皆様こんばんは、管理人です。
TOEICに関して、少し前に記事を投稿しました。
昨今話題になっている新型コロナウイルスの影響により、第248回TOEIC公開テストの実施が中止される可能性が浮上したというものでした。『中止の可能性』がある旨のお知らせは2月21日に受験者宛にメールで届いており、当サイトとしてもいち早く皆様に共有していたものでした。
実施の可否の判断が直前になる可能性もあるとのことで、多くの受験者が首を長く、そしてドキドキと不安に駆られながら毎晩の夜を過ごしていたことかと思います。今回の受験に関しては、大学院入試が絡んでくる点や、新生活の節目ということもあり、『何が何でも受験したい』という人も多かったため、運営側の判断が非常に注目されていました。
そして、誰もが待つこと数日・・・。
結果は皆様もご存知の通り『第248回TOEIC公開テストは中止』ということになりました。騒ぎたくなる気持ちも分かりますが、起こってしまったものは仕方ありません。
TOEICは中止になったけれど、返金はされるのだろうか。どうしても受験したかったけど対処法は何かあるのかな?
本記事では、こんな疑問にお答えします。
第248回TOEIC公開テストは中止
さて、先程の冒頭部分でもお伝えしたように、第248回TOEIC公開テストは『中止』となりました。この事はTOEIC公式サイトにて、『公開テスト実施における新型コロナウイルス感染症対応について』というタイトルの元、2020年2月26日付けで発表がなされています。
以下は、TOEIC公式サイトからの引用です。
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会は、新型コロナウイルス感染の拡大状況を踏まえ、受験者の皆様の安全を第一に協議した結果、以下の公開テストの実施を中止することにいたしました。
・第248回TOEIC Listening & Reading公開テスト【2020年3月8日(日)】
・TOEIC Bridge Speaking & Writing公開テスト【2020年3月1日(日)】同テストにお申し込みいただいた皆様への対応につきましては、下記リンクより各テストの「重要なお知らせ」をご確認くださいますようお願いいたします。
第248回TOEIC Listening & Reading公開テスト【2020年3月8日(日)】中止のお知らせ
TOEIC Bridge Speaking & Writing公開テスト【2020年3月1日(日)】中止のお知らせ以下のテストにつきましては、現在、実施の可否を検討しております。中止となった場合は、メールまたは書面にてお知らせいたしますが、最新の情報は随時公式サイトにてご確認くださいますようお願いいたします。
TOEIC Speaking & Writing公開テスト/TOEIC Speaking公開テスト【2020年3月22日(日)】の実施について
第74回TOEIC Bridge Listening & Reading公開テスト【2020年3月15日(日)】の実施について受験者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
引用元:TOEIC公式サイト
私もこの中止に関してのメールが届いた時はショックでした。というのも、TOEIC2月は実施されないため、今回の3月の受験というのは年明けの1月から約2ヶ月ぶりの受験となるはずでした。それがこのように中止という結果に終わってしまい、非常に残念でなりません。
TOEIC公開テストの中止というのは、東日本大震災の直後に予定されていたテスト以来だということで、運営元としては、『勉強して準備していたかたには申し訳ありませんが、安全を考慮しての決定なのでご理解いただきたい』と述べているそうです。
そして、今回の国内最大級の英語資格試験の中止に関するニュースは各所で大きく取り上げられている状態です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英語検定試験「TOEIC」を運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は26日、3月1日と同8日に計18万人以上が受験予定だった公開テストについて、全会場で実施を取りやめると発表した。これ以降のテストに関しては、今後の状況を踏まえ対応を決めるという。
3月8日には、同協会で最も受験者が多いテスト「TOEIC L&R」の実施を予定。全都道府県にある計263会場で、約18万6千人が申し込んでいた。同1日には、初級、中級者向けの「TOEIC Bridge S&W」を予定し、東京都、愛知県、大阪府の計6会場で、約130人が受験予定だった。
受験予定者には、「TOEIC L&R」は今年5月以降、「TOEIC Bridge S&W」は今年6月以降のテストへの振り替えを案内する。進学や受験のためにスコアを必要としていた人には、申し込みしていたことの証明書を発行する。
引用元:TOEIC、全国で中止 3月に18万人受験予定 日本経済新聞
もちろん、私も残念でなりませんでしたが、そうは言っても『なにが何でも受験しなければならない』という立場にないので、『そうなのね』という感じであっさり諦めることができます。
しかしながら、前回の記事でもお話したように、やはり『絶対に受験したい』という層がいました。それが、大学生や就活生の方々です。
TOEIC中止により、大学生や就活生からは悲鳴の声
大学生や就活生の方は、大学院入試や企業へのエントリーシートが控えていることから、今回のTOEICを受験してそのスコアを関係各所に提出する予定だった方も多くいらっしゃると思います。
「ガスマスクを着けてでてもいいから受験させてほしい」「感染しても構わないので中止にしないでほしい」――。
この事態に困惑しているのが大学生や就活生たちだ。都内の大学2年生がこう言う。
企業によっては採用試験で、TOEICのスコアをES(エントリーシート)の足切りに使っているからで、『3月の試験でスコアを150点、200点ぐらい上げないと』などと頑張っていました。今のスコアだと就職希望先の会社は門前払いになってしまうため、IIBCに『受けさせてほしい』と電話した先輩がいるとも聞きましたね。それでなくても、今年は東京五輪で受験回数が少ないと聞いていたので、この中止はかなり痛い。大学院や他大学への編入試験を考えている人にとっても、TOEICのスコアは重要で、次回以降も中止となれば将来にも関わります
引用:Yahoo!ニュース
『ガスマスクを着けてでもいいから受験させて欲しい』というのは本当の発言なのかよく分かりませんが、感染するリスクを冒してでも受験したいという声があるのは当然の事態かと思います。
そもそもガスちゃうやん!笑
TOEICを全く受験したことが無い方にとっては受験する絶好の機会であったと思いますし、企業側から絶対に受験するように言われていた人も多かったかと思います。
極論から言ってしまうと、日頃から不測の事態に備え、十分な対応策を練っておくのが望ましいのですが、これについては後で詳述します。
TOEIC公開テスト中止に伴う返金の有無
さて、第248回TOEIC公開テストの中止が決まったということで、その後の対応が気になります。支払った受験料の返金はあるのでしょうか。
当局の対応については、公式HPでもご確認頂けます。
第248回TOEIC L&R公開テストにお申し込みいただいた皆様には、第250回TOEIC L&R公開テスト【2020年5月24日(日)】~第260回TOEIC L&R公開テスト(2021年4月)の間、ご希望の試験回にお申し込みいただける振替受験のご案内を、2月28日(金)にメールまたは書面にてお送りいたしました。
なお、団体(企業・学校)経由でお申し込みいただいた方につきましては、所属団体のご担当者様にお問い合わせくださいますようお願いいたします。
このように、『受験料の返金は一切しない』という方針であることがわかります。その代わり、第250回TOEIC公開テスト〜第260回TOEIC公開テストに申し込むことのできる『振替受験』で対応するということです。
受験料の返金→無し
ということになります。
おそらく、返金ができない理由としては、運営側の非が原因では無いことに起因するかと思います。しかしながら、振替受験ができない方(今後海外に駐在予定の商社マンとか)に関しては、一定数返金の需要もあると思いますので、返金の措置も取って欲しい所です。
振替受験について
先程もお知らせした通り、振替受験に関しては、
第250回TOEIC L&R公開テスト【2020年5月24日(日)】~第260回TOEIC L&R公開テスト(2021年4月)
にて振替が行われます。好きな時を選んで振替受験をしましょう。追加料金等も発生しません。
とはいえ、受験できるのは先の話です。『いますぐにスコアをなんとかしたい』という人は対処法を考えなければならないでしょう。代替案としてはTOEICIPが非常に有効です。
今回のTOEIC中止への対処法:代替案としてTOEICIPが非常に有効
結論から申し上げると、このような時こそTOEICIPが真価を発表すると言えるでしょう。IPはTOEIC公開テストと異なり、実施団体が各学校などの所属団体である為、実施するか否かの判断は各団体の裁量に任されています。
TOEIC公開テストが中止になっても、IPは実施する団体は数多く存在すると思います。なぜなら小規模だからです。
上記の記事でも解説していますが、IPと公開テストのスコアには有効性について明確な差は一切ありません。全く同等の価値がありますし、もちろん履歴書に記載することも可能です。
従って、どうしても就活・転職用にTOEICのスコアが欲しいという方は、一刻も早くIPテストに申し込みましょう。ただし、自分の所属団体がIPテストを実施していなければ不可能になります。大学生の方であれば基本的にIPテストは実施されているはずなので、生協に確認しに行くか、国際交流課等の実施元に確認をしましょう。
公開テストが受けられないような不測の事態にこそ、IPテストは真価を発揮するのです。
TOEIC中止に伴う今後の対応策
このような異例の事態に備え、我々ができることというのはなんでしょうか。
やはり、結論から申し上げると『日頃から受験しておく』ということになるかと思います。今回の中止措置に伴い、TOEICを受験できない人が多く存在し、その中でも大学生や就活生などが困っていることは周知の事実です。
しかし、『ふざけるな!』『受験させろ!』などと協会側に怒りを表すのはどこかお門違いであるような気がしてなりません。
就活や院試でTOEICのスコア要件が課せられていることなど、とうの昔に知っていたことであると思います。TOEICは皆さんもご存知の通り、年間10回も開催され、大学生の方などは学内でのIPテストの回数も考慮に入れると、相当な受験機会があったものと思われます。仮に今回受験できなくて文句たらたら言っているとするならば、それはその人の準備が足りなかったと言われても仕方ないでしょう。
何も大学生に限らず、社会人もそうですが、大事なことは『日頃から不測の事態に備え、日頃から準備しておく』この一点に尽きると思います。今後、東日本大震災のような天災や今回のような疫病の発生等、予測不可能なことは必ず発生するものと思われます。その時に、一定のスコアと受験経験があれば、落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
こう言った理由から、700点なら700点等、一定のスコアに達するまで受験し続け、それを達成しておくということが大事なのです。いつ、何が起こるのかわからないからです。
コロナによるTOEIC中止の件に関する問い合わせ先
最後に、今回のコロナウイルスによるTOEIC中止に関する問い合わせ先を共有しておきます。
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 IIBC試験運営センター
TEL:03-5521-6033(土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00)
何か疑問点等があれば、ここに電話をして質問しましょう。今回はかなりイレギュラーな事態ですので、各自で色んな状況があると思います。ネットですぐに解決しなければ直接運営元に問い合わせるのがベストです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日は『【悲報】新型コロナでTOEIC公開テスト中止が決定!返金の有無や対処法及び今後の対応策について徹底的に解説します』というテーマでお話をしてきました。
国際的にも刻一刻と状況が変化しており、対応策というのがその都度変わっています。今回のTOEIC公開テストの全会場における中止措置というのは、そうそうあることでは無いので、『あ〜貴重な経験ができたなぁ』くらいに思っておくのが一番だと思います。体験したくてもなかなか体験できないからです。
それくらい気軽に考えつつ、今できる英語の勉強をしっかりこなしていき、来るべき次回のテストに向けて着々と準備を進めていくのが良いかと思います。今後も当サイトと一緒に頑張っていきましょう!
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
【追記】第249回TOEICも中止が決定!そして返金可能に!!
皆さんこんにちは、管理人です。
補足情報として追記をさせて頂きます。この度、第249回TOEIC公開テストも中止が決定しました。それに伴い、第249回TOEICは『返金が可能』になります。
今後とも、当サイトを宜しくお願いいたします。