商品概要
【商品名】TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
【販売価格】979円
【商品内容】TOEICに極限まで特化した単語帳
【評価】S(英語学習において最大限に活かせる)
レビュー詳細
本商品はTOEICを受験されている方なら知らない人はいないと言っても過言ではない、超有名単語帳である『金フレ』の基礎固め編となります。TOEIC界のベストセラーである『金フレ』に関しては当サイトでも既にレビュー済みとなっています。
今回も皆様からの熱い要望にお応えして、金フレの弟分である『銀フレ』をレビューしていきたいと思います。発売の順序としては、まず先に『金フレ』が世の中に出現し、その後に初心者向け&TOEIC入門者向けに『銀フレ』が発売されたという流れになります。
絶対のバイブル「金フレ」に基礎固め編が登場!
最頻出にして最重要単語1000語を、頻出フレーズに凝縮。
毎回受験の満点講師が贈る「最短ルートで600点」。
全単語、フレーズの無料音声付き。
スマートフォン音声無料アプリ対応。
結果が出るから、売れています。
*「金フレ」とは『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』です。「金フレ」は大学生協9か月連続1位。TOEIC教材ランキング1位。累計77万部。(2018年1月現在)
◎内容◎
基礎の400語
頻出の300語
必須の200語
発展の100語
Supplement
1 設問に出る単語・表現
2 パート1重要語
3 注意すべき日常単語
4 前置詞・接続詞・接続副詞
5 部署・職業・専攻名
6 定型表現100
さて、2018年2月20日に『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』が発売されました。TOEICのベストセラーである『金のフレーズ』の基礎編ということで、下記の画像でもお分かりの通り、対象スコアがTOEIC300点~500点向けの内容になっています。
金のフレーズは世間では略して『金フレ』と呼ばれているので、当サイトでも以降銀のフレーズは『銀フレ』という相性で呼んでいくことにしましょう。
本書はかの有名トーイッカーであるTEX加藤さんが執筆されているわけですが、最初は金フレしか存在しませんでした。金フレの初心者バージョンが欲しいという読者の要望に答える形で銀フレが作られたのです。上記の引用にも記載してある通り、『金フレ』は大学生協9か月連続1位。TOEIC教材ランキング1位。累計77万部。(2018年1月現在)ということです。ただの単語帳という観点からすると、ここまで売れているのは本当に凄い事であると思います。
今や完全にTOEIC受験者の御用達の本となってしまい、Amazonの和書のランキング大賞でも上位にランクインしている単語帳です。
基本的な構造は金フレも銀フレも同じであり、単純に扱われている単語が簡単かそうではないかという違いしかありません。TEX加藤さんの書籍はあまりハズレが無い印象ですが、このシリーズはその中でも非常に良くできているものです。以下に理由を述べていきます。
まず、なんと言ってもTOEICに極限まで特化している点でしょう。基本的なコンセプトとして、TOEIC以外を目的として作られておらず『何がなんでもスコアを伸ばしたい』という方にうってつけである点です。英語力が伸びるかどうかはさておき、とりあえずはTOEICに頻出の単語だけがっつり覚えてしまえば、スコアも伸びやすくなります。ある意味戦略ですが、TOEIC初心者の方であっても、まずはTOEICに特化した単語帳をやってしまい、目標スコアを取ってしまったあとにゆっくり真の英語力を付けていくということが可能になります。
何度も言いますが、本書はTOEICに極限まで特化しているので、紹介されているフレーズがそのまま試験で出題されます。TOEICを受験する人にとっては、その単語帳の中でTOEICに出る単語が書かれているかどうかが非常に重要かと思います。特に就職や転職を控えている人や、社内の昇進要件で課されているスコアに苦しんでいる人は10点でも20点でも上げたいのが普通です。
見出し語だけではなく、実際は関連語や定形表現なども掲載されており、Part1から7まで幅広く対応できる構成になっています。あまり知られていないことですが、TOEICは問題がリサイクルして使われています。著者はTOEICをリピートし続け、出題された単語をしっかり記憶してメモしておくことで、良質な参考書となるのです。
私がTOEICの対策書を執筆する上で大切にしていることの一つは、実際の試験内容を反映した生きた知識を伝えることです。そのため、受験後毎回、試験会場近くのカフェ等を利用して、出題された単語や、正解につながる重要語句、印象に残ったフレーズ等をメモしています。そうしたメモに、試験後に得たネット上の情報等を加味、精査し、エクセルシートにまとめているのが「TEXファイル」と名付けた手作りのデータベースです。毎試験後に「TEXファイル」を更新する作業は、これまで一度も欠かしたことはありません。
TOEIC指導を本業にしている私でも、2時間の試験を真剣に受験すると疲れますが、一般の受験者にとってキーワードとなる単語、新たに出た単語を、毎回必死に記憶から絞り出し、「TEXファイル」として蓄積しています。
TOEICオタクのブログ
TOEICには、お決まりの典型パターンが存在します。例えば、下ネタ無し・上司の悪口無し・家族団らん等無し・アルコール無し・タバコ無し等です。この点、英検1級は人の悪口が出てくるので面白いところですが、完全にビジネスシーンに特化しているということです。新しいソフトウェアの導入や、プレゼンの準備などが出題されるのです。従って、どのような内容が出てくるのかを把握しているのであれば、リスニングで100%聞き取れていなくても内容を推察して答えを導き出すことができるのです。本書にはこのようなシチュエーションに特化しているため、単純な単語力アップのみならず、そのままTOEICの勉強をしているのと同じことになるのです。
次に特筆すべきポイントとして、価格が挙げられます。非常にリーズナブルな値段です。1,000円を切ってしまうこの値段でこの内容は安いといって良いでしょう。TOEIC本は正直売れるので、強気な価格設定が多いのですが、ここまで安いがゆえに大学生協でも売上1位なのでしょう。また非常に持ちやすいサイズ(17.2 x 10.7 x 1.4 cm)ですので、通勤通学にも最適です。何より、鞄が重くならずに済みます。管理人も電車の中ではしょっちゅう目を通しています。
勿論カバーは外して使っています。
このように、本書は最短ルートでTOEIC500~600点に到達するための本であると言えます。正直、内容は難しくないので簡単に1周目が終わります。管理人も1日で終了しました。勿論、何周もやることが前提ですが、かの手軽さは本書の強みでしょう。600点に行くまでは、まずはこの1冊の単語帳だけで十分と言って良いかもしれません。
このように、銀フレは、TOEICをこれから始めようという方やスコアが500点未満の方に突出しておすすめできる教材となっています。基本的に単語は易しいもので構成されていることから、初心者の方でも挫折することなく取り組むことが可能になっています。まずは銀フレでTOEICの基礎固めをしっかりと行い、その後に金フレでガッツリハイスコアを目指すというのが王道セオリーであると言えるでしょう。
以上より、当サイトの評価ではS(英語学習において最大限に活かせる)とさせて頂きます。