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【ANA】全日本空輸のCA内定に必要なTOEICのスコアは何点!?航空業界にいる管理人が分かりやすく解説します!【国内最大手】

全日本空輸(通称:ANA)という航空会社があります。

全日本空輸(All Nippon Airways)の略称として、ANA(エー・エヌ・エー)と呼ばれています。1952年12月設立され、現在は国際線・国内線ともに国内最大規模を誇っている航空会社です。

国際線はアジア諸国とヨーロッパ諸国、アメリカ合衆国などに就航しており、航空会社連合である『スターアライアンス』のメンバーとして、提携を組んでいます。現在、東証一部上場のANAホールディングス傘下であり、ANAグループの中核事業たる航空事業を担っているのが、全日本空輸です。

ひと昔前であれば、『全日空』という略称で世間から親しまれていた航空会社ですが、現在はあまり全日空という言い方はせずに『ANA』や『アナ』というように呼びます(社内の人は『エーエヌエー』と言っています)。

余談ですが、私がANAの自社養成パイロットのセミナーに参加した際に人事の人から聞いた話では、昔は『全日空』という言い方をしていたものの、中国語で『毎日がらがら』という意味になるらしく、現在はそういう呼び方をしていないそうです笑

どちらかというと、『全日空』や『アナ』という言い方は年配の方に多いような印象で、若い世代はみんな『ANA』で統一しているような印象があります。

さて、航空会社の就活でも当たり前のようにエントリーシートを提出し、そこにTOEICのスコアの記入する欄があります。

『客室乗務員を目指しているけど、あまり英語は得意ではない』そんな方もいらっしゃると思います。CA就活のために準備をしておきたいけど、具体的に何点を取得しておけば良いか分からないといった方の為に、本日は『【ANA】全日本空輸のCA内定に必要なTOEICのスコアは何点!?航空業界にいる管理人が分かりやすく解説します』というテーマでお話しようと思います。

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目次

ANAのCA内定に必要なTOEICスコア

通常の就職活動においては、TOEICのスコアはあったらあったで有利になりますが、基本的にポテンシャル採用になるので必須ではありません。しかし、これが『航空業界』となると話は別になってきます。

航空業界と言えば、皆さんのイメージの通り『英語』が必須の世界になってきます。従って、TOEICは『あったら有利』というよりむしろ『足切り』として使われることが多く、一定のスコアを持っていないとそもそも応募すらできないケースが多々見られます。

今回はANAがCA(客室乗務員)に求めるTOEICのスコアについて見ていきましょう。一番簡単な方法は採用ページの募集要項を見ることです。以下は20卒の新卒採用におけるANAの客室乗務員の応募資格です。

引用元:ANA 新卒採用情報2020

TOEIC600点以上の英語力を有すること。

引用元:ANA 新卒採用情報2020

上記にてお分かりの通り、応募資格の段階で600点以上の英語力が求められていることが確認できます。従って、最低でも600点を取得しておかないと足切りとなり、書類選考を通過することができません(というより事実上応募不可)。

ちなみに、TOEICで600点というスコアは英検に換算すると2級と並べられることが多いです。600点というスコアは現在の日系エアラインでCAに求められる英語力の平均的な数字です。これを聞くと結構安心してしまうかもしれませんが、CA記念受験組を除き、おそらく皆さんが目指すところは『応募』ではなく『内定』だと思います。

数多くのライバル達と戦い、勝ち抜いていく為には600では少し心もとない気もするでしょう。CA受験において『何点とっておけば絶対内定』といったものはありません。客室乗務員に関しては英語力もそうですが、それ以上に様々な要素が絡み合ってくるので、英語力はその指標の一部にしか過ぎないのです。

ちなみに、ANAウイングスでもそのことは言われています。ANAとウイングスは別会社ですが、根本的に一緒と考えてもらっていいです。

私たちの仲間として一緒に働いて頂く方の人物重視の選考を行なっているため、英語力だけで合否を判断しておりません。

引用元:ANAウイングス 採用サイト

ただ、そうは言ってもある程度のスコアを獲得して安心したい気持ちも分かります。では何点を取っておけば良いのでしょうか。

できればTOEIC700点(英検2級A程度)以上を取っておくとよい

採用予定人数というのは、その年の景気や企業動向の問題もありますし、特に航空業界は世界経済の影響をモロに受けますので年度毎に様々です。しかしながら、ここ数年は2020年に開催される東京オリンピックの影響もあり、ANAでは500〜600人が採用されます。それに対し、応募者がどれくらいいるかという話ですが、7000〜9000人は存在します。

そうなってくると、書類で落とされる人は数多く存在してきます。最近流行りの動画選考等を加味し、その他のスペックが殆ど同じ人間であればTOEICの高い方を優先的に次のステップに上げることは優に考えられるのです。そのため、応募条件の600点で満足して提出してしまうのは少しもったいないような気がします。

現実的にはTOEIC700点(英検2級A程度)レベルの勝負になってくると思います。体感的な数値で申し訳ないですが、私自身の就職活動を通して出逢った方々を見ても、おおよそ600後半〜700後半くらいが一番多いように感じますし、内定者のボリュームゾーンになってくると思います。

もちろん、800overのスコアを持っているのであれば、それに越したことは無いのですが、700以上あれば『英語力』で足切りされることはありませんし、仮にお祈りを喰らったとしても、それは英語力が原因ではありません。自社養成パイロットでも応募条件で700点が設定されている以上、新卒のCAにそれを求めることは到底考えられないからです。

このことから考えても、TOEICで700点以上のスコアを獲得できたらそれ以上にスコアを伸ばす等のことを無理にする必要はないのです。その時間があったら、エントリーシートを何度も読み直して完璧にしたり(ESで落ちるのは避けたいから)、動画面接および集団面接などの対策に力を注いだ方が結果的には内定に近づくと思われます。

CAはTOEIC要件のみならず英語面接もあるので注意!

日系大手航空会社では、エントリーシートの提出後に英語試験が課されるほか、英語面接を行う場合もあるので要注意です。大手航空会社では、国際線も飛んでいますので、それを見越して入社段階である程度のスピーキングができるかも判断されています。

スピーキングの能力を担保するためにTOEFLや英検を受験するのも一つの方法なのですが、そもそも企業の人事は会社でTOEFLや英検を受験しないので効果的と言えず、やはりTOEICで700点以上を獲得しつつ、現実的にはネイティブキャンプDMM英会話と言ったオンライン英会話を利用して面接対策を行うことが理想です。

面接と言っても、日常的なコミュニケーション能力をみるだけで、英検のように『街中に防犯カメラを設置することはプライバシーの観点からどうか』みたいな(実際に私が2級の面接で聞かれた)ことは問われませんので、上記のオンライン英会話で日常の会話を練習しておくだけでも全然違うと思います。

どのみち、英語は入社してからもやっていくと思いますし、仮に入社後に挫折してしまったとしても国際線に回されないだけなのでそこは気軽に立ち向かっていく気合いが重要です!

ANAはTOEICもいいけど中国語も重宝されますよ!

TOEICとは話がずれてしまうのですが、実は航空会社というのは『JTB』や『HIS』といった旅行会社と同じく、英語以外の語学スキルも重宝されます。この点は総合職やパイロット以上に求められることが多いように感じます。

現代では英語が共通語として認識されているのは事実ですが、中華系の訪日インバウンド客というのは非常に多く、特にキャビンを担当することになる客室乗務員は中国語ができると尚評価されると思います。もし、英語に加えてある程度の中国語が可能であれば、そちらの路線にもすぐに対応することができ、アピールポイントになることは言うまでもありません。

国内線のみの会社に就職するならともかく、レガシーキャリア(大手航空会社)であれば国際線を飛ぶ可能性は十分にあるわけですから、HSK等の検定も受けながら中国語の対策をすることはCA選考を突破する上では有利になってくると思います。

CA選考はできる限り早くから対策することが大切

ここまで、CA選考におけるTOEICの重要性について語ってきましたが、TOEIC対策はなるべく早めに対策を行っておくことが重要になります。IPテストも含め、TOEICは無限に受けられるものではありません。

私自身、TOEICの点数が足りずに直前期になって焦っているCA志望の方たちを何人も見てきました。少しでも高い点数を取るに越したことはないのですが、できるだけ早くから対策をしておけば焦らずに選考に臨めると思います。

目標点を設定し、準備を開始してから実際にスコアを取得するまで早くて3ヶ月〜半年はかかるかと思います。英語は一朝一夕で能力が向上するものではありませんし、突然できるようになるものでもないので、大学生や専門学校の方であれば少しでも低学年からTOEICの対策をしておくことをおすすめ致します。

また、ANAに関しては独自のカラーがあるため、ANAが大切にしている習慣等の書籍で企業研究することも大切です。

できる限り早めに対策を行い、ライバル達に差をつけましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか。

本日は『【ANA】全日本空輸のCA内定に必要なTOEICのスコアは何点!?航空業界にいる管理人が分かりやすく解説します!【早めに準備しよう】』というテーマでお話をしてきました。

CAを目指している人は、統計的に国際学部関係の人が多いので、自ずとTOEICのスコアも高い人が多いのが特徴です。しかし、専攻が英語の人だけかというとそういうわけではなく、実に様々な学部・学科から採用されます。

応募資格のTOEIC600点・目標点となる700点は、国際関係の学部以外の一般的な学部の学生さんにとって多少難しく感じることもあるでしょう。しかし、コツコツと真面目に取り組んでいけば600〜700点というスコアは決して難しいものではありません。当サイトおすすめのTOEIC対策アプリであるスタディサプリも上手に併用しながら対策するのが良いと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

学生時代には英検5級すら落ちる壊滅的な英語力だったものの、Starbucks勤務時代に出逢った米国人夫妻をきっかけに完全独学で英語学習を再開し、TOEICも550点以上のUPに成功。コーチングやレッスンのご依頼は、学院公式HPもしくはお問合せよりお待ちしております。

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