就職や転職、昇進などに使われることの多いTOEIC。高得点を取ればとるほど就活や昇給などに有利に働くため、目標スコアを設定して勉強している人も多いと思います。
今回のテーマはズバリ『TOEIC800点を目指す勉強法とは?レベル感やすごさも解説!【800点超えが解説】』。
TOEICで800点を取るために、実際に筆者が行っていた勉強法を紹介していきます。
YUKI当時は社会人として働きながらでも800点を超えることができたので、コツコツと勉強を続ければ決して無理な目標じゃない!
TOEICで800点以上が取れれば、一般的にはかなりのハイスコアとして扱われます。外資系企業をはじめ英語を使う職種にもチャレンジできるような点数なので、800点目指して頑張っていきましょう!


※なおこの記事における“TOEIC”は、TOEIC® Listening & Reading Testのことを指します。
TOEIC800点のレベル感は?
以下は2024年度の平均スコアに関するデータです。TOEICの800点は、およそ上位16%に入ります。平均が615点ですので、全体でもかなり上の方に位置することが分かります。


また、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が発表している『TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表』を見てみます。
| 860~ | NON-NATIVEとして十分なコミュニケーションができる |
| 730~ | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
| 470~ | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる |
| 220~ | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
| コミュニケーションができるまでに至っていない |
TOEICで800点があれば、コミュニケーションは問題なくできるほどの英語力があるとみなされることが分かります。
文部科学省が2016年に作成した『各試験団体のデータによるCEFRとの対照表』をもとに、他の英語試験とのスコアを比較してみます。
| IELTS | TOEIC/TOEIC S&W | 英検 | CEFR |
|---|---|---|---|
| 8.5‐9.0 | C2 | ||
| 7.0‐8.0 | 1305‐1490 L&R 945~ S&W 365~ | 1級 | C1 |
| 5.5‐6.0 | 1095-1300 L&R 785~ S&W 310~ | 準1級 | B2 |
| 4.0‐5.0 | 790-1090 L&R 550~ S&W 240~ | 2級 | B1 |
| 3.0 | 385-785 L&R 225~ S&W 160~ | 準2級 | A2 |
| 2.0 | 200-380 L&R 120~ S&W 80~ | 3級~5級 | A1 |
およそ英検準1級、IETLSの5.5~6.0がTOEICの800点以上と同等と言えます。
TOEICで800点が取れたら、一般的には「英語ができてすごい」と思われるグループに入ることは間違いなさそうです。
TOEIC800点の正答率は?
TOEICはリスニング100問で495点満点、リーディング100問の計200問で496点満点、総合の最大スコアは990点となっています。
この際、単純な「1問正解=1点」などという方式ではないのが特徴です。TOEICでは正解数のみでスコアが決まるわけではなく、問題の難易度や正答率に応じてスコアが計算される独自のスコア算出システムが採用されています。



何問正解できたら確実に何点、みたいなことは言えないんだね。
一般的には、リスニング100問のうち85問前後、リーディング100問のうち85問前後正解できていれば、両方で400点ずつ取れて800点を超えると考えられています。
TOEICはリスニングとリーディングのスコアの合計なので、得意な方を伸ばして点数を稼ぐということも可能です。
ただし先述の通りTOEICのスコア配分は試験により変動するので、何問正解したから大丈夫、という考え方はできないので注意しましょう。
TOEIC800点の取得にはどれくらい勉強が必要?
Oxford大学出版局の資料(TOEIC Asia.indd)によると、現在750点の人が850点を目指すには275時間の勉強が必要とされています。(リンク内の資料の6ページに表が掲載されています。)
スコアを100点上げるのにおよそ225時間の勉強が必要と計算されているので、それをもとに自分の勉強時間を考えてみるといいと思います。もちろんこれはあくまでも目安の時間ですので、十分な時間が取れないからといってムリというわけではありません。



自分の現在のスコアを基準に考えることがまずは第一歩だね!
TOEICで800点を取るまでに行った勉強法を紹介
というわけで、私がTOEICで800点を取るために行った勉強方法を紹介していきます。
ちなみに私が初めて800点台に乗ったときのスコアは850点で、その前は750点ほどでした。急に800点が取れたわけではなく、コツコツ勉強して少しずつスコアを伸ばしていったという背景があります。
自分の今のスコアがまだまだ低い場合はいきなり高スコアを目指すのではなく、まずは達成できそうな目標を立てて少しずつスコアを上げていきましょう。高すぎる目標はモチベーションを失う原因にもなります。



私も最初のTOEICは500点くらいでした。何年もかけて、少しずつスコアを伸ばしました。
TOEIC問題集を何周も解く
TOEICで高得点を目指すうえで、TOEIC専用の問題集の活用は非常に大切です。TOEICに必要なコツや知識がすべて詰まっているので、効率よくTOEIC対策ができます。
私もTOEIC用の問題集を使って勉強しましたが、使う教材は1,2種類に絞ることを徹底しました。
使う教材を決めたら、その1冊を徹底的にやり込みましょう。1冊をパパっと終わらせて、終わったから次の教材を買おう!というのはおすすめしません。理由は以下の通りです。
- 間違えた問題の復習・解き直しが重要
- TOEICの対策本の内容はどれも似ている
- 1冊の中にある知識をすべて覚える方が効率が良い
間違えた問題の復習をする方は多いと思いますが、完全に知識が頭に入るまで解き直しているという人が少ないのではないでしょうか?


私はこのように間違えた問題にマークをして、忘れたころに何回も解き直していました(これはいまだにやっています)。また、問題集をパラパラとめくって目についた単語やフレーズの意味を覚えているか再確認するという作業もたまに行っています。



英語勉強の最大の敵は、忘れること。忘れたときにやり直す作業で知識が定着します!
また問題集はレベルごとに分かれているものがあるので、自分の目標とするレベルに合ったものを選びましょう。
リスニングはシャドーイングもセットで行う
TOEICのリスニング対策は、聞くだけでなくスクリプトのチェックも併せて行いましょう。
リスニング対策の教科書やウェブサイト上で解けるリスニングのサンプル問題には、解答のほかにスクリプトも載っていることが多いです。
わからなかった問題を中心に、スクリプトを読む→わからなかった表現をチェック→シャドーイングで英語のリズムや発音を頭に入れるという練習をして耳を鍛えていくことができます。



リスニング力は会話力にもつながる超重要なスキルです!聞き取ったことが言えるようになれば、英語耳が育っている証拠!
リスニングのコツは、どうして聞き取れなかったのかを知ることです。大抵の場合の英語が聞き取れない理由は、
- 音のつながり(リエゾン)に慣れていない
- 発音を正しく覚えていない
- 最初の疑問詞を聞き逃している
といった理由があります。実際にシャドーイングで声に出すことで、自分でも英語のリズムをつかみ発音できるようになると、最初は聞き取れなかった音も聞き取れるようになってくるものです。
日本語→英語への翻訳練習
参考書の問題をただ解くだけでなく、答えに書いてある日本語訳を見て元の英文を作る翻訳の練習も行っていました。
この作業を行うと、表現や単語を自力で思い出す、正しい文法で文章を作るなどの力が身に着きます。違った角度から問題集を使うことで、1冊の問題集を余すことなく活用することができちゃいます。
TOEICの問題を解く場合、基本的にはすべて四択問題なので答えをゼロから考えることはしないんですよね。しかしこの英訳作業では、ヒントは一切ありません。
「この言い方って英語でなんて言うんだったかな…」ということを自分で考えて英文を作るので、選択肢があれば思い出せる、という曖昧な知識では太刀打ちできない点がいいトレーニングになります。



特に今はAIがあるので、自分の作った文章が正しいかどうかを確認するのも簡単ですね。
頻出単語をひたすら暗記
個人的には、英語はとにかく単語力が重要だと考えています。
その単語さえわかれば理解できるのに!という経験、誰にでもあるのではないでしょうか?
そんなもったいない状況を少しでも減らすために、できるだけ多くの単語を覚えることが、何より一番簡単にできるTOEIC対策の第一歩です。
私の単語暗記法は色々ありますが、過去にはこんな方法を試してきました。
- 問題集を何度も読み直して単語を覚えているかチェックする
- 自作の単語帳を作る(フラッシュカードも可)
- 部屋中に単語の書いた紙を貼る
部屋の中の目につく場所に単語を貼って覚えるという力技もしていました(笑)





この紙をめくると、裏に意味が書いてあります。覚えてきたら違う単語に入れ変えます。
効率的な単語の覚え方については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。


長文読解から解き始める(マークズレ注意)
最後は勉強法というよりは本番の解き方なのですが、私はほぼ毎回長文問題(Part7)から解いていました。
TOEICを後ろから解くことについては賛否両論あるので、自分に合ったやり方でやることが一番なのですが、もしいつも時間が足りなくなる…という方は、最後から解き始めることを試してみるのもいいかもしれません。
こうすることで落ち着いて長文が読めます。最初の短文穴埋めに自信がある場合は特にこのやり方がおすすめです。
「この時間まで長文をやって、この時間になったら前半を解き始める」というように自分なりに時間をセットして行うのもいいでしょう。この作戦の狙いは、落ち着いて長文を解くこと、そして時間内に全問解き切ることです。
ただし、順番に解かない分マークのズレには十分注意しましょう



普段から時間をはかって問題を解くようにしておくといいですね!
TOEICの勉強はモチベーションの維持が要
TOEICの勉強をしていると、誰でもモチベーションが下がってやる気がなくなるときがあると思います。語学の勉強はできれば毎日コツコツがいいのですが、やる気がないときってどうしようもないですよね。
そんなときは、TOEICの勉強から離れて好きな英語のコンテンツを観たり、好きな英語の曲を聴いたりと他のことをするのも大切です。
TOEICを勉強している人の多くは、「TOEICでハイスコアを取りたい」だけでなく、「いつかちゃんと英語がペラペラになりたい」と思っているのではないでしょうか。
TOEICの勉強に飽きたら、他の方法で英語に触れつつやる気が回復するまで待ってもいいと思います。



私もよく英語の勉強と称して海外のYouTuberやドラマを観ています。テストよりも活きた英語が身に着くのでおすすめ!


【まとめ】TOEIC800はそんなに難しすぎるものではない
というわけで、『TOEIC800点を目指す勉強法とは?レベル感やすごさも解説!【800点超えが解説】』というテーマで記事を書きました。
TOEICの800点は受験者の中でも上位に位置するハイスコアですが、決して難しすぎる目標ではありません。作戦を立ててコツコツと勉強を続ければ大丈夫です。
- 頻出語句・単語はしっかりと抑える
- 復習をしっかりして知識の穴を減らす
- 基礎的な問題を落とさない
- 解く順序を工夫するなどで全問解き切るようにする
といった基本的なことを徹底して、あとは問題集を用いて練習あるのみだと思います。
また、いきなり800点を目指すのではなくまずは手の届きそうな目標から設定していくのも大事ですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。一緒に英語の勉強をがんばりましょう!















