【楽単】TOEICで単位認定される大学をご紹介！単位のみならず奨励金が出るケースもあり、大学生のお小遣い稼ぎには最適です！！【一石二鳥】

TOEICという試験があります。

TOEICは、社会人の『ビジネスに特化した英語力』を公平に測定する指標として非常に人気があり、企業にお勤めのお父さんお母さんは勿論のこと、現在では下は高校生から上はおじいちゃんおばあちゃんまで受験する英語資格になっています。

この記事をご覧になっている皆さんは大学生の方がほとんどであるかと思いますが、大学受験を経験してきた皆さんにとってはTOEICよりも英検の方が馴染みがあるかもしれません。しかし、今回は英検よりもTOEICにフォーカスを当てていこうと思います。

何故ならば、もう大学生の皆さんにとって、控えているのは就職活動。

企業に対する就職活動では、英検の話はほとんど出て来ず、TOEIC一色に染まります。TOEICは『合格』『不合格』といった形で結果が出るものではないので、資格ではないという考え方をする人もいますが、れっきとした資格として扱われます。TOEICは、ボーリングのようにスコアで実力が出ますので、履歴書やエントリーシートにも『TOEIC〇〇点』というように記載するのです。

『TOEIC』という言葉を聞いて大学生の皆さんが意識するのはやはり『単位』だと思います。

現在、多くの4年制大学では、共通教育課程における英語のクラス分けの際にTOEICが用いられ、そのスコアに応じて各自同レベルの仲間と英語の授業を受けたりします。それにとどまらず、共通教育科目の『英語』の中に『TOEIC』という科目が用意され、単位を出す大学もあります。

ただ、最近では『TOEIC』という授業を受ける必要もなく、公開テストで一定のスコアを取得するだけで単位を与えてしまうという、正に『楽単』な大学が存在します。それも一つや二つではありません。また、単位は与えないものの、一定のスコアの取得者に対して『資格取得奨励制度』として『お金を上げる』という大学もあるのです。

そこで今回は、『TOEICで単位がもらえる大学をご紹介！単位のみならず奨励金が出るケースもあり、大学生のお小遣い稼ぎには最適です！！』というテーマでお話をしようと思います。この記事を読んで、大学生の皆さんがTOEICを頑張るきっかけにして頂けたらと思います。ちなみに、大学生の平均点に関してはこちらをご参照下さい。

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ところで、社会人の皆さんに関しては、今回のお話はなかなか馴染みが無いと思いますし、ピンと来ないかもしれません。そのような方は以下の記事が対象になります。

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安心して下さい。社会人になると、今度は『資格手当』という名前に変わり、会社からお金が貰えるようになるのです。

ということで、今回の記事に関しては『大学生』にフォーカスを当て、世間の大学の『単位と奨励金』にまつわる実態を探っていきたいと思います！

全ての若き夢ある大学生に捧げます！！

TOEIC^® Listening & Reading Testの単位認定における活用状況

上記にてお話したように、現在では全国的に大学・短大・高等専門学校においてTOEICの導入が進んでおり、多くの学校で単位認定の方法として用いられています。少し前のデータになりますが、国際ビジネスコミュニュケーション協会がが2016年10〜12月時点における全国の学校の活用状況を調査しています。

以下の公式サイトのリンクからご確認頂けます。

TOEIC® Tests 入学試験・単位認定における活用状況

（一財）国際ビジネスコミュニケーション協会では、2016年10月・11月・12月に行った独自調査にもとづき、全国の大学・短期大学・高等専門学校における入学試験および単位認定でのTOEIC Testsの活用状況について調査を実施しました。本調査は、大学・短期大学・高等専門学校に対し、「入学試験におけるTOEIC Tests活用状況」「単位認定におけるTOEIC Tests活用状況」について調査用紙を送付し、ご回答いただいたものです。

引用元：TOEIC公式サイト

着目すべき点としては、４年制大学に関わらず、短大や高専に至っても活用しているということです。それだけTOEICの人気の高さと信頼性が強いことを物語っています。

これは調査の概要を見れば一目瞭然です。

米印で書いてあるように、調査実施校の中には非公開を希望した学校も含まれているので、実際の数とは厳密には一致しないものの、単位認定活用校数は少なくとも501校（大学・短大・高専）は存在することが分かります。

501校というのは私も正直数の多さに驚きました。2020年の現在は、最新の調査が行われていないので何とも申し上げることができないのですが、2016年でこれですから、現在ははるかに多くの学校がTOEICを単位認定に導入していることが予想されます。

それでは実際に単位が貰える大学を見ていきましょう。

TOEICで単位認定される有名大学【事実】

以下が実際にTOEICで一定のスコアを取得することにより、単位が貰える大学です。今回ご紹介する大学以外にも多くの大学がTOEICで単位認定をしていますが、全部挙げきれないため、ある程度の知名度と偏差値（だいたい50前後〜）のある学校にフォーカスを当ててご紹介しようと思います。

2016年版（TOEIC公式調査）

学校名	対象	基準スコア	単位数
小樽商科大学	全学部全学科	700	２単位
帯広畜産大学	全学部全学科	800	６単位
		700	４単位
		650	２単位
札幌市立大学	全学部全学科	750	１〜２単位
		600	１単位
東北大学	文学部・法学部以外	900	２単位
		830	１単位
獨協大学	外国語学部英語学科	900	８単位
		800	４単位
	法学部全学科	800	８単位
		700	４単位
千葉大学	全学部全学科	730	４単位
桜美林大学	全学部全学科	875	８単位
		810	６単位
		730	４単位
		700	２単位
國學院大学	全学部全学科	650	２単位
		500	２単位
東海大学	全学部全学科	750	８単位
		650	４単位
東京学芸大学	全学部全学科	600	２単位
東京工業大学	工学部指定学科	600	２単位
	生命理工学部全学科	650	２単位
	理学部全学科	550	２単位
駒沢大学	経済学部全学科	不明	４単位
成蹊大学	全学部全学科	860	６単位
		730	４単位
		590	２単位
専修大学	全学部全学科	730	４単位
		600	２単位
２東京女子大学	全学部全学科	850	８単位
		660	４単位
フェリス女学院大学	全学部全学科	900	８単位
		730	６単位
		650	４単位
金沢大学	全学部全学科	730	４単位
		600	２単位
信州大学	全学部全学科	860	４単位
		780	３単位
		700	２単位
		600	１単位
名古屋工業大学	全学部全学科	650	２単位
名古屋市立大学	全学部全学科	800	４単位
		755	３単位
		710	２単位
		655	１単位
愛知教育大学	全学部全学科	750	４単位
		700	３単位
		650	２単位
		600	１単位
三重大学	全学部全学科	600	２単位
		400	２単位
奈良女子大学	全学部全学科	640	４単位
		600	２単位
京都産業大学	全学部全学科	800	８単位
		700	６単位
		600	４単位
		520	２単位
立命館大学	経済学部全学科	730	２単位
	情報理工学部全学科	700	４単位
		650	３単位
		600	２単位
		550	１単位
摂南大学	外国語学部全学科	800	６単位
		700	４単位
		600	２単位
北九州市立大学	外国語学部以外	850	４単位
		750	４単位
		650	４単位
	外国語学部国際関係学科	900	８単位
		850	４単位
		750	２単位
九州大学	全学部全学科	790	２単位
		645	１単位
福岡大学	全学部全学科	860	４単位
		730	３単位
		600	２単位
		550	１単位
琉球大学	全学部全学科	860	４単位
		700	２単位

2020年版（EARTHIANS英語学院独自調査）

また、公式発表のものは2016年と少しデータが古いため、当サイトでは個別に大学のHPを訪れる等のデータ収集活動を行い、独自に調査を行いました。そちらの結果を合わせてご紹介致します。

学校名	対象	基準スコア	単位数
名古屋大学	全学部全学科	787以上	２単位
相模女子大学	全学部全学科	520以上	２単位
福岡大学	全学部全学科	860以上	４単位
		730〜859	３単位
		600〜729	２単位
		550〜559	１単位
千葉大学	工学部	730以上	４〜６単位
		680以上	２〜４単位
		600以上	２単位
弘前大学	全学部全学科	730以上	４単位
南山大学	外国語学部英米学科以外	850〜949	８単位
	外国語学部英米学科	950以上	４単位
大阪経済法科大学	全学部全学科	450以上	２単位
摂南大学	全学部全学科	945	６単位
		865	５単位
		785	４単位
		655	３単位
		550	２単位
		480	１単位
追手門学院大学	全学部全学科	500	最大4単位
関西大学	全学部全学科	670〜990	最大６単位
		570〜669	最大４単位
		490〜569	最大２単位
明治大学	政治経済学部	840以上	６単位
		740〜835	４単位
		620〜735	２単位

TOEICで単位認定をしちゃってもいいのか！？

最近でこそTOEICが大学の単位認定に使用されているのですが、これは実際に良い傾向なのでしょうか。TOEICの学術的要素と単位認定の是非について検討して見ましょう。

TOEICで単位認定すれば本来の大学の意味がなくなるかも

現代の世の中では大学は就職予備校と化し、受験生は各自の特性と校風等を意識せず、ひたすら河合塾の偏差値ランキング上位校から狙っていくというのが流れであるように感じます（この傾向は管理人が高校生の時から変わらない）。

なぜならばそれが正解と教えられているからであり、大学のその先を見据えた『就職』で成功するために少しでも良い大学に行こうと頑張ります。その一環として特に私立大学はTOEICに力を入れ、大学もTOEICで点を取っているなら、と単位を与えるということです。

でも、本来の大学の意味とはなんでしょうか。

大学というのは、高等教育機関であり、研究機関です。本来の意味から言えば、学問というものを突き詰める場が大学であり、実践的な思考力を養成する場なのです。その大学という立場が簡単にTOEICで単位を与えるというのは、やはり本来の大学の機能から考えると些か疑問に思えるところでしょう。

TOEICは完全にビジネスに特化しており、社内掲示板や新規オープンのカフェ、クライアントとのメール、同僚とのSNS等、学術性は一切無い英文がメインになります。従って、TOEICをどんだけ勉強したとしても、多少の情報処理能力は向上するかもしれませんが、実践的な思考力であったり、論理的思考能力といった、本来大学で身につくことは何も身に付かないのです。

TOEICで単位認定は正に『楽単』

世の中には『落単（らくたん）』という言葉があります。大学に行かれていない方はあまり聞いたことがないかもしれません。

簡単に言うと、受講者が単位を落とさない授業や、教授があり得ないほどヌルかったりして真面目に授業を受けずとも軽々と単位がとれてしまう科目を揶揄していう言葉です。

楽に単位がとれるから、楽単です。

この点、TOEICは正に楽単であると言えます。ある程度の点数を取得すれば、『それだけで』単位が取れるのですから、正直こんなに楽な話はありません。

多くの大学生は、卒業要件の必要単位数を満たすために単位獲得に必死になります。大学や学部によっては教授が救ってくれるといったケースも散見されるようですが、それでも毎年この時期は留年が決まる者、卒業できない事が決定し、内定取り消しを受ける者、教授に泣きつく者など様々な人間が現れます。

それだけ大学生にとって、『単位』というのは大切なものだということです。余談ですが、私の学生時代は単位がたりなくて『1単位10万でも売ってくれるなら買うわ』と豪語していた人もいました笑

概ね、世の大学生は基本的に楽に単位が取れればそれで良いですから、TOEICで単位が取れるというのは就活対策にもなって一石二鳥であるということです。

学部による有利不利

ただ、どうしてもこの制度というのは学部による有利不利が生じてきます。なぜならば、全学部全学科で導入している大学に関しては、どうしても英語系の学部が有利になるからです。

外国語学部の英語学科ともなれば、それこそずっと英語を学んでいるわけです。逆に英語学部以外の人間には学校で英語などやってくれるわけがなく、その人達は独学でTOEICを勉強しなければなりません。そのような人たちと英語学科の人たちにとって、単位認定のスコア基準が全く同じでは、これは不公平と言って良いでしょう。

どの学部に所属しているかで、その大学の単位の取得難易度に差があるというのはあまり好ましいものではありません。しかしながら、現段階ではこのような有利不利が必ず生じてきますし、この課題を解決できる有効な策はありません。

個人的には、英語系学部とその他学部を同じ基準で見るのではなく、英語系の学部に関しては認定基準を高くする等の工夫が必要そうだと思います。

TOEICで単位認定以外に『奨励金』が貰える大学

現在では、単位認定のみならず、一定のスコア取得者に対して『資格取得奨励金』という形でお金がもらえる大学があります。どんな大学で奨励金が出るのでしょうか。もちろん、奨励金は現金という形で支給されることもありますし、図書カードのような形態で支給されることもあります。

どのような形で支給されるのかは判断できませんので、気になる方は各大学まで直接お問い合わせ下さい。

大学名	スコア基準	支給額
明治大学	850	30,000円
	800	20,000円
	750	150,00円
	700	100,00円
	650	5,000円
武蔵野大学	850	15,000円
	800	12,000円
	750	10,000円
	700	7,000円
	650	5,000円
	600	3,000円
金沢大学	760	3,000円
明治学院大学	850	30,000円
	800	20,000円
	750	15,000円
	700	10,000円
	650	5,000円
追手門学院大学	860〜990	10,0000円
	730〜859	50,000円
	600〜729	30,000円
武蔵大学	945	80,000円
	800	40,000円
	700	10,000円
目白大学	730	100,000円
	600	30,000円
	500	10,000円
江戸川大学	900	1,100,000円（学費免除）
	800	550,000円（学費免除）
	700	200,000円（学費免除）
	600	50,000円
	500	30,000円
	400	受験料給付
日本大学	850	200,000円
	750	100,000円
	650	50,000円

なかなかすごい結果となりました。

上記はあくまでも一例ではありますが、その支給額の高さに私自身も調べていて驚きを隠せません。江戸川大学に至っては、800点以上のスコアを取得することで学費が免除になります。日本大学も850点以上で20万円の支給と、これかかなりの大判振る舞いと言って良いと思います。

学生の段階でこれだけのお金を手に入れることができれば、かなり生活の足しになることは間違いありませんし、非常にありがたいシステムだと思います。

できる奴はその金も英語学習に使う（正のスパイラル）

報奨金が貰えるということで喜んだ方もいるでしょう。確かにTOEICを勉強するだけで何万も貰えたらそれこそ棚からぼた餅だと思います。

ただ、面白いことがあります。ここで人は２人に分かれるのです。

そう。

その臨時収入に舞い上がり、遊興費として遊びに使ってしまうのか、新たな単語帳やTOEICの公式問題集を買ったりして自己投資に注ぎ込むのかです。できる人は、間違いなくそのお金を自己投資の為に使います。そのお金は本来入らなかった臨時収入であると捉え、『どうせ最初から無かったものなのだから、これは勉強に使おう！』という発想に至るのです。

特にTOEICの公式問題集なんか一冊が高いですから、何冊も揃えようと思ったらそれこそ万を超えてきます。できる人はそこに惜しみなく奨励金を当てる為、まさに生のスパイラルの如く実力も上がっていくのです。できる人はこうしてどんどんできるようになり、そこで成長が終わる人は遊びに使って終わりでしょう。所謂『再投資』の感覚が自己の中に存在するか否かの違いです。

こうしてできるようになった人は、その報奨金で買った教材でまたできるようになり、今度は社会に出た後に『資格手当』『報奨金』という名のご褒美を企業から得るようになるのです。

当サイトは皆さんには是非奨励金を貰ったら自己投資の教材費に使って頂きたいです。そうすることで、また一段階成長できる下地ができるからなのです。

是非できる人がやっている『再投資』の概念を意識してみて下さい。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は『TOEICで単位がもらえる大学をご紹介！単位のみならず奨励金が出るケースもあり、大学生のお小遣い稼ぎには最適です！！』というテーマでお話をさせて頂きました。今回は『単位認定』にフォーカスを当ててお話しましたが、現在は単位認定のみならず、入試においてもTOEICが導入されており、個別の大学ごとにTOEICのスコアが有利に働く場合があります。

また、今回挙げた大学以外でもTOEICで単位認定をしたり、英語の授業を免除するといった大学や短大は沢山あります。

TOEICで単位を出すことの是非については賛否両論あるかと思いますし、私自身も大学の本来の趣旨から考えれば、TOEICという学術性が皆無なテストを用いて単位を出すのはおかしな話だと思いますが、現状がそうなっている以上、それを利用していくのがもっとも得策なのではと感じます。

時代は常に変遷していきますし、何が正解というのもその時代ごとで変わってくるからです。

また、奨励金に関しては積極的に使っていくべきだと思います。人によっては自分の大学にその制度があるにも関わらず、それを知らずに申請期間が過ぎてしまったという人は結構います。もし、皆さんがTOEICの勉強をされているのであれば、必ず奨励金については調べるようにして下さい。そして必ず面倒くさがらずに申請を行うことをおすすめします。

それだけでお金がもらえるのですから、こんなに良い話はないのです。

今後も当サイトでも有益な情報を発信して参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。