長野えひめさんというユーチューバーがいます。
これが本名なのか、長野県にお住まいなのか愛媛県にお住まいなのかそのあたりは知る由も無いのですが、中卒かつ独学で英検1級に合格されたそうで、それを誰かに自慢したくて動画を作ったとのこと。
YouTube初投稿で40万再生以上されており、今後の英語学習業界に革命をもたらしてくれそうです。
本日は「長野えひめさんが中卒・独学で英検1級に合格!彼女が使った英単語帳や暗記方法などを解説します!!【YouTuber紹介】」というテーマでお話をしたいと思います。
YouTuberの長野えひめさんが中卒・独学で英検1級に合格
まずなかなかのキャッチーなコピーですよね。
今の現代日本社会において「中卒で~」というタイトルは目を見張るものがあります。私がここでごちゃごちゃ言っても仕方がないので、まずは上の彼女の動画を見てもらうのが一番良いかと思います。
「中卒・完全独学・留学経験等一切なし」で英検1級に合格されたと報告されています。受験自体は3度目での合格になるそうです。一次試験で一回落ちて二次試験で一回落ちているとのこと。
動画内では、高認も取って、通信制大学に入学したとおっしゃられているので正確に言えば現時点では中卒ではなく高卒になるかと思います。大学も無事卒業できれば大卒になります。通信だとか、課程は関係ありません。
6月の時点で40万回以上の再生数を誇っており、YouTubeでの検索予測にも長野えひめさんが出てくるレベルの反響っぷりです。
現在は20代後半で派遣で事務職をしているとのこと。英語スクールに行ったり、英語コーチングに高額な料金を払ったり、外国にもいかずにこの快挙を達成したのは本当に素晴らしいことであると思います。
すごすぎて震えるレベル・・・
ただ、もともと洋画や洋楽が好きで、海外の文化には興味があったそうです。英語の勉強を始めた時は21歳の時だったそうです。ある日衝動的に英語を勉強しようと思って、中学校の参考書を買って取り組んだそうです。
Be動詞って何っていう状況から勉強を始めたそうで、すごいですよね。
また、英語圏のネット掲示板にも入り浸っており、暇があったら掲示板を見たり自分で実際に英語を使って書き込んだりしてコミュニケーションを取っていたとのこと。行動力がやばいです。
英検1級の受験にあたって、中学英語から含めて高校文法も合わせて全部で10冊くらいはやったとのこと。
一度20代前半の頃に大学受験をしようと思って、センター試験を受験されたそうですが、結果的に落ちてしまったとのことです。しかし、驚くべきポイントがここからです。
何と英語は185点取得できるレベルになっていたとのことです。
東大も狙えるやんけ!!
努力の塊ね!
昔はセンター試験というものがあり、いわゆる共通一次試験なのですが、200点満点中185点ということで、単純に9割以上取得できていることになります。これがどれくらいすごいかというと、難関国公立も全く問題なくなってくるレベルであると言えます。
勉強法も相当正しかったのでは、と思われてなりません。
その後、英語資格を取得しようと思って英検準1級に挑戦し、無事合格されたとのこと。次に英検1級に挑戦し、まずまずの結果だったので「対策すればできる!」と確信し、勉強に励まれたそうです。
長野えひめさんの英単語学習方法
英検1級も準1級もそうですが、しっかりとした英語力が身に付いていれば後は難単語を覚えていくことが重要になってきます。尚且つ、単語セクションが割と鬼門になってきます。
実際に長野えひめさんはどのようにして英検1級の難単語を覚えたのでしょうか。実際に一番単語学習には力を入れたと語っておられます。Weblioの単語テストで12000~15000くらいの単語力があるそうです。
書き覚えノートで書いて単語を暗記
何度も書いて覚えるという手法は結構英語学習業界においてはタブー視されていますが、私個人的にはおすすめしている方法です。当メディアでも何年も前からこの有効性を伝えてきました。
主にアウトプット形式で、単語を隠しながら右側に書きなぐっていくという方法です。動画内でも楽な方法ではないと言っていました。
なかなかこの方法を試してくれる人は多くないので当メディアとしても嬉しい気持ちでいっぱいです。
最初は高校生のターゲットで一番簡単な1200‐1400、1900、熟語とステップを踏んでやられたとのこと。
準1級までやれば大体大学受験も対応できます。
過去の私の経験としても、現役で東大に受かっていく子たちは準1級も合格できるようなレベルと思ってもらえれば大丈夫です。
単語学習の最強版「でた単」
知っている人は知っている「でた単」というアプリ。
これを使っていたようです。一般的に単語帳というとパス単が有名かと思いますが、パス単には存在しない、でも実際に出題された単語が乗っており、正に神アプリと言ってよいかと思います。
音声もついているので、耳からも聴覚情報としてしっかり記憶することができます。
実際にやってみると面白いのですが、単語クイズみたいになっており、ゲーム感覚で取り組むことができます。
長野えひめさんが実際に使用していたテキスト・参考書
長野えひめさんが実際に使っていたテキストをここでも紹介します。全て英検の受験においては一般的なもので、特に奇抜な参考書があるわけではありません。真っ当な努力をされたのだと思います。
出る順パス単書き覚えノート
書いて覚えるタイプの参考書です。上記で解説した通り、当サイトでもおススメの方法です。
速読英単語
「速読英単語」を音読しているうちに読解力がついていたとのこと。
受験業界ではこの単語帳も非常に有名ですし、私も過去取り組んだことがあります。ただ、上級編はいきなりやるとかなり難しいと思いますので、まずはその下の必修編から取り組んだ方が良いかもしれません。
英検1級英作文問題完全制覇
こちらの参考書も後ろについているモデルエッセイ30題を2回書き写して3回音読したとのこと。
時間がなかったと言っていますが、これだけの量をやりこめばかなり英作文能力も付いていたのではないかと思われます。
ジャパンタイムズのものはどのシリーズも質がいいイメージです。
特にビジュアル的にしっかりと整理整頓されており、イラストの配置等、様々な観点から「見やすい」参考書・単語帳だと思います。
当メディアでも過去に参考書をレビューさせて頂きました。
こちらも英検1級に十分に対応できる単語帳になります。発売当時は国内最速レビューとなりました。
超上級編もあります。これだけ覚えれば英検1級も怖くないはず!!
英検受験においては参考書の使い方も大事
ちなみに私は参考書のカバーは買ったら即外す人間です。
長野えひめさんは非常に綺麗に使われていますよね。私には綺麗に使うのはちょっと難しく、結構すぐしわくちゃになってしまいます。
この辺りは賛否両論あると思いますが、皆さんは好きな方法を選べば良いと思います。実際カバーを外してしまうことで、本自体が味気なくなってしまい、モチベーションが低下する人も中にはいるそうです。
確かに、かっこいい表紙があった方が「やってる感」は結構ありますよね。
長野えひめさんの英語チャンネルは努力の大切さを教えてくれる優良チャンネル【英語学習に中卒とか関係ない】
長野えひめさんの発信から学べることは非常に多くあります。
それは、言語学習において学歴など何の価値も持たないということです。中卒だろうが、東大院だろうが、「コミュニケーションツール」としての英語を前にしたとき、アプローチ方法は何も変わりませんし、得られるものも同じです。
所詮、ツールでしかないからです。
英語系ユーチューバーはハイレベルばかりという意見も
今の英語系ユーチューバーの皆さんは本当にレベルが高い方々ばかりで尊敬するのですが、その反面、「レベルが高すぎてついていけない」という声を多く聞きます。
ただ、長野さんのような方が積極的に発信を行ってくれることで多くの人の希望になり得ます。
ちなみに、私は英検5級を受験した時に見事クラスで一人だけ不合格になった過去があります。
あれから長い年月が経過していますが、あの不合格があったからこそ、英検も頑張ろうと思えたのです。無駄ではありませんでした。
できない人の気持ちがわかる人が一番発信に向いている
英語学習に関する発信者はどういう人が良いのでしょうか。
色んな意見もあるかとおもいますが、私はできない人が努力してできるようになったパターンの方が圧倒的に価値が高いのではないかとおもいますし、色んな人の参考になるのではないかと感じます。
確かに、生まれつきバイリンガルで何も問題なくコミュニケーションが取れるのはそれはそれで非常に素晴らしいことなのですが、その過程であったり、どのようにして階段を登っていけばよいのか、という部分がどうしても説明できなかったりします。
英語講師も英語コーチもそうですが、着実にステップを踏んできた人に重きを置いて各社採用を行っているような印象です。特に英語コーチング業界では帰国子女は採用されることはほとんどないと言われています。
今後、このような方が増えて頂きたいですし、当メディアも頑張っていこうと思わせて頂きました。
長野えひめさんはその後TOEICも受けてみた
その後、TOEICにも挑戦されたということです。
結果は890点だったとのこと。
英検1級に合格していれば今後対策次第でTOEICも900点を超える日も近いと思います。
今後に期待ですね!
各大学生でもこれくらいの英語力しかないので、この点、もう大卒レベルの英語力は十分にお持ちなのではないかと思う次第です。
大学院に進学しようとも、そんなに変わりません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「長野えひめさんが中卒・独学で英検1級に合格!彼女が使った英単語帳や暗記方法などを解説します!!【YouTuber紹介】」というテーマでお話をさせて頂きました。
何度も言いますが、英検1級合格に当たっては相当な努力をしてきたと思います。
今後は、1級に関する話題のみならず、TOEIC関連の話題であったり総合的な英語学習の発信をしてほしいなと感じます。勿論、本業のお仕事等もあるでしょうから、なかなか沢山動画作成をすることはできないかと思いますが、これだけ注目が集まっているのですから多くの方の参考になるのではないかと思います。
特に昨今のYouTube界隈は、基本的にもともと優秀であった方が発信しているケースが多く、なかなか「再現性」という点において一般人に受け入れられるものはそうそうないと思います。
こういった点から、非常におすすめできますし、何より視聴者の方々のモチベーションアップに繋がると思いますので今回当メディアでご紹介させて頂きました。
本記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。