カナダ留学に興味がある、カナダ留学を控えているというみなさんこんにちは!
留学生活に欠かせないもの、それは英語力でも友達作りでもなく…そう、家です!留学では様々なことを経験すると思いますが、まずは住むところがなければ始まりません。

「家」は生活の要だよね。カナダの家ってどんな感じなんだろ?
そこで今回の記事では、『カナダの留学生はどんな家に住んでるの?日本と違うカナダの暮らしを在住者が紹介!』というテーマで、カナダに2021年から住んでいる私がカナダの留学生が住む家はどんな感じなのかについて紹介していきます。
カナダで留学生が住む家4パターン
それぞれの家の様子の詳細
カナダと日本の家の違い
カナダの家賃相場
カナダでこれから家探しをする予定があるという方は、家探しの方法に関する以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。


それでは早速みていきましょう!
カナダで留学生が住む家3パターン





カナダの留学生ってどんなとこに住むの?
という疑問に、まずはお答えしていきます。カナダの留学生では基本的に以下の3つの場所に住むことが多いでしょう。
- ホームステイ
- シェアハウス
- アパート
長期で留学する方は、ホームステイを1か月ほどして、その間にシェアハウスを探すというケースが多いです。



私自身も今までにこの3つの滞在方法を経験してきています!
ちなみに家賃が高いため、一人暮らしはあまり主流ではありません。日本では余裕で一人暮らしができる家賃でも、カナダではシェアハウスがやっとという感じです。



カナダ人であっても、大学生でアパートを借りて一人暮らしをしている人ってほとんど聞かない。日本だと普通だけどね。
それぞれの家の様子を詳しく見ていこう!
というわけで、ホームステイ・シェアハウス・アパートの3つについて、それぞれの特徴や様子を詳しく紹介していきます!



それぞれどんな感じの暮らしになるのか、イメージできたほうが安心感があるよね。
ホームステイ


ホームステイは、現地の家族が暮らす家で生活させてもらう滞在方法のことです。多くの場合、留学エージェントがホームステイ先を斡旋してくれるでしょう。
ホストファミリーから食事が提供され、家族の一員として現地の生活をよりリアルに体験することができます。
部屋は相部屋の場合も、一人部屋の場合もあります。



相部屋か一人部屋かは留学前に要チェック!相部屋だと一人の時間が取れなくてちょっとストレスを感じるかもしれない(経験あり)
ホームステイの質は、ホストファミリーに大きく依存します。現地の家庭といってもその国のネイティブではないことも多いですし、ほとんど家にいないというホストファミリーもいます。
ホームステイについては、以下の記事で詳しく解説しています。


家族の一員として現地の家庭の様子を体験できる
家族にお出かけに連れて行ってもらえることも
食事はホストファミリーが作ってくれるので自炊の必要なし
洗濯は多くの場合週1回
門限・シャワー時間など家ごとにハウスルールが存在する
相部屋のことも一人部屋のこともある
なかには質の悪いホストファミリーもいる
- 私のホームステイ体験談
YUKI3か国で3回ホームステイを経験していますが…本当に三者三様!
私が今までに経験したホームステイの様子を以下にまとめてみます。子供たちが多く、家族のお出かけに連れて行ってもらった(理想的なホームステイ)
ホストファミリーはほぼ家におらず、食事はいつも一人
食事は鍋に入った料理1品のみで、自分の分だけ取って食べる
現地の料理やホストファミリーの出身国の料理がおいしい
狭い部屋に相部屋でプライベートの時間がなかった
ホストファミリーがベジタリアンで、お肉はほぼ出ない
YUKIなど、ホームステイって必ずしも最高!というわけではないんですよね。ある程度の不便は覚悟しつつ、最大限に楽しもうとすることがホームステイでうまく過ごすコツです。
シェアハウス


留学生は基本的にシェアハウスをする人が多いです。
やはり家賃が安いことが人気の理由です。シェアハウスでは、大家さんが2階に住んでいて、1階部分をシェアハウスとして貸出しているというケースが多く、だいたい2人~4人で1階部分をシェアします。
シェアハウスの間取りは例えばこんな感じです。


シェアハウスは基本的に一人部屋です。キッチン、リビング、シャワー、トイレ、洗濯機などを共用で使います。もちろんユニットバスで、洗濯機もバスルームの中にあることもあるので、自分の用事を済ませるのはタイミングが命です。
シェアハウスには学生から社会人まで、様々な年齢の人が集まります。留学生に限らず、現地の学生も多いです。
シェハウスにも、掃除当番や共用部を使っていい時間などのハウスルールが存在します。問題が発生したら、ルームメイトと話し合って解決していくことも大切になります。



他の人と同じ家で生活するから、ルールを守ることも大事な反面絆が深まって仲が深まることも!私は、かつてのルームメイトが日本に遊びに来てくれるほど仲良くなれたことがあります。
一人暮らしに近いがキッチンやバスルームは共用
自炊できるので好きなものが食べられる
ハウスルールを守ってルームメイトとうまくやること必須
共同生活をするなかでルームメイトとの仲が深まる
家の使い方やルールをめぐって喧嘩をすることも…?
家具は備え付き、Wi-Fiや光熱費は家賃に含まれていることが多い
- 私のシェアハウス体験談
YUKI大家さんが2階、1階で4人が暮らすタイプのシェアハウスに住んだことがあります。ルームメイトは全員女性で、国籍も様々でした。そんなシェアハウスの体験談を以下にまとめます。
誰かが作ったご飯を分けてもらう、みんなで買い物に行くなど、シェアハウスならではの経験
私は料理が下手なので、料理中に誰かが来て私の料理を見られるのがめちゃくちゃ苦痛だった
お風呂場を1時間以上占拠するルームメイトがいて、トイレにも行けず、早く寝たくても寝られずストレスを感じた
古い一軒家で、水道が詰まったりネズミが出たりということは日常茶飯事
部屋は広く、ベッドと勉強机、大きいクローゼットと棚が備え付けだったので快適
ルームメイトと遊びに行くなどとても仲良くなることができた
YUKIシェアハウスはホームステイより自由度があがりますが、それでも共同生活なので多少の窮屈さはあります。一人暮らしとは違いますね。
あと、長くても30分でシャワーは済ませるべきです。


アパート


普通のアパートを借りて住むことも留学生の家の選択肢の1つです(アパートと言っても、日本でいうマンションと呼ばれるような家です)。
お金に余裕があれば一人暮らし用の部屋を借りて住むこともできますし、そうでなければ1つの部屋を友達同士でシェアすることもできます。
私が住んでいたアパートは1ベッドルームで、1人がベッドルーム、もう1人(私)はリビングエリアに住んでいました。
アパートに2人で住む際の間取りは例えばこんな感じです。


パーテーションで区切って、リビングに無理やり部屋を作る感じです。意外と普通に暮らせます。
キッチンやバスルームは共有ですが、友達ということで全く知らない他人と住むよりも快適さが上がります。
また、シェア人数が減るので「トイレを使いたいのに使えない!」というもどかしさを感じることも減ります。
一人暮らしに近い感覚で自由度が高い
キッチンとバスルームは共有
ハウスルールはルームメイトとの話し合い
人と一緒に暮らしているという安心感
古いアパートは特に洗濯機が部屋にないのでアパート内の共用ランドリーを使う
家具はついていない
水道代は込みのことが多く、Wi-Fiや電気・ガスは自分で契約
- 私のアパート生活体験談
YUKIホームステイ、シェアハウスを経験したあとだったので、とにかく自由度が高いことに感動しました!その代わり家賃は上がりましたが…。
アパートの生活の様子を以下にまとめます。リビングで暮らしていても、特に不便はなかった
家具が付いていないので家具がそろうまで大変だった
アパートなのに部屋に洗濯機が無かったことが衝撃
共用のランドリーなので混んでいたら洗濯ができない、時間を見て回収に行く必要がある
ルームメイトと生活リズムが違ったので、同じ家で生活していても顔を合わせることが少なかった
誰かと暮らしている安心感
YUKIここまでくるとほぼ一人暮らしですね。あとはどれだけ家賃を出せるかで質が変わってきます。
新しめのアパートは、部屋に洗濯機と乾燥機が付いていることが多いです。
【実録】カナダで驚いた日本の家との違い
カナダの家と日本の家は、やはり様々な面で違いがあります。
続いては私の体験談をベースに、カナダで驚いた家に関する日本では考えられないカナダの当たり前を紹介したいと思います。
お風呂はシャワーのみ!ユニットバスが当たり前
これは有名ですね。日本でも、ホテルのお風呂を想像してもらうとわかりやすいと思います。


カナダでは湯舟に浸かる文化はないので、基本的にはシャワーのみです。湯舟の掃除が行き届いていないことやシェアハウスなどではお風呂は短時間で済ませる必要があることから、湯舟を使うのは避けたほうがいいでしょう。



シャワーは天井に固定のものも多い!最初は無理と思うかもしれないけど、なんと今では固定に慣れてしまって、シャワーが動くと使いにくいとさえ思ってしまう(笑)
またお風呂場にトイレがあるユニットバスが基本です。



お風呂にゆっくり浸かれないのは日本人としてはさみしいけどね。
アパートなのに洗濯機が共用!
日本で普通のマンションやアパートに住んだ場合、ほとんどの場合部屋の中に洗濯機を設置しますよね。
しかし!カナダでは、特に古いアパートでは、洗濯は共用のランドリールームで行います。



家賃1,800ドル(20万円くらい)払っているにも関わらず!不便だけど仕方ない。
カナダでは多くの場合乾燥機を使います。なので、
部屋から洗濯物を持ってランドリールームへ→洗濯が終わるまで部屋で待つ→乾燥機に移し替える→乾燥機が終わったら回収に行く
というように、洗濯をするときは部屋とランドリールームを行き来しないといけないのでちょっと大変です。回収が遅れると他の人の迷惑になりますし、勝手に自分の洗濯物が外に出されてることもあります。



他の人が使っているときは洗濯ができないので、「今どうしても洗濯したいのに~!」ともどかしくなったことも多い。
アパートの水道代が家賃に含まれている
これは嬉しい驚きですが、水道代が家賃に含まれているので、どれだけ水を使っても実質無料のような感じです。
ちなみに温水(Hot Water)は、アパートによっては含まれていない場合もあります。契約書をよく確認して、何が家賃に含まれているかをあらかじめ見ておきましょう。



私が今住んでいるアパートは新築で、湯舟もきれいなのでたまにお風呂に浸かっています。水道代が無料だと気兼ねなくお風呂に入れて嬉しい☺
アパート入居時はWi-Fiや光熱費の契約が必要です。
バンクーバーの位置するブリティッシュコロンビア州(BC州)では、電気についてはHydro(ハイドロ)と呼ばれています。ハイドロと聞くと水っぽいですが、水力発電をしていることがその理由です。
土間の概念なし!部屋の中も土足OK
カナダの多くの家の玄関はこのようになっています。


このドアの前に注目してほしいのですが、周りと同じ床にマットを敷いているのみ。家の中に土足で上がるのが普通だからこそ、このつくりになっています。
日本の家の玄関と比べると、こんな感じ。


右が日本の家ですが、日本の玄関は一段下がっていて土足エリアと室内エリアがしっかり分かれていますよね。
カナダは家の中に土足で上がる人も少なくないため、部屋と土間の区切りがありません。
最近は家では靴を脱ぐ人も多いですが、例えばWi-Fiの設置や工事や、火災報知器の点検などが来た場合は、人が普通に土足で家に入ってくることも少なくありません。



私は家ではスリッパで過ごしています。職場の老人ホームでは入居者の部屋には土足で入りますが、なんかちょっと罪悪感。
床が汚れますし、こればっかりは本当になぜ家に土足で部屋に入っていいのか謎ですね。
場所によってはかなり治安が悪いことも
どんな都市にも、治安の悪い通りはあるものです。カナダは日本に比べるとホームレスが多く、ドラッグ使用者の数も多い傾向があります。



あと日本よりも積極的なホームレスが多い印象。
私のアパートも、ある日返ってきたらエントランスのドアのガラスが豪快に割られていたことがありました。他にも、治安があまりよくないエリアに住んでいた知人は、家に誰かに侵入されたことがあるそうです。
治安のいい場所にある家を選ぶこと、防犯意識をしっかり持つことが欠かせませんね。
カナダの気になるアパートの家賃相場
Rentals.caというカナダの物件探し大手ウェブサイトに掲載されているレポート(Rents in August Decline for 11th Straight Month)を元に、カナダの主な大都市のアパートの1ベッドルームの部屋の家賃相場を見ていきましょう。
バンクーバー | $2,515(約269,985円) |
---|---|
トロント | $2,314(約248,407円) |
ビクトリア | $2,065(約221,677円) |
モントリオール | $1,722(約184,856円) |
カルガリー | $1,692(約181,636円) |
なおこのレポートでは1番家賃平均が高かったのは、ノースバンクーバーエリアの$2,621でした。バンクーバーは、それに次ぐ2番目となっています。



こう見るとカナダの家賃は高いね。時給もその分高いけど…。
1ベッドルームの部屋を2人でシェアすることが多いので、実際に支払う家賃はこの半分となることが多いですが、それでもシェアハウスで一人1,000ドル以上(日本円で10万円越え)は高く感じますよね。
複数人での通常のシェアハウスは、これより安めの家賃$700~$950くらいで見つかることが多いです。
【まとめ】カナダでどんな家に住む?日本との違いも楽しもう!


というわけで、『カナダの留学生はどんな家に住んでるの?日本と違うカナダの暮らしを在住者が紹介!』というテーマで記事を書きました。
留学生の住む家がどんな感じなのか、イメージできたでしょうか。
日本のように簡単には一人暮らしができないため、シェアハウスが基本です。ハウスルールを守ることや、カナダの家のスタイルに順応することなどが求められるでしょう。
シェアハウスは多少の窮屈さがつきものですが、それも日本ではなかなかできない経験です。トラブルもありますが、英語で解決することで英語力やサバイバル能力を身に着けていきましょう!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。みなさんの留学を応援しています。

