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ジェットスター・ジャパンのCA内定に必要なTOEICの点数は何点!?外資系航空会社の英語要件は厳し目なのか【JJP】

ジェットスター・ジャパンという航空会社があります。

英語では『Jetstar Airways』と表記し、ANAやJALと同じように『JJP』というスリーレターで親しまれています。

ジェットスター航空は、オーストラリアのメルボルンに本社が位置する日本の国内線・国際線格安航空会社(LCC)です。規制緩和以降、我が国でも多くのLCCが誕生し、その『コスト削減』というコンセプトによってより空の旅が身近になりました。国内線も国際線も就航しているLCCと言えば、ジェットスターが代表格だと言って良いのではないでしょうか。

シルバーを基調としていて、オレンジ色の星マークが描かれている機体に乗ったことがある方も多くいらっしゃるはずです。重厚でありながら、ポップさや明るさも感じるデザインになっており、オーストラリアらしい文化も伝わってくる航空会社です。長距離国際線ならともかく、短距離国内線であればANAやJALなどのメガキャリアを使う必要は全く無く、その安さに鑑みれば十分に快適な空の旅を楽しめる航空会社であることから、私も良く利用するLCCです。

手荷物制限や、超ウルトラ時間厳守等のデメリットはあるものの、ジェットスターのお陰で大切な家族にも頻繁に会いに行けるようになったという方は多いでしょう。

現在、当サイトではCA(客室乗務員)と英語力に関する記事をシリーズ化させています。初回のANAに続き、JAL・FDAと考察行ってきました。今回はジェットスター・ジャパンの客室乗務員における就活についての記事になります。

航空会社の就活でも当たり前のようにエントリーシートを提出し、そこにTOEICのスコアの記入する欄があります。

『客室乗務員を目指しているけど、あまり英語は得意ではない』そんな方もいらっしゃると思います。CA就活のために準備をしておきたいけど、具体的に何点を取得しておけば良いか分からないといった方の為に、本日は『【JJP】ジェットスター・ジャパンのCA内定に必要なTOEICの点数は何点!?外資系航空会社の英語要件は厳し目なのか【LCC】』というテーマでお話しようと思います。

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今回は初の外資系の航空会社になります。やはり外資系ということもあり、TOEIC等、英語資格の要件も厳し目なのでしょうか。

目次

ジェットスターのCA内定に必要なTOEICスコア

通常の就職活動においては、TOEICのスコアはあったらあったで有利になりますが、基本的にポテンシャル採用になるので必須ではありません。しかし、これが『航空業界』となると話は別になってきます。

航空業界と言えば、皆さんのイメージの通り『英語』が必須の世界になってきます。従って、TOEICは『あったら有利』というよりむしろ『足切り』として使われることが多く、一定のスコアを持っていないとそもそも応募すらできないケースが多々見られます。

今回はジェットスター・ジャパンがCA(客室乗務員)に求めるTOEICのスコアについて見ていきましょう。一番簡単な方法は採用ページの募集要項を見ることです。以下は新卒採用におけるJJPの客室乗務員の応募資格です。『年によって変わるのでは?』と思われるかもしれませんが、基本的に募集資格というのは早々に変わるものではありません。

応募資格:
■2020年3月までに専門学校、短期大学、大学、大学院を卒業し、同年4月以降会社が指定する時期に入社し、訓練に出席できる方
■2019年6月半ば~7月初旬に東京都内で行われる予定の選考会に参加可能であること。*詳細は書類選考通過者へ別途お送りいたします。

経験・能力
■1年以上の接客業務経験があること(アルバイト可)
■日本語:正しく読み書き・会話ができること(Native level Japanese required)
英語:TOEIC 600点程度、または同程度の英語力を有していること
■北京語等その他言語に堪能であれば尚可

身体能力
■裸足の状態で背伸びをして、床から210cmの高さに手が届くこと
(選考会でアームリーチを確認します。届かない方はその場でお帰り頂きます。)
■航空機乗務に際し呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎に支障がないこと
■矯正視力1.0以上(コンタクトレンズ使用可)

引用元:ジェットスター・ジャパン キャビンクルー募集要項

ジェットスターは外資系ということもあり、ホームページの求人ページから純粋な日本企業とは異なることが分かります。前回のFDAに比べ、高卒ではアプライが不可能ですので、その点、専門学校卒以上の学歴は必要になってきます。ジェットスターの面白い点・ユニークな点ですが、募集要項に『1年以上の接客経験があること』というものがあります。この辺りは外資っぽいなぁと思いますし、個人的に好きなポイントです。

注意すべきポイントですが、選考会で『アームリーチをして210cmに達しない場合はその場で帰らせる』との記述がありますが、この辺りもハッキリしていて外資を感じさせるポイントです。小柄な方は、身体的な条件はどうしようもないですが、FDAのようなリージョナルジェットやJ-AIRのようなエアラインであれば、小型機を使用するので小さな方でも客室乗務員ができますので、諦めないようにしましょう!

少し話が脱線しましたが、問題は英語力の所ですね。

上の募集要項を見てみると次のようになっています。

TOEIC60点程度または同等の英語力を有していること。

上記にてお分かりの通り、全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)等の一般のエアラインに比べて、同等のTOEICのスコアが設定されていることがお分かり頂けます。この点、外資系であるからと言って、特別高得点が求められるというわけでは無さそうです。上記は新卒の募集要項ではありますが、既卒であったとしても基本的に求められる英語力は同じになります。いつ入社しようが、業務内容は同じだからです。

このように、最低でもTOEICで550点を取得しておかないと足切りとなり、書類選考を通過することができません(というより事実上応募不可)。

総合商社や一部のメーカーにもありがちですが、選考過程において『証明書類の提出は別途通知します』と書いてある会社に関しては、ほぼ間違いなくスコアを提出されられますので、スコアを盛ったり虚偽表示をすることは一切不可能です(JJPは応募段階で提出必須)。

ちなみに、TOEICで600点というスコアは英検に換算すると2級と並べられることが多いです。600点というスコアは現在の日系エアラインでCAに求められる英語力の平均的な数字ですが、ジェットスター・ジャパンにおいてもその傾向は変わらないようです。

しかし、CA記念受験組を除き、おそらく皆さんが目指すところは『応募』ではなく『内定』だと思います。

数多くのライバル達と戦い、勝ち抜いていく為にはTOEIC600点では少し心もとない気もするでしょう。CA受験において『何点とっておけば絶対内定』といったものはありません。客室乗務員に関しては英語力もそうですが、それ以上に様々な要素が絡み合ってくるので、英語力はその指標の一部にしか過ぎないのです。

ちなみに、ANAウイングスでもそのことは言われています。ジェットスターとANAウイングスは別会社ですが、英語力に対する採用基準や考え方は根本的に一緒と考えてもらっていいです。

私たちの仲間として一緒に働いて頂く方の人物重視の選考を行なっているため、英語力だけで合否を判断しておりません。

ANAウイングス 採用サイト

ただ、そうは言ってもある程度のスコアを獲得して安心したい気持ちも分かります。では何点を取っておけば良いのでしょうか。

できればTOEIC700点(英検2級A程度)以上を取っておくとよい

採用予定人数というのは、その年の景気や企業動向の問題もありますし、特に航空業界は世界経済の影響をモロに受けますので年度毎に様々です。しかしながら、ここ数年は2020年に開催される東京オリンピックの影響もあり、JALやANAでは500〜600人程度が採用されます。それに対し、応募者がどれくらいいるかという話ですが、7000〜9000人は存在します。

当然中の当然ですが、JALの客室乗務員を志望する人はANAも受験します(片方しか受けないのは相当まれ)。そして、客室乗務員に本気でなりたい方は、航空会社全てを受験するのが常識中の常識です。従って、ANAを受けている人もJJPを当然受験します。

ここで問題となってくるのが、JJPのようなLCCだと、採用人数が少なめに設定されているということです。大手のように大量採用大量離職のような状態では無いので、逆に内定にまで至る道のりが狭き門だったりします。

そうなってくると、書類で落とされる人は数多く存在してきますね。最近流行りの動画選考等を加味し、その他のスペックが殆ど同じ人間であればTOEICの高い方を優先的に次のステップに上げることは優に考えられるのです。そのため、応募条件の600点で満足して提出してしまうのは少しもったいないような気がします。

現実的にはTOEIC700点(英検2級A程度)レベルの勝負になってくると思います。体感的な数値で申し訳ないですが、私自身の就職活動を通して出逢った方々を見ても、おおよそ600後半〜700後半くらいが一番多いように感じますし、内定者のボリュームゾーンになってくると思います。

もちろん、800overのスコアを持っているのであれば、それに越したことは無いのですが、700以上あれば『英語力』で足切りされることはありませんし、仮にお祈りを喰らったとしても、それは英語力が原因ではありません。ANAの自社養成パイロットでも応募条件で700点が設定されている以上、新卒のCAにそれを求めることは到底考えられないからです。

このことから考えても、TOEICで700点以上のスコアを獲得できたらそれ以上にスコアを伸ばす等のことを無理にする必要はないのです。その時間があったら、エントリーシートを何度も読み直して完璧にしたり(ESで落ちるのは避けたいから)、動画面接および集団面接などの対策に力を注いだ方が結果的には内定に近づくと思われます。

ジェットスターは英検も評価するはず

ジェットスター・ジャパンは、TOEICで600点ということでしたが、JALと同じように英検も少なからず評価するように感じます。『同程度の英語力』という表記があるからです。

これを単純に解釈すれば、英検であれば2級を取っておけば間違いないように感じます。オーストラリアが本家本元であることを考えると、英検よりIELTSの方がいいんじゃないの?という話にもなりそうですが、IELTSのようなスコアは必要無いと思いますし、JJPの採用面接官は日本人なわけですから、TOEICと同程度の英語力を担保するためには英検で充分そうです。

『別にTOEICでなくても英語ができる指標があれば良い』という企業の姿勢が見て取れます。

従って、英検を勉強されている方はどんどん英検をやればいいと思います。ちゃんと評価してくれるはずです。この辺りは企業のカラーもあるので面白い所ですよね。

CAは航空会社によってTOEIC要件のみならず英語面接もあるので注意!

日系大手航空会社では、エントリーシートの提出後に英語試験が課されるほか、英語面接を行う場合もあるので要注意です。大手航空会社では、国際線も飛んでいますので、それを見越して入社段階である程度のスピーキングができるかも判断されています。

スピーキングの能力を担保するためにTOEFLや英検を受験するのも一つの方法なのですが、そもそも企業の人事は会社でTOEFLや英検を受験しないので効果的と言えず、やはりTOEICで700点以上を獲得しつつ、現実的にはネイティブキャンプDMM英会話と言ったオンライン英会話を利用して面接対策を行うことが理想です。

面接と言っても、日常的なコミュニケーション能力をみるだけで、英検のように『街中に防犯カメラを設置することはプライバシーの観点からどうか』みたいな(実際に私が2級の面接で聞かれた)ことは問われませんので、上記のオンライン英会話で日常の会話を練習しておくだけでも全然違うと思います。

どのみち、英語は入社してからもやっていくと思いますし、仮に入社後に挫折してしまったとしても国際線に回されないだけなのでそこは気軽に立ち向かっていく気合いが重要です!

ジェットスターはTOEICもいいけど中国語も重宝されますよ!

TOEICとは話がずれてしまうのですが、実は航空会社というのは『JTB』や『HIS』といった旅行会社と同じく、英語以外の語学スキルも重宝されます。この点は総合職やパイロット以上に求められることが多いように感じます。

現代では英語が共通語として認識されているのは事実ですが、中華系の訪日インバウンド客というのは非常に多く、特にキャビンを担当することになる客室乗務員は中国語ができると尚評価されると思います。もし、英語に加えてある程度の中国語が可能であれば、そちらの路線にもすぐに対応することができ、アピールポイントになることは言うまでもありません。

ジェットスターは、過去の募集要項の中でも中国語(就航都市の言語)ができる人間を優先的に評価すると明言していた過去もあるので、ある意味では英語力はそこそこにしておいて、中国語や広東語といった言語をマスターした方が『そっち枠』で採用されるような気がします笑

もし、私がジェットスターの客室乗務員を目指すのであれば、あまり皆が勉強する事の無い中国語等を猛勉強して、HSKで5級ないし6級辺りを取得して臨む戦略に出ます。この辺りは、ANAやJALと少し戦略は異なってくるので、各自の方向性に合わせて選択していくべきであると感じます。

ただ、英語に関しては結局どこの航空会社でもマストになってくるので、ジェットスターが本命の人にとっても、あくまで英語を頑張りつつスタディサプリ等のアプリをガンガン活用しながらスコアを伸ばし、余裕があれば中国語にも手を出すのが最適解だと思います。

CA選考はできる限り早くから対策することが大切

ここまで、CA選考におけるTOEICの重要性について語ってきましたが、TOEIC対策はなるべく早めに対策を行っておくことが重要になります。IPテストも含め、TOEICは無限に受けられるものではありません。

私自身、TOEICの点数が足りずに直前期になって焦っているCA志望の方たちを何人も見てきました。少しでも高い点数を取るに越したことはないのですが、できるだけ早くから対策をしておけば焦らずに選考に臨めると思います。

目標点を設定し、準備を開始してから実際にスコアを取得するまで早くて3ヶ月〜半年はかかるかと思います。英語は一朝一夕で能力が向上するものではありませんし、突然できるようになるものでもないので、大学生や専門学校の方であれば少しでも低学年からTOEICの対策をしておくことをおすすめ致します。

できる限り早めに対策を行い、ライバル達に差をつけましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は『【JJP】ジェットスター・ジャパンのCA内定に必要なTOEICの点数は何点!?外資系航空会社の英語要件は厳し目なのか【LCC】』というテーマでお話をしてきました。

CAを目指している人は、統計的に国際学部関係の人が多いので、自ずとTOEICのスコアも高い人が多いのが特徴です。しかし、専攻が英語の人だけかというとそういうわけではなく、実に様々な学部・学科から採用されます。

応募資格のTOEIC600点・目標点となる700点は、国際関係の学部以外の一般的な学部の学生さんにとって多少難しく感じることもあるでしょう。しかし、コツコツと真面目に取り組んでいけば600〜700点というスコアは決して難しいものではありません。当サイトおすすめのTOEIC対策アプリであるスタディサプリも上手に併用しながら対策するのが良いと思います。

JJPは外資系ということもあり、働いている人も外国籍の方も多いので、必然的に英語力は必要になってきます。それに加え、航空業界というのは、機体に関することから航空法に至るまで、絶対に英語がついて回るのは変えられない事実です。そのため、入社してからもコツコツと努力していく姿勢を見せることがCA内定に必要になってくるのではないでしょうか。

本記事が皆さまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

学生時代には英検5級すら落ちる壊滅的な英語力だったものの、Starbucks勤務時代に出逢った米国人夫妻をきっかけに完全独学で英語学習を再開し、TOEICも550点以上のUPに成功。コーチングやレッスンのご依頼は、学院公式HPもしくはお問合せよりお待ちしております。

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