皆さんこんにちは!
毎年この時期になると繰り広げられるのが就活ですね!所謂『シューカツ』というものです。
我が国日本では、大学3年生の秋ごろから、男女問わずなぜかみんな同じ髪型になり出し、翌年は1000%着ることの無い真っ黒な『リクルートスーツ』(お葬式かな!?)を身に纏い、女子学生は必ずと言って良いほどカーキ色のコートを羽織って、人事の話をアホみたいにウンウン頷きながら聞くあの伝統行事です。
私自身も、一通りシューカツという行事には参加したので、日本のシューカツがいかに滑稽で茶番であるかというのが痛いほどわかっています。しかしながら、今日も若きシュウカツセイは慣れないパンプスや革靴を履き、靴擦れを起こしながらも企業へと出向いていることでしょう。
お疲れさまです!もうそういう『モノ』として頑張りましょう!!
就活というのは、限られた『採用人数』という狭き門をみんなで奪い合うレース(縁故採用とかは別)でしかないので、どの業界においても血みどろの戦いになるのは避けられない現象ですが、その中でも最たるものは、航空会社における客室乗務員(CA)の採用選考でしょう。男性CAも現在はそこそこ活躍していますが、まだまだそこは女の園であり、 あのANAも『ANA女学園』と揶揄されるほどの女の世界なのが航空業界におけるCAです。
大手航空会社であれば、かなりの人数を採用するため、倍率的には超高倍率(大手不動産やキー局、大手食品メーカー等)にはなりませんが、女性ばかりということもあってか、かなり白熱した戦いが繰り広げられるようです。
今回は『CA(客室乗務員)に必要なTOEICスコアは何点!?各エアラインごとの英語力要件と傾向&対策を航空業界にいる管理人が徹底解説します!!』というテーマでCAと英語力の関係性を探っていこうと思います。
これまで日本国内の航空会社における、客室乗務員に求められる英語力についてはすでに考察してきた通りです。
航空会社の就活でも通常の就活と同様です。当たり前のようにエントリーシートを提出し、そこにTOEICのスコアの記入する欄があります。『客室乗務員を目指しているけど、あまり英語は得意ではない』そんな方もいらっしゃると思います。
『CA就活のために準備をしておきたいけど、具体的に何点を取得しておけば良いか分からない』といった方の為に、本記事では日本国内のエアラインのみならず、世界中のエアラインのCAに求められる英語力についてまとめました。今後CAを志望する方にとっては、自分の志望するエアラインだけでなく、競合他社の業界分析もしておかねばなりません。
世界中のエアラインで働こうと思った場合、どの程度の英語力が必要になるのでしょうか。今回は航空業界にいる管理人が、肌感覚で感じていることや、今までの経験も含め、 CAに求められる英語力(TOEICスコア)と傾向&対策について語っていこうと思います。
男女問わず、客室乗務員を志望する全ての方に捧げます。
日本国内エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
日本に住んでいる日本人が目指すとすれば、まずは日本国内のエアライン(国内企業)を目指すのが一般的ですので、ほとんどの方がここに当てはまるかと思います。ごく稀に、大韓航空やシンガポールエアライン、エディハド等の海外エアラインに就職していく人もいますが、外資系エアラインの中には永住権を必要とする企業もあり、現地就職というのはそうそう簡単なことではありません。
それに、何より日本に本拠地を構えることができなくなるので、メリットも多くあれどデメリットや弊害もたくさん起きてきます。こういった理由から、やはりほとんどのCA志望の方が『まずは』国内のエアラインを目指すのが一般的になっています。日本人であるなら、日本のエアラインが採用されやすいに決まっていますし、働きやすいに決まっているからです(もちろん例外はあります)。
私たち日本人が現実的に就職するであろう国内エアラインに関しては、当サイトでも個別にまとめの記事を作ってあります。興味のある方は以下の表のリンクから個別記事へとお進み下さい。全部が全部解説を付けているわけではありませんのでご注意下さい。
ANA系エアライン(所謂青系)
所謂青系の会社です。ANAが本体にあり、ウイングスは国内線の役半分を担っているような形態を取っています。なんでもかんでも大手良いという考え方は危険ですので、福利厚生や勤務地、最速でチーフパーサーになれるか、既卒の採用は行っているのか等も考慮に入れながら就職活動に臨むと良いかと思います。基本的な英語力に関しては、青系の会社に関してはあまり変わりがありません。大卒の社会人に求められる平均的なTOEICスコアが要件となってきます。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
全日本空輸All Nippon Airways | ANA | 大学・短大・専門 | TOEIC600 | 羽田 | 大卒180,319円+乗務手当+諸手当 |
エアージャパンAir Japan | AJX | 大学・短大 | TOEIC600 | 成田 | 未経験募集無し、常務時給2,650円 |
ANAウイングスANA Wings | AKX | 短大・専門 | TOEIC600 | 中部・大阪・福岡 | 大卒174,000+変動手当 |
JAL系エアライン(所謂赤系)
所謂赤系の会社です。運行に関しては、全部『日本航空』の看板で運行することになりますが、実際は分社化されているのが現状です。国際線を飛ぶ日本航空に関しては平均的な600点が要求されるものの、その他のリージョナルエアラインに関しては、国外に行かないということもあって、英語力要件は低めに抑えられています。また、高卒でもアプライできるチャンスがあるのが非常に魅力的です。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
日本航空 Japan Air Lines |
JAL | 大学・短大・専門 | TOEIC600 | 羽田・成田等 | 英語証明資格提出、男性CA採用実績あり(少数)、初任給188,000+乗務手当+諸手当 |
日本トランスオーシャン航空 Japan Transocean Air |
JTA | 短大・専門 | 簡単な英会話 | 那覇 | 大卒初任給176,216円+常務手当 |
琉球エアコミューター Ryukyu Air Commuter |
RAC | 短大・専門 | 記載無し | 那覇 | JTA子会社、基本給146,680円+乗務手当 |
ジェイエアー J-Air |
JLJ | 高校 | TOEIC550 | 大阪 | 初任給172,065円+乗務手当、独身寮あり |
日本エアコミューター Japan Air Commuter |
JAC | 高校 | 一定の英語力 | 鹿児島 | 初任給153,000円+乗務手当 |
北海道エアシステム Hokkaido Air System |
HAC | 高校 | 日常英会話程度 | 丘珠(おかだま) | 初任給181,700円+住宅手当 |
独立系エアライン
所謂『独立系エアライン』『新興エアライン』と呼ばれる分野です。特徴としては、国際線を飛ばずに、地域と地域を結ぶ役割を担っているので、総じて英語力の要件は低く、英語が苦手だけど客室乗務員になりたいという方にはオススメです。また、高卒・専門卒・短大卒のように、学歴の面でアプライできるチャンスが多いのもこれまた魅力です。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
AIR DO Hokkaido International Airkines |
ADO | 短大・専門 | TOEIC550・英検2級 | 新千歳・羽田 | 大卒197,000円+諸手当 |
アイベックス航空 IBEX Airlines |
FRI | 短大・専門 | TOEIC550 | 仙台 | 大卒15,2000円+乗務手当 |
スカイマーク Skymark Airlines |
SKY | 短大・専門 | TOEIC600程度 | 羽田 | 基本給250,000円(※乗務手当無し) |
フジドリームエアラインズ Fuji Dream Airlines |
FDA | 高校 | TOEIC550 | 名古屋・静岡 | 職種限定正社員175000+乗務手当 |
ソラシドエア Solaseed Air |
SNJ | 短大・専門 | TOEIC600 | 羽田 | 基本給165,000+都市手当20,000円+乗務手当20,000円、アームリーチ190cm |
スターフライヤー Star Flyer |
SFJ | 短大・専門 | TOEIC600 | 北九州 | 大卒167,560円+諸手当、短大・専門165,000円+諸手当 |
天草エアライン Amakusa Airlines |
AMX | 高校 | 記載無し | 天草 | 地上業務あり、正社員登用等 |
オリエンタルエアブリッジ Oriental Air Bridge |
NAW | 短大程度 | 記載無し | 大村・福岡 | 月給18,0000円(総支給額) |
LCCのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
最近では、規制緩和によりLCCが急激に伸びてきています。LCCは、メガキャリア・レガシーキャリアとは異なり、短距離〜中距離をなるべく搭乗率を上げながらガンガン回していくビジネスモデルを採用しています。従って、長距離の国際線に乗務する機会は大手に比べれば少ないものの、短距離路線は国際線もあるのに加え、これからは長距離路線も増えてくることと思います。
従来の客室乗務員のイメージとは異なり、各社が独自で面白い制服を採用したり、自社にしか無い価値観や企画を通してお客様をおもてなしすることも多く、大手の凝り固まった雰囲気が合いそうに無い方にはオススメです。気になる給与体系ですが、最近は大手と変わらない給与を出している所もあり、かつてのような『安かろう、悪かろう』の雰囲気ではなくなっているのが特徴です。
LCCは結構英語力の要件は高めの所が多いです。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
ZIP AIR TOKYO | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
ジェットスター Jetstar Airways |
JST | 不明 | 英語堪能 | シドニー | オーストラリア永住権必須 |
ジェットスターアジア Jetstar Airways |
JSA | 大学 | TOEIC700 | シンガポール | |
ジェットスター・ジャパン Jetstar Airways |
JJP | 専門・高校 | TOEIC600 | 成田・中部 | アームリーチ210cm |
エアアジア Air Asis |
AXM | 記載無し | TOEIC600 | クアラルンプール | |
エアアジアX Air AsiaX |
AXA | 記載無し | TOEIC650 | クアラルンプール | エアアジア中距離路線担当、2年契約更新可 |
タイ・エアアジア Thai Air Asia |
AIQ | 大学 | TOEIC650 | バンコク | |
エアアジア・ジャパン Air Asia Japan |
WAJ | 高校 | TOEIC650 | 中部 | マレーシア訓練必須 |
ピーチ Peach Aviation |
APJ | 専門・高校 | TOEIC600 | 関空・成田・那覇 | 契約期間最大3年、高卒は就労経験3年以上、時給1,000円+乗務時給500円、バニラエアと統合 |
スクート航空(シンガポール) Scoot |
SCO | 短大 | TOEIC600 | シンガポール | |
ノックスクート(タイ) | NCT | 大学 | TOEIC600 | バンコク | 水泳50M、歯列矯正器具着用不可 |
ベトジェット(ベトナム) Vietjet Air |
VJC | 高校 | TOEIC400 | ホーチミン・ハノイ等 | TOEIC600で身長条件緩和 |
香港航空 Hong Kong Airlines |
CRK | 大学 | 英語堪能 | 香港 | 日本国籍、アームリーチ208cm |
香港エクスプレス航空 Hong Kong Express Airways |
HKE | 大学 | TOEIC600 | 香港 | アームリーチ208cm |
春秋航空 Spring Airlines |
CQH | 記載無し | TOEIC600 | 成田・関空・名古屋 | 中国語優遇、月収18,000円 |
春秋航空日本 Spring Airlines Japan |
SJO | 高校 | 日常英会話 | 成田 | 正社員登用あり |
アジア系エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
アジアのエアラインの中には、シンガポール航空や大韓航空、アシアナ航空のように、日本人の客室乗務員が多く在籍しているエアラインがあります。ポイントとしては、やはり外資企業でありながら、日本で働けるかという所になってくるかと思います。特に大韓航空等であれば、日本ベースで働けるというのが最大のメリットであり、実際に仁川国際空港から日本に戻ってくる便にはしょっちゅう日本人のCAさんも乗っています。
『海外でそのまま働きたい』という方にとっては、英語力さえそれなりにあれば、海外就職が比較的しやすい環境にあると思います。アジア圏は比較的物価が安く、更には今後新興国が勢いを付けてくることから考えても、自身のスキルアップのために働くというのもありでしょう。親日国が比較的多いのもアジア系エアラインで働く大きなメリットといえるでしょう。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
大韓航空 Korean Air |
KAL | 短大・専門 | TOEIC550・英検2級 | 成田・関空 | 基本給88,650円+乗務時給2,100円、契約期間最大6年 |
アシアナ航空 Asiana Air |
AAR | 短大 | TOEIC500 | 東京・大阪・中部・福岡 | 基本給12,000円+常務手当時給800円、韓国語優遇 |
中国国際航空 Air China |
CAA | 短大 | 英語or中国語堪能 | 東京・大阪 | 犯罪歴無し |
中国南方航空 China Southern Airlines |
CSN | 短大・専門 | TOEIC560 | 訓練について行ける英語力、1年目年収400万程度 | |
中国東方航空 China Eastern Airlines |
CEA | 短大・専門 | 記載無し | 上海・羽田 | 年度毎契約更新 |
上海航空 Shanghai Airlines |
CSH | 短大・専門 | 日常英会話 | 不明 | 中国語優遇、月給225,000円程度 |
海南航空 Hainan Airlines |
CHH | 短大・専門 | 英語堪能 | 北京 | 制服着用時見える場所の刺青・傷不可、アームリーチ212cm |
チャイナエアライン China Airlines |
CAL | 短大・専門 | TOEIC600・英検2級 | 東京・大阪 | 中国語優遇・アームリーチ202cm |
エバー航空 EVA Airways |
EVA | 短大・専門 | TOEIC550・英検2級 | 羽田・成田・関空 | 3年契約、中国語優遇 |
キャセイパシフィック航空 Cathey Pacific Airways |
CPA | 大学・高校 | TOEIC650 | 香港 | アームリーチ208cm |
マカオ航空 Air Macau |
AMU | 短大・専門 | 不明 | マカオ | アームリーチ206cm |
ベトナム航空 Vietnam Airlines |
HVN | 大学 | TOEIC600 | ハノイ・ホーチミン | 日本国籍 |
フィリピン航空 Philippine Airlines |
PAL | 短大・専門 | TOEIC650 | 東京 | 機内通訳要員 |
シンガポール航空 Singapore Airlines |
SIA | 大学・短大 | 英語堪能 | シンガポール | 5年契約、日本人CA平均給与300,880円 |
マレーシア航空 Malaysia Airlines |
MAS | 大学・専門 | 英語堪能 | クアラルンプール | |
タイ国際航空 Thai Airways International |
THA | 大学 | 不明 | バンコク | |
バンコクエアウェイズ Bangkok Airways |
BKP | 大学 | TOEIC600 | バンコク | 日本国籍、独身 |
ガルーダ・インドネシア航空 Garuda Indonesia |
GIA | 短大・専門 | TOEIC700 | 東京・大阪 | 矯正視力不可、基本給165,700円 |
エア・インディア Air India |
AIC | 高校 | TOEIC700 | 東京・大阪 |
オセアニア系エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
オセアニア系のエアラインです。オセアニアに関しては、シャットスタージャパンの親会社であるカンタス航空など、一流の航空会社が名を連ねています。どこも永住権を必要とするので、あまり選択肢には入ってこないでしょう。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
カンタス航空 Qantas Airways |
QFA | 高校 | 英語堪能 | 東京・シドニー | オーストラリア永住権必須、水泳50M |
ニュージーランド航空 Air New Zealand |
ANZ | 短大・専門 | 不明 | オークランド | ニュージーランド永住権必須 |
エア・タヒチ・ヌイ Air Tahiti Nui |
THT | 不明 | 英語堪能 | パペーテ | フランス語優遇 |
北米・南米系エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
アメリカやカナダのエアラインに関しては、かなり要件が厳しく、純粋な日本人が働くのはかなり難しいです。特に米国のグリーンカードの取得はかなり大変になってきますし、カナダにしても国籍や永住権の観点から普通に働くことはできません。やろうと思えば何でもできないことはないですが、ビザの難題をどう乗り越えるかが問題となってきそうです。もちろん、現地採用になってくるので、英語力がTOEICでどうたらというよりも、ネイティブと同じだけの語学力が必要になってきます。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
アメリカン航空 American Airlines |
AAL | 不明 | 英語堪能 | ダラス | 市民権・永住権必須 |
ユナイテッド航空 United Airlines |
UAL | 高校 | 英語堪能 | ロサンゼルス・シカゴ等 | 市民権・永住権必須 |
デルタ航空 Delta Air Lines |
DAL | 短大・専門 | 英語堪能 | 東京・大阪・中部 | |
ハワイアン航空 Hawaiian Aielines |
HAL | 高校 | 英語堪能 | ホノルル・米国 | 市民権・永住権必須アームリーチ208cm |
エア・カナダ Air Canada |
ACA | 不明 | 英語堪能 | カナダ | 国籍・永住権必須 |
エアロメキシコ Aero Mexico |
AMX | 不明 | TOEIC700 | 東京 | 機内通訳、時給1,600円 |
ヨーロッパ系エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
ヨーロッパ系のエアラインは、割合は少ないと思いますが日本人の方も働いていらっしゃるという話を耳にします。外資のエアラインは、共通語である英語はもちろんのこと、それ以上に『その国の言葉』にどれだけ精通しているか、ということもポイントになってきそうです。面白いのが、CAではなく、通訳要員として機内で働くこともあるようです。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
ルフトハンザドイツ航空 Lufthansa |
DLH | 高校 | 英語堪能 | フランクフルト | ドイツ語優遇 |
オーストリア航空 Austrian Airlines |
AUA | 短大 | 英語堪能 | ウィーン | |
スイス国際航空 Swiss International Airlines |
CRX | 大学・短大 | TOEIC750 | 成田 | 日本国籍 |
KLMオランダ航空 KLM Royal Dutch Airlines |
KLM | 短大・専門 | TOEIC700 | 東京・大阪 | 日本国籍、水泳50M、3年契約 |
エールフランス航空 Air France |
AFR | 短大 | 英語堪能 | パリ | フランス語優遇、現地採用、水泳50M |
アリイタリア航空 Alitalia |
AZA | 不問 | TOEIC800 | 東京・大阪 | 機内通訳要員 |
ブリティッシュ・エアウェイズ British Airways |
BAW | 不問 | 英語堪能 | ロンドン | 国籍不問、既婚可、現地採用 |
スカンジナビア航空 Scandinavian Airlines |
SAS | 大学・短大 | 英語堪能 | 東京 | 水泳200M |
フィンエアー Finniar |
FIN | 高校 | 英語堪能 | ヘルシンキ | 接客経験、水泳50M |
中東系エアラインのCAに必要な英語力(TOEICスコア)
『ザ・ファーストクラス』のイメージが強い中東のエアラインです。お金の匂いがプンプンしてきそうです。エミレーツ航空の所得税無しというのは本当に羨ましい限りです。所得税ゼロです、ゼロ!笑
中東系エアラインの特徴として、制服を着用した時に、お客様から見える場所に刺青があるとアウトというところが多いので注意が必要です。とはいえ、客室乗務員を目指されている方で体にお絵描きをしているような人はほぼいないでしょうから、懸念点としては挙がらないでしょう。
航空会社 | ICAO | 最低学歴 | 英語要件 | ベース | 備考(給与等) |
エミレーツ航空 Emirates |
UAE | 高校 | 英語堪能 | ドバイ | 1年契約、制服着用時見える所に刺青不可、所得税無し |
カタール航空 Qatar Airways |
QTR | 高校 | 英語堪能 | ドーハ | 3年契約、制服着用時刺青不可 |
エディハド航空 Ethihad Airways |
ETD | 高校 | 英語堪能 | アブダビ | 接客経験2年以上、制服着用時見える所に刺青不可 |
エジプト航空 Egypt Air |
MSR | 大学 | |||
トルコ航空 Turkish Airlines |
THK | 不明 | 不明 | 不明 | 国際線乗務経験者 |
オマーン航空 Oman Air |
OAS | 高校 | 英語堪能 | オマーン | 独身 |
CA選考はできる限り早くから対策することが大切
CA選考というのは、できる限り早くから対策を行うことが大切になってきます。通常の企業の選考とは異なり、ある意味独自色が強い内容になってくるからです。代表的なものに、エントリーシートや履歴書の写真は笑っても良い、体を斜めに傾けて写るなどがあります。しかし、それはあくまで外側の話で、中身の英語力の部分でも早期の対策は必要です。なぜでしょうか。
TOEICは無限に受験できるものではない
TOEIC対策はなるべく早めに対策を行っておくことが重要になります。IPテストも含め、TOEICは無限に受けられるものではないからです。私自身、TOEICの点数が足りずに直前期になって焦っているCA志望の方たちを何人も見てきました。少しでも高い点数を取るに越したことはないのですが、できるだけ早くから対策をしておけば焦らずに選考に臨めると思います。
実際に募集要項等を見れば分かる通り、ほとんどの会社でTOEICのスコアを要求しています。しかも、そのスコアは『最低』という意味であって、そのスコアを持っていれば『即採用!』となるわけではありません。
目標点を設定し、準備を開始してから実際にスコアを取得するまで早くて3ヶ月〜半年はかかるかと思います。英語は一朝一夕で能力が向上するものではありませんし、突然できるようになるものでもないので、大学生や専門学校の方であれば少しでも低学年からTOEICの対策をしておくことをおすすめ致します。
CAは航空会社によってTOEIC要件のみならず英語面接もあるので要注意!
日系大手航空会社では、エントリーシートの提出後に英語試験が課されるほか、英語面接を行う場合もあるので要注意です。大手航空会社では、国際線も飛んでいますので、それを見越して入社段階である程度のスピーキングができるかも判断されています。
スピーキングの能力を担保するためにTOEFLや英検を受験するのも一つの方法なのですが、そもそも企業の人事は会社でTOEFLや英検を受験しないので効果的と言えず、やはりTOEICで700点以上を獲得しつつ、現実的には
面接と言っても、日常的なコミュニケーション能力をみるだけで、英検のように『街中に防犯カメラを設置することはプライバシーの観点からどうか』みたいな(実際に私が2級の面接で聞かれた)ことは問われませんので、上記のオンライン英会話で日常の会話を練習しておくだけでも全然違うと思います。
どのみち、英語は入社してからもやっていくと思いますし、仮に入社後に挫折してしまったとしても国際線に回されないだけなのでそこは気軽に立ち向かっていく気合いが重要です!
『CAになりたい』のか『その会社で働きたいのか』をしっかり考えよう
最後になりますが、客室乗務員の選考に当たってしっかりと心得ておくべき重要なマインドがあります。それは、『CAになりたい』のか『その会社の社員になりたいのか』をはっきりさせた方が良いということです。必ず、新卒でまだ働いたことが無い子は『ANAのCAになりたいんです!』『私はJAL派です!』のようなこと言います。しかし、本当に大手でないとだめなのでしょうか。落ちたらどうするのでしょうか。
基本的に何も考えずに、俗にいう『就職人気ランキング!!』のようなメディアの情報に踊らされている人は、ANAやJALのような『皆が知っている航空会社』で働きたいのか、『CAになりたい』のかがはっきりしていないケースが多いです。
CAというのは専門職であり、航空会社が違えど、やることは基本的に同じで『保安要員』としての業務が中心になります。そうなった時、盲目の大手ばかり目指すのではなく、本当に自分が輝ける場所、本当に自分が働きやすい場所というのをしっかり見極める必要があります(新卒の学生さんでそれができる人は少ないです)。個人的には、CAが本当にやりたいのなら、どこの航空会社であれ、受験しまくり、内定をもらったもらった会社でまずは頑張る、という行動に出た方が得策だと思います。
大事なことは『変なプライドはいらない』ということでしょう。航空業界はみんなで1機の飛行機を飛ばすという共同作業のオンパレードですから、いらないプライドなど、ただの足枷にしかなりません。
英語力もそうですが、日々、コツコツと努力しつつも、可能性があったら全力で掴み取る貪欲さも必要です。航空会社にこだわったり、青がどうだとか赤がどうだとか考えずに『プロフェッショナル』としての客室乗務員を目指しましょう。そうすれば、数年後には世界中で使える人材になっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日は『CA(客室乗務員)に必要なTOEICスコアは何点!?各エアラインごとの英語力要件と傾向&対策を航空業界にいる管理人が徹底解説します!!』というテーマでお話をさせて頂きました。今回は総集編として、日本国内のエアラインに留まらず、世界中のエアラインで要求される英語力について包括的にまとめてみました!
こうやってみると、やはりどの会社も『TOEIC』『TOEIC』『TOEIC』。。。
もちろん、英語力を証明するツールはTOEICだけではないのですが、現状はTOEICが圧倒的に利用されているというのは、紛れもない事実です。TOEICが英語力を測る指標として優れているか否かはさて置き、ここまで使われている以上は、TOEICに取り組まない理由はゼロです。
CAを目指している人は、統計的に国際学部関係の人が多いので、自ずとTOEICのスコアも高い人が多いのが特徴です。しかし、専攻が英語の人だけかというとそういうわけではなく、実に様々な学部・学科から採用されます。
応募資格のTOEIC550点・目標点となる700点は、国際関係の学部以外の一般的な学部の学生さんにとって多少難しく感じることもあるでしょう。しかし、コツコツと真面目に取り組んでいけば600〜700点というスコアは決して難しいものではありません。
本記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本記事で公開している各エアラインの募集要項及び給与体系等は、常に変動する可能性があります。必ずしも最新の情報ではない可能性があることにご注意下さい。また、採用選考にあたっては、必ず自分で最新の募集要項を確認して対策を行うようにして下さい。
【最後に】TOEICを頑張るあなたにオマケ情報!
TOEICは楽天ポイントで決済できるって知っていましたか?
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玄人はもうTOEICにお金を払わずに受験しているのです。
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