大切です。何度も繰り返して練習することで、リスニング力とスピーキング力を同時に上げていくことができます。



シャドーイングで練習したフレーズや単語が自然と口から出るようになる!
とにかく語彙力命!フレーズや単語を覚えよう
英会話をするうえで、語彙力はめちゃくちゃ重要です!単語さえわかれば理解できる文章や、単語さえわかれば言えることはたくさんあります。



例えば“Do you like squash?”と言われたときに、“squash”という単語さえ知っていれば返事ができるのに!と思うことってありますよね。
語彙を勉強する際は、日ごろから「これ英語でなんと言うんだろう?」という意識を持ってみることがおすすめです。単語帳などで無理やり単語を覚えるよりも、自分がよく使う言葉や気になった言葉のほうが頭に入りやすいでしょう。
また、映画やドラマを字幕で観て、知らない表現を調べて使ってみるのも語彙力を増やすうえで効果的です。


英語日記で正しい英語を書く練習→修正してもらう
英語で文章を書く際の一番気軽な方法と言えば、英語日記でしょう。
英語を書くことで、正しい文法を使うことを意識できる、時間をかけてでも正しい英文を作る練習ができる、知らない単語をゆっくり調べられる、といったメリットがあります。
また、書いた日記は英会話レッスンやAIを用いて修正してもらうこともおすすめです。


YouTubeやPodcastでリスニングを鍛える
YouTubeやPodcastで無料で英語が勉強できる時代です。これを利用しない手はありませんね!
リスニング練習ができるチャンネルや海外の英語ニュースなどを用いて、英語を聞くことを日常の一部にしていきましょう!
ニック式英会話 – YouTube:便利フレーズ紹介、映画を使った聞き取りクイズ
TED-Ed – YouTube:科学や食べ物、心理学など様々な分野についてアニメーションで解説
:2人の掛け合いが面白く飽きずに観られる
Hapa英会話 Podcast – Podcast – Apple Podcasts:ネイティブの会話、フレーズの聞き取り
Global News Podcast – Podcast – Apple Podcasts:イギリスの公共放送BBCニュース
オンライン英会話を続けた結果は?どれくらいで話せるようになるの?


この記事を書く私は、大学生であった2018年ごろにオンライン英会話を利用し始めました。
中学生のころから英語が大好きで、教科書を用いて自分で勉強をしていたものの、「日本で英語を話す機会がない」というのがオンライン英会話を始めた理由です。
今ではカナダでカナディアンとともにローカルの老人ホームで働き、英語講師をするまでに至りましたが、オンライン英会話を続けた実際の効果はどうだったのでしょうか?
私のケースを参考までにご紹介します。
オンライン英会話との出会いは大学生のころ
私は子供のころから英語が大好きで、「いつか英語がペラペラになりたい」と思っていました。しかし日本では英語を話す機会もなく、どうしたらいいのかわからないと感じていました。
そんな大学生のころ、オンライン英会話の無料体験をいくつかやってみて「自分の英語でも意外と通じる」「全然言いたいことが言えなくて悔しい」「世界中の人と話せる英語ってすごい」という様々な気づきを得ることができました。



ちなみに当時の私のTOEICスコアは750点くらい。インプットをかなりしてきたあとで英会話レッスンを始めたから、効果が高かったのかも。
気がつけば自然といくつかのフレーズが出るようになった
最初は緊張したり恥ずかしかったりしてなかなか英語が話せませんでしたが、慣れてくると少しずつ言いたいことが言えるようになってきました。
I would like to, I can’t, I have never… など、とても単純な表現でも以前は一度「えっと、“〇〇したことがない”だから完了形を使って…」というように日本語で考えてから話し出していました。
それが慣れていくうちに自然と口から出てくるようになりました。



>他にも“That makes sense”や“Iagree”のような相槌表現にも慣れていきました。
英語で考える癖をつけるようにした!独り言は英語で
頭の中での考え事や独り言を英語で行う癖をつけるようにしていました。英語を話す機会がないのなら、自分で作り出すしかありません。そのなかで一番簡単なのが、自分自身に英語で話しかけることだと思ったわけです(笑)



「あとでこれしよう」「あの映画観てみたいな」といったことを英語で考えるように練習していました。
英語で考えるなかで、わからない単語や表現は後から調べるようにして作れる文章を増やしていけたと思います。
また、新しく学んだ英語表現を日常のどこかで定期的に思い出すようにこころがけていました。
オンライン英会話を始めてどれくらいで話せるようになった?
「英語が話せるようになった」というのがどれくらいのレベルなのかは一概には言えませんが、私はオンライン英会話を始めた時点で簡単な日常会話は可能なレベルでした。
そこからオンライン英会話を始めて3カ月ほどで自然に口から英語が出てくることが増え、専門的な話題でなければ簡単な話題のディスカッションはスムーズにできるようになっていたと思います。
しかし当時は長文を筋道立てて話すことはまだ難しく、話し始める前に日本語で考えてから話すことが多かったです。また、自分が本当に言いたいことを詳しく話すことはなかなかできませんでした。
オンライン英会話を始めて1年ほど経つと英会話にも慣れてきて、多くのフレーズを覚えたのでそれを駆使して色々な表現ができるようになったと思います。



オンライン英会話を続けたことで、日本語で考えてから英語に訳す、という作業をすることが減ったと思います。英語を英語のまま理解できるようにする練習ができました。
とはいえまだまだリスニングに苦戦することも多く、長くスピーディーに話すことはできていませんでした。
その後私はカナダに来て仕事を始めたので結果的に英語力が伸びましたが、オンライン英会話で基礎的な会話力を身に着け英語を話すことに慣れておいたおかげでカナダに来た直後も問題なく会話ができたように感じます。
オンライン英会話で英会話のコツを掴むことで、実際に海外に行ったときや仕事で英語を使うときに英語力の伸びを感じられることは間違いないと思います。
オンライン英会話は役立つ!でもそれだけでペラペラになるわけではない


というわけで、『オンライン英会話で話せるようにならないのはなぜ?現役英会話講師が効果的な対策を紹介』というテーマで記事を書いてきました。
「オンライン英会話で英語が話せるようにならない」というのは、半分正解半分間違いです。
確かにオンライン英会話だけに頼っていてはなかなか英語が話せるようになりませんが、正しく効果的に使えば英語を話す力は確実に身に着くと思います。
- 受け身のレッスンではなく「会話」を意識する
- 英会話レッスン以外の英語学習も併せて行う
- 目的をもってレッスンテーマを選択し授業に臨む
- 1レッスンで新しい単語やフレーズを1つ覚えることを徹底する
- ネイティブ講師だからいいというわけではない!いろんな講師を試す
ということを意識しながら、効果的にオンライン英会話を利用してみてくださいね。
英語学習は大変かもしれませんが、世界中のたくさんの人と出会える楽しい旅路です。少しでも英語が話せたら、今まで見れなかった景色や話せなかった人に出会えるかもしれません。
一緒に英語の勉強をがんばりましょう!ここまでお読みいただきありがとうございました。