カナダで牛乳コーナーを見ていると、牛乳にパーセントが書かれていることに気が付きます。


はて…これは何が違うんだ…?
日本には様々な種類の牛乳がありますが、牛乳にパーセントが書かれていることは少ないのではないでしょうか。



日本では牛乳はブランドを見て選ぶけど、カナダではブランドのほかにパーセントの違いも重要みたいだね。
というわけで今回のテーマはカナダに来た日本人が不思議に思うことの1つ、カナダの牛乳事情!
この記事ではカナダに2021年から住んでいる私が、『カナダの牛乳、どう選ぶ?2%って何のこと?味や種類を大解剖!』というテーマで紹介していきます!
カナダの牛乳のパーセントごとの違い
カナダの牛乳の特徴
カナダのその他のミルクについて
それでは早速見ていきましょう!


カナダの牛乳の種類は?パーセントは何が違うの?


まずはカナダのスーパーの牛乳売り場を見てみましょう。今回改めて写真を撮ってみて気づいたのですが、なんだかとてもカラフルですね。
どこのスーパーも大体上の写真のような感じで、パッケージには大きくパーセント表示がされています。私がカナダに来た当初は、



これはいったい何のパーセントなんだ…?
と思って適当な牛乳を買っていました。(そもそもこれが牛乳なのかも定かではないまま買っていました(笑))
まずはこの違いを解説します。
0%(Skim Milk)
0%の牛乳はスキムミルク(Skim Milk)と呼ばれ、無脂肪乳のことを指します。日本語で「スキムミルク」と言うと脱脂粉乳のことを指すようですが、カナダでは粉末状にする前の液体の状態を指します。
体積あたり0.3%以下の脂肪分しか含んでおらず、カロリーが低くヘルシーな牛乳です。しかしその分「味が薄い」と感じやすいです。



牛乳の代わりとして料理に使おうと思うと、ちょっと物足りないかもね。
1%(Partly Skimmed Milk)
1%の牛乳は、Partly Skimmed Milkとされています。文字通り、部分的に脂肪を取り除いたミルクですね。日本語で言うと低脂肪乳にあたります。
日本の通常の牛乳には約3.6%~3.8%の脂肪分が含まれているので、脂肪分が1%というのはかなり薄味な気がしますよね。



日本の濃い牛乳に慣れてしまってる人にはまだまだ物足りないかも。
2%(Partly Skimmed Milk)
2%の牛乳も、Partly Skimmed Milkとされています。こちらは脂肪分が2%の低脂肪乳です。
この2%の牛乳がカナダで最も人気があります。カナダで一番飲まれている牛乳は、なんと日本の牛乳より味が薄いんですね。



この2%の味に慣れてしまったので、日本で久々に牛乳を飲むと濃くてけっこうびっくりします!
私はよく2%を飲みますが、さらっとしていて飲みやすく、それでいてちゃんと牛乳の味がする、という感想です。とはいえ1%も2%も、低脂肪なのでクリーミーさには少し欠ける感じがします。
3.25%(Whole Milk)


3.25%の牛乳は、ホールミルク(Whole Milk)と呼ばれています。日本の通常の牛乳に約3.6%~3.8%の脂肪分が含まれていることを考えると、この3.25%の牛乳が一番日本の牛乳の味に近いとされています。
カナダの牛乳の中では一番濃厚な味わいが楽しめる牛乳です。



日本の牛乳より口に残る重たさがあるかな…?後味はかなり日本の牛乳に近いと思います。でも、やっぱちょっと違う。
ラテを作る際にも、3.25%の牛乳はコーヒーの味に負けないのでおいしいと思います。
またこの3.25%の牛乳はHomogenized Milk (Homo Milk)とも呼ばれています。Homogenizedとは「均質化した」という意味で、Homogenized Milkは機械処理によって牛乳の脂肪球を細かく分解し、滑らかさとコクを出す処置をされたミルクということです。
カナダの牛乳の特徴は?味や生産地、容器について調査
さて、カナダの牛乳は日本よりも脂肪分が少ないので、日本人にとってはやはり味が薄いと感じる人が多いようです。



とはいえ私は牛乳好きだけど、2%のものでもあまり気にならなかった!
濃い味が好きな人は、3.25%のものがおすすめです。
また、カナダの牛乳はすべて抗生物質フリー(antibiotic-free)です。乳量を増やす目的などで使われる成長ホルモンの投与は、一切行われていません。



お隣アメリカでは成長ホルモンの使用が許可されているみたい。気になる人はカナダ産の牛乳を買おう。
スーパーではカナダ産のローカル牛乳がたくさん売られています。カナダ政府のサイトの2024年時点での発表(Canadian farms – agriculture.canada.ca)でカナダで酪農が盛んな地域を見てみると、ケベック州とオンタリオ州が突出しているようです。
この2州に限らずとも、カナダ全体で幅広く酪農がおこなわれていることが伺えますね。
そして最後に忘れちゃいけないのが、カナダの牛乳の容器について!


このように、日本と同じような紙パックのタイプや瓶のタイプもあるのですが…


4Lといった大量の牛乳は、このような大きなプラスチックのボトルに入っています。



こんな量日本の冷蔵庫には入らないのでは?というか使い切れるのかな?
これを買うときは重過ぎるので、絶対に車が必要です。ちなみにフルーツジュースもこの容器に入っていることがあります。
また、カナダの東側の地域では牛乳がプラスチックの袋(!)に入って売られているそうです。(バンクーバーなど西側では一切見たことがありません。)
カナダの公共放送であるCBCでも、この牛乳の容器の違いが取り上げられていました。短いのでぜひ観てみてください。
専用のミルクピッチャーに入れて保管するそうですが、これはなかなか衝撃的ですね。
カナダのその他のミルクの種類は?乳糖不使用ミルクまで!
最後に、カナダで見つけられる牛乳以外の様々な種類のミルクを紹介していきます!
チョコレートミルク


牛乳コーナーに売られているひと際目立つこの茶色のミルク。これはチョコレートミルクです。



日本だとこの量のチョコレートミルクってあんまりないかも?日常的に飲んでる人もいないし…
カナダでは子供を中心に人気の飲み物です。
私はこのチョコレートをシリアルに入れて食べていた時期がありますが、これは魔の飲み物ですね…カロリーお化けです…。気を付けてください…。(ちなみにカナダ留学で太ったなんて話をよく見かるたことがありますが、絶対にこういった飲み物や食べ物が原因の一つだと個人的には思います。)
またこのほかにもストロベリーミルクや、バターミルクなんてものも見つけました。バターミルクはお菓子作りやスープなどに使うそうで、そのまま飲むのはちょっとこってりそうですね…!
アーモンドミルク


牛乳コーナーでよく見かけるのが、このアーモンドミルクです。普通の牛乳に比べてカロリーが低く、ビタミンEや食物繊維が豊富ということで人気が高いです。
ただし砂糖が入った甘いアーモンドミルクはカロリーが高くなってしまうので、ダイエットや健康を意識している人は注意が必要ですね。
ソイミルク


日本でも人気の豆乳は、カナダでもソイミルクとして売られています。ブランドによっては、チョコレート味やいちご味などのフレイバー付きのものもあります。



カナダでは牛乳を飲まないベジタリアンやヴィーガンも多いから、ナッツ系のミルクは需要も人気も高いんだね!
他にも、カシューナッツを使ったカシューミルクや、ココナッツミルクも売られていました。
カフェでラテを頼んだ際も、牛乳を植物性由来のものに変更することができますよ。



ちなみに私は普通のラテよりソイラテが大好き…クセになる味。
オーツミルク


オーツ麦を原料として作られる、オーツミルクも人気が高いです。通常の牛乳に比べてカロリーは低く、食物繊維が豊富とされています。



私のカナダ人の同僚も、コーヒーには必ずオーツミルクを入れる!と言ってました。
日本でも人気の高まってきているオートミールはもちろんカナダでも人気で、栄養価が高く健康に良いというメリットが魅力的なようですね。
Lactose-free Milk(ラクトスフリーミルク)


牛乳のコーナーには、Lactose-freeと書かれている牛乳があります。Lactoseとは乳糖のことで、Lactose-free Milkは通常の牛乳が飲めない乳糖不耐症の人のための牛乳です。



少し飲んでみたことがありますが、普通の牛乳より甘ったるい感じでした。
カナダでは他にもDairy free(デイリーフリー、乳製品を使用していない植物性の材料で作られたもの)のチーズやヨーグルト、焼き菓子などが売られており、乳製品にアレルギーがある人でも食べられる配慮がされています。



味は本物とはちょっと違うけど、意外と普通に満足できる味。
カナダではチーズやバターを使用した料理が多いので、日本以上にデイリーフリーの類似品を作ることに力を入れているんだろうなと感じます。


また、カナダのスーパーでよく見かけるDaiyaというブランドでは、プラントベースのデイリーフリー商品を幅広く扱っています。ヨーグルトやチーズ、ピザなどの商品が売られていますが、これらはすべて乳製品不使用なんですね!
アレルギーがある方や乳製品が苦手な方はぜひ買ってみてほしいブランドです。
クリーマーの種類も豊富


甘いコーヒーを飲むのが好きな北米ならではかもしれませんが、スーパーにはたくさんのクリーマー(Creamer)が売られています。日本ではコーヒーフレッシュと呼ばれているようなものですね。



私は老人ホームで働いていますが、ほとんどの入居者さんがこのクリーマーをたっぷり入れてコーヒーを飲んでいます。ブラックで飲む人は数えるほどしかいなくてびっくり。
このクリーマーにもパーセント表示があり、たくさんの種類がそろっています。


アーモンドやオーツを使用したクリーマーもありました。小さいサイズでも売られているので、いろんな味のラテが家で簡単に作れて楽しいのではないでしょうか。
カナダの牛乳の価格は?相場を調査
物価が高いと言われるカナダですが、牛乳の値段はどのくらいなのでしょうか。
アメリカ生まれの大手スーパーマーケットで、カナダにも多くの店舗を構えるWalmartのサイトで牛乳の価格を見てみます。


日本の味に近いと言われている3.25%の牛乳1Lの値段は$3.04(日本円でおよそ350円)となっています。一方、日本の2026年2月時点での牛乳1Lの平均価格は266円だそうです。



やっぱりカナダのほうがちょっと高めだね。
ナッツミルクやラクトスフリーは、通常の牛乳よりも価格が高い傾向があります。オーガニックなものにこだわる場合は、さらに値段が高くなっていきます。
【まとめ】カナダの牛乳事情は日本とちょっと違う!


というわけで、『カナダの牛乳、どう選ぶ?2%って何のこと?味や種類を大解剖!』というテーマで記事を書きました。最後に一度、カナダの牛乳の特徴をまとめてみましょう。
- 日本みたいな濃い牛乳が飲みたい!→3.25%
- 迷ったらカナダの定番!→2%
- 脂肪分はできるだけ減らしてヘルシーに→1%もしくはスキムミルク(0%)
- 甘いミルクが飲みたい!→チョコレートミルクやストロベリーミルク
- 牛乳はちょっと苦手・アレルギー→ナッツ系ミルク、ココナッツミルク、オーツミルク
- 乳糖不耐症かも→ラクトスフリーミルク
牛乳なんてどこの国でも同じ!と思うかもしれませんが、実は意外と知らない違いがあるのです。そしてその小さな違いが、意外と大きな混乱を生じさせるものなんですよね。



最初は本当にどの牛乳を買えばいいのかわからなかったよ!
日本食は比較的簡単に手に入るカナダですが、さすがに日本の牛乳は流通していません。カナダで色々な牛乳を試して、ぜひ自分のお気に入りを見つけてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。一緒にカナダ生活を楽しんでいきましょう!














