TOEICという英語試験があります。
そのTOEIC対策で有名な単語帳の1つに『金フレ』と呼ばれるものがあります。この『金フレ』とは著者のTEX加藤氏が執筆している『金のフレーズ』を意味し、その略称で親しまれていることで有名です。
さて、TOEIC界隈では既にチラホラと話題になりつつありますが、当該『金のフレーズ』のシリーズから新刊となる『金のセンテンス』が発売されることになりました!
最新刊が出るで!!
楽しみね!
それではいってみましょう!TOEICで高得点を目指す方は必見です!
『金のセンテンス』概略
100万部突破の「金のフレーズ」、そのひとつ上の単語集。
TOEIC必出の1000語を360センテンスに凝縮。
著者は毎回受験、990点満点。
渾身の分析成果を詰め込んだ、鍛えられたテキストで比類なき成果を!
音声無料。スマホでも無料。音声速度変更可能。
金フレの100万部突破に関して毎回思いますが、単語帳で100万部突破というのは、まさにバカ売れ状態であると言えるでしょう。それだけ金フレが優れているということ、そして単語帳という買いやすい手軽さもありますが、それ以上にTOEIC市場においての需要が多く、ビジネスとして儲かる『ブルーオーシャン』であることを意味しています。
さて、上記の引用にもある通り、『金のセンテンス』ではTOEICL&Rテストに必出の1000語の単語が360個のセンテンスに凝縮されているとのこと。現在Amazonでも予約が開始されており、
発売予定日☞2月20日
となっています。
見た目の表紙はほとんど金フレと同じですが、タイトルの部分が『金のフレーズ』に置き換わっています。今回は単語帳というより、管理人のイメージ的には『DUO3.0』のような個性ある単語帳になるのではないかと思われます。
当サイトの読者の方であれば既にご存知の通り、管理人は参考書のカバーは全て外します笑
カバーは買った瞬間ゴミ箱行きや!
さて、DUOのことに関して調べてみたら、著者本人のブログにも記載がありました。想像した通りです。
この本では、金フレの1000の見出し語を360の例文に圧縮しました。総見出し語数は1500強です。特に、金フレを終えた方は、一冊ざっと通読して例文の意味を確認し、音声を繰り返し聞くと、語彙の定着に大きな効果があると思います。単語は違ったコンテクストで目にすると吸収しやすいので。覚えるための負荷は金フレより高いかもしれませんが、何度も回しやすいはずです。例文を全部音読しても1時間かからないでしょう。受験参考書に例えると、金フレはシス単、新刊はDUOです。単語帳はどうしても好き嫌いが別れますが、DUOが好きな方にはよいかもしれません。
引用元:TEX加藤氏公式ブログ
管理人は大学受験には完全にDUOは必要ない(向いていない)と思っているのですが、どうやら受験参考書に例えると金フレがシス単、新刊がDUOに相当するそうです。
この例えはどうなのでしょうか。
個人的にはシステム英単語は大嫌いで買ったものの一切手を付けず、今でもほこりが被っていますが、金フレは大好きですからね。なかなか比較は難しいかと思います。
気になる対象者は!?
本書『金のセンテンス』は『金のフレーズ』の一つ上の単語集ということで、金フレを使った後に使うのが良いのではないかと思います。上記の著者の引用でも、『金フレを終えた方は』という文言があるように,決して初心者向けではないような感じがします。
実は、金フレにも例文は一応載っておりまして、管理人は一切使っていませんが、まずは金フレで短期間でTOEICの必須単語を暗記し、その後『金のセンテンス』に掲載されている360センテンスでさらに磨きをかけていくと良いのではないでしょうか。
あくまでも『上級バージョン』ですので、そこまでやる自信が無いという方はまずは銀フレを使って地道に努力していくのが良いかと思います。
センテンスで単語を覚えることに関して
センテンスを使って単語を覚えるということは非常に有効です。1つ1つの短い文の中に必須の単語が埋められている形になるので、繰り返し単語帳を何周もやっているうちに、文そのものを覚えてしまいます。よって、単語が分からなくても文のつながりとして覚えているので、必要時に『引っ張り出せる』ようになります。
管理人はセンテンスで単語を覚えるということを続けています。最適な単語帳はSLVです。
まだ中身を見ていないので何とも言えませんが、本書『金のセンテンス』はSLVの究極までTOEICに特化したバージョンであると言えるでしょう。本書を使ってTOEICに出てくるセンテンスを丸ごと記憶してしまえば、向かうところ敵無し状態になるかもしれません。
TOEICは繰り返し、同じ文章や同じセンテンスが登場する試験でもあるので、そういった意味で『TOEICの急所を突いた』参考書になるのではないかと思われます。
ただ注意も必要!
しかし、良いことばかりではないというのが当サイトの考えです。
それはどういうことかと言いますと、『TOEIC』に極限まで特化しているが故に『TOEICでしか使えない』と思われます。本書を購入される方が『英語ができるようになりたい』という目的を持っている場合、本書は適切な参考書では無いと思われます。
普遍的な英単語に関する知識を仕込みたいという方は上記の究極の英単語シリーズを使って地道に努力されることをおすすめします。しかし,
『短期間で何としてもスコアアップしたい!』
『TIMEや米国Yahoo!のNewsは読めなくていいから、TOEICのリーディングができるようになりたい!!』
『その他英語力はどうでもいいから,とにかくTOEICで高得点を取りたい!』
『スコアが全てだ!点をくれ点を!』
というような方にとっては、これ以上にぴったりな単語帳は無いのではないかと思われます。いつも言っているように、TOEICは英語の試験ですが、英語を勉強すると共に、TOEICそのものを勉強しなければいけないので、根本的な英単語スキルとは別枠で考えた方が良さそうです。
『極限まで特化する』というのは非常に有意義なことですが、それは一歩間違えると『全く他で使い物にならない』ということを意味します。
その見極めが非常に大切であることは言うまでもありません。従って、使い方によって明暗が分かれる結果になりそうです。大事なことはTOEICに特化しているという意識をしっかり持って取り組むことでしょう。
当サイトレビューに乞うご期待!!
発売後、もちろん当サイトでもレビューを行っていきます!
管理人は発売日の頃はオーストラリアに滞在中ですので、書籍を入手できないことから、帰国後(3月下旬)のレビューになりそうです。その頃には当該書籍を何周かして、様々なポイント及びデメリット等をつかんで皆様にお伝えできればと思っております。
個人的に気になるのが、この単語帳はどのような愛称が付けられるのかということです笑
金のフレーズはいつの間にか『金フレ』で定着しましたが、これはどのように呼ばれるのでしょうか。そのまま行けば『金セン』なのでしょうが、何かちょっと言いにくいですね。今後の動向にも注目したいところです。
ということで、今回は新刊となる『金のセンテンス』発売情報の共有をさせて頂きました。非常に期待できる一冊です。
どうぞこれからも当サイトを宜しくお願い致します。
2月は開催されないことから、次のTOEICまで時間がありますが頑張っていきましょう!!