TOEICという英語資格があります。
国際的なコミュニケーションの場で必要とされる英語能力を評価する民間資格です。試験内容は全200問で、リスニングが45分で100問、リーディングが75分で100問の合計2時間で解き切るマーク式の試験です。
TOEICは、社会人の『ビジネスに特化した英語力』を公平に測定する指標として非常に人気があり、企業にお勤めのビジネスマンは勿論のこと、現在では、下は高校生から上は大企業の部長まで受験する英語資格になっています。
TOEICは、合格不合格で判断される単純な試験ではなく、自身の英語力に基づいて10点~990点の間でスコアが出るようになっています。分かりやすく言うと、ボーリングのスコアのような感じで、英語力が高い(ボーリングが上手い)人ほど高得点が出る仕組みになっています。
2023年春、一大ニュースが飛び込んできました。
なんとTOEICにおいて従来の紙ベースでの公式認定証が廃止となり、これからはデジタル版での発行となる模様です。
公式認定証がデジタルになるのか~!!
時代の流れね
TOEICの公式認定証がデジタルに!
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は4月20日、TOEIC Program公開テストにおいて、ブロックチェーン技術を活用したデジタル公式認定証の提供を開始することを発表しました。
https://www.iibc-global.org/iibc/press/2023/p220.html
これは結構すごいというか、革新的なことでして、大規模検定試験におけるデジタル公式認定証の発行は日本初となります。
サイバーリンクスという所が提供しているブロックチェーン技術を採用し、改ざん等が一切できないような形となっています。
導入の背景としては、入試や就職などの際に、近年はWEBでの出願やエントリーが主流となってきているため、その中でスコアをオンラインでも提出できる仕組み作りを進めてきたというのです。
これはますます便利になりそうですね!
TOEIC公式認定証のデジタルへの移行期間
移行期間はどうなっているのでしょうか。
公式のプレスリリースによると、2023年度に実施する公開テストに関しては従来通り紙ベースのものが発行できるようです。また、合わせてデジタル版も発行されるようで、ハイブリッド型のような形になっています。
実際にどんな画面か見てみましょう!
デジタル認定証の発行方法
「デジタル公式認定書」は試験日から19日後に、TOEIC®申込サイトのログイン後のページに表示されるURLから確認できます。
尚且つ、PDF版のダウンロードもすることができます。
ただ、注意点もあります。
5年もあれば十分かなと思います。従来のTOEICでも、公式認定証の再発行は2年以内であったので、この辺りは特に受験者が不便を感じる点にはならないかなと思います。
企業等にはどうやってデジタル認定証を提出するのか
基本的に企業はブロックチェーンを用いてその公式認定証が正式なものかを確認するようです。
例として大学などでも対応がもう既に始まっています。
当研究科では、出願書類として外部英語試験のスコア提出を求めています。 2023年4月よりTOEICデジタル公式認定証の発行が開始されたことを受け、2023年度実施大学院入学試験(夏季)から、出願書類としてTOEICのデジタル公式認定証を印刷したものも、従来のスコア原本(紙媒体)と同様に受け付けます。 なお、デジタル認定証に表示されるQRコードを用いてその真正性を確認します。
東京都立大学及び大学院
TOEIC 公開テストを 2023 年 4 月以降に受験した場合に発行される「TOEIC デジタル公式認定証」は、本学の大学院入学試験に使用することができます。「TOEIC デジタル公式認定証」を提出する場合は「公式認定証(Official Score Certificate)」(原本)の提出は不要です。
筑波大学
TOEIC デジタル公式認定証を出願書類として提出する場合は、以下の 2 点を行ってください。
1.英語スコアに関する情報を Web 入力する際に、TOEIC デジタル公式認定証の URL を入力する
欄がありますので、TOEIC 事務局からメールで通知される「デジタル公式認定証の URL」をコピ
ー&ペーストで入力してください。
(※出願方法が Web ではない入試の場合は下記2の手続きのみを行ってください。提出書類を受
領後に必要に応じて本学事務担当から連絡します。)
2.TOEIC デジタル公式認定証をプリントアウトして、他の書類と一緒に郵送してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「TOEICがデジタル公式認定証を開始!発行方法や従来の公式認定証との違い・移行期間等について徹底解説!!」というテーマで解説を行いました。
TOEICのスコアを紙で提出することに煩わしさを感じていた方にとって、今回のニュースは朗報と言えると思います。
特にトーイッカーの方であれば、紙の公式認定証が溜まっていくばかりで、保管に困っていたところもあったかと思います。その点、デジタルになることでより管理が楽になったと感じる人も多そうです。
ブロックチェーン技術活用の途が広がりを見せる昨今、各種英語試験へどのような影響があるのか今後の動きに注目が集まります。
オンラインで提出できるTOEICのスコアを活用したい方は、デジタル公式認定証のURLやPDF版をぜひ取得してみてください。
今回の記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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